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- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041002308
感想・レビュー・書評
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「北関東のど田舎で毎日うだつの上がらない生活をループしているオレにとって、ロックの熱さはおやじの説教みたいで重苦しく感じられたし、ポップスの甘さは遠い幻想の国の夢物語だった。ヒップホップは、出口の見えない単調さの中で息をするだけのオレにすっぽりとはまった」
ヒップホップってまさに空虚であったり単調であったりする生活のリズムにもピッタリ当てはまるなと思う。ただ、別にそれは自堕落な生活を反復させ続けることを肯定してくれるということだけを意味しているのではなくて、その反復するリズムこそが加速度的に何かを生み出してくれそうな気がするというか。
ロックやポップのメロディーでは流れてしまいそうな”力”が、HIPHOPのループの中に閉じ込められて蓄積されて、それがいつか噴出するんじゃないかというような幻想がHIPHOPにはあるんじゃないかな、と。HIPHOP好きとしてはそういう感覚がある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本屋で適当に手にとってみたが、期待以上におもしろかった。解説まで読んでいて面白かった本は久しぶり。冒頭から笑える。映画見てみたいと思った。