特等添乗員αの難事件II (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041002452

作品紹介・あらすじ

閃きの小悪魔が、公私ともに絶不調に!彼女は危機を超えられるか?
αシリーズ第2弾!!

感想・レビュー・書評

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  • 特等添乗員シリーズの第二弾。
    ラテラル・シンキングの才能を開花させた浅倉絢奈の才能がそれを使いこなすまでの物語。
    自分の姉・乃愛との関係性、那沖との恋の行方などの人間関係の再構築やまだ感覚的にしか出来なかったラテラルシンキングの才能を発展させていくというプロセスを描いていて姉妹作の万能鑑定士シリーズとはまた違った印象を受けた。乃愛が今まで軽蔑していた絢奈がラテラルシンキングで解決していくところを目の当たりにしたり那沖の言葉により絢奈に対する価値観を改めていき、2人の関係を認めていくところがとても面白かった。
    那沖の市民感覚のズレや不器用な思いにヤキモキさせられたが、マカオで絢奈を信じて送り出したところがとても思った。そして最後の那沖の両親が直接浅倉家に訪問したシーンは笑いながらも、関係性が大きく進んだのだなぁと思いました。
    彼女のラテラルシンキングも最初は直感が中心で、こっそり忍び込んだ強盗団の正体を暴くことが出来なかったが、能登のアドバイスを受けながら思考を磨いていく。そして、暴力団を相手にハッタリをかませつつ事件を解決していく所がとても面白かったです。
    この後のお話がどんな形で進行していくかが楽しみです。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
    浅倉絢奈:花澤香菜
    壱条那沖:小野賢章
    能登廈人:銀河万丈
    儒瀬樹里:種崎敦美
    浅倉乃愛:悠木碧
    浅倉和葉:ならはしみき
    壱条凌真:田中秀幸
    壱条真尋:島本須美
    樫村倫太朗:仲村宗吾
    根橋博文:伊藤健太郎
    成島朋花:河野ひより
    深町龍生:木下浩之
    笠岡勇貴:保志総一朗
    チャン・ユーリャン:大久保瑠美
    久世高志:間宮康弘
    悠衣:相羽あいな
    鳥羽泰誠:松風雅也
    泉谷:若本規夫

  • 水平思考ーラテラルシンキングの持ち主朝倉絢奈が主役のシリーズ第二段。
    ラテラルシンキングとは既成概念や固定観念を取り払い物事を多角化する考えを持つこと。

    今回はそれが強みなのに序盤の仕事のミスや恋人と上手くいかず絶不調に陥る。
    絶不調になり終盤までそうなのかと思いきや中盤でしっかり復活。いつも通りラテラル絶好調になる。

    ギクシャクしていた姉との関係もとある事件を気に修復。
    前回よりも絢奈がより成長していた感じである。

    数字に弱い自分には数字の雑学は頭を整理しないとさっぱりだった。
    UNDで始まりUNDで終わる英単語はそうか!て感じだった。
    次も気になるシリーズ。

    英単語の正解





    UNDERGROUND

  • ラテラル・シンキングの絢奈が添乗員として、数々の難問を解決して行くシリーズ第二弾。
    第一弾では、絢奈の突飛な発想に感嘆したが、第二弾ではいささか停滞気味で、ちょっと残念。

  • 姉に借りた本②

    能登先生は最後まで魅力的でしたな( ̄▽ ̄)ぜひ、私も教えを乞いたい。
    マカオのくだりは、My父の観光旅行写真と被る部分があったから、想像しやすかった。
    土地勘が無いと、観光の場面出て来ても頭に残らないものだね。
    あやなと乃愛のラストはジーンときた。

  • 【2023-049-1652】図書館より。

  • 仲直りができたのかな?

  • お姉ちゃんよりも機転がきくのが、明るみになった巻。

  • ラテラル・シンキングできるの羨ましい。
    Qよりαの方が好きかも。

  • 姉妹関係が変わっていくのが良かったです。香港での逮捕劇が面白かった!ラテラルシンキングは日常で使えると感じました。

  • 毎回同じ感想になってしまうが、あり得ないことを普通にあることのようにあっさりと作品にしてしまう
    しかも次のページを早くめくりたくなる
    松岡圭祐といつ作家よ素晴らしさを改めて感じた

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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