シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と灰の狼 (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年3月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041002223
作品紹介・あらすじ
「妖精を見習いとして工房に入れ、職人として仕込み育てよ」ハイランド王国が揺るがす王命。神聖なる砂糖菓子作りに、人間が使役する妖精を参加させようというそれに、職人達は浮き足立つ。一方で、銀砂糖師アンにはもう一つの命令が。それは、妖精を売り買いする妖精商人の長レジナルドに、協力を要請すること。しかし冷酷非道な「狼」と呼ばれる彼は、とんでもない取引を持ちかけてきて!?危険なお仕事バトル開始の第八弾。
感想・レビュー・書評
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銀砂糖妖精編2巻、通巻8巻。
狼と呼ばれている妖精商人の大本締めレジナルドと交渉することになったのだが、狼はとんでもない物を交渉の場に持ってきた。そのため、ダウニング伯爵までもが出てくる事態となり、国の災いの元を力で絶ちたいダウニング伯爵と、不満を力で押さえつけてもいずれ綻ぶと考える砂糖菓子職人チームでぶつかり合う。
いつもながらに、慣習に潜む差別を変えていくという大問題があっての物語展開で、話を楽しみながらも考えさせられます。キースが、実に誠実な恋を提案していて、登場したてのころ胡散臭さ~と思っていて、ごめんなさい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラファルが生きていた、、、⁈
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銀砂糖妖精を育てること。
銀砂糖子爵を始めとするルルの最後の弟子たちの想いと、
同じ砂糖菓子職人でありながら
妖精は、自分たち人間が使役するものだという常識から
なかなか工房へ見習いとして妖精を入れることに難色を示す各工房。
唯一、ペイジ工房だけが、
シャルやミスリル、ノアとの交流があったためか、
柔軟な態度を示しているのみ。
銀砂糖妖精の素質があるものを効率よく探すため、
妖精商人と交渉すべく、
灰の狼と仇名するギルド長の元へ赴くアンたち。
そこで出会ったのは、再びのラファル。
ただし棺のなかで、眠っているのだが……
ほら〜!やっぱりしんでないやん〜。
憎まれっ子世にはばかるて言うやん。
シャルは人間王に対して妖精王だと名乗っちゃったわけで
てことは、ラファルとはまた対決することになるでしょうね。
そうこうしてるうちに、もうひとりの兄弟石も登場し、
これで役者は揃ったのでしょうか。 -
毎回どうなるのかドキドキします。
アンたちだけでなく妖精に優しい人も、人が好きな妖精もいるのだと描かれていたエイミーのお話良かったです。 -
大事なものを取り戻せた後のストーはどう生きるんだろう?
今の地位を使って幸せを目指すようになるんだろーか
ダウニングの危惧もわかるし、正解は未来の人しかわからないんだよね
そしてエリルが鍵になるのね -
交渉回。好きで妖精を痛めつけてる奴なんていないんだよ、自分たちの生活と安全のためなんだ、という主張が飛び交っていた。
ヒュー初登場時、なんだこいつと思ったが、彼はただのイケメンだったようだ。年を取って、うまいこと成長できればアンも彼のようになれるだろう。
金剛石つよそう。 -
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