ダブル・ジョーカー (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003282

感想・レビュー・書評

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  • D機関に対抗するように陸軍内部で作られた、もう一つの諜報機関。
    どちらが生き残るか…
    表題作が面白い!

  • やっぱり滅多なことでは表舞台に出て来ない結城中佐、かっこいいいい!でも、出し惜しみしつつ、ちゃっかり美味しいところは持っていきます。そんな中佐の勿体ぶったような登場の仕方が…好っきやねん…←

    中佐単推し(笑)の私のお気に入りはもちろん、表題作です(^p^)相手を飄々とやり込める中佐が凄く素敵なのです…
    あとはやっぱり、中佐の現役スパイ時代の「柩」でしょうか。敵方の手に落ちて拷問を受けるだって⁈ごちそうさまでーす!←
    と思わせて置いて、やっぱり中佐は若くても中佐なのでした←

    その他の作品は、結城中佐の部下達の活躍っぷりと、その影に見え隠れする中佐のラスボス感をたっぷり楽しむという、前作同様の短編集です。ここまでライトに読めるスパイ物ってないんじゃないかなあ。と思ったけど、そういえば私、スパイ物読んだことほとんどなーい\(^o^)/←←

    時代が徐々に太平洋戦争に近付いてきたのがちょっと気になりました。
    いざアメリカとの戦争始まったら、日本人は敵国で諜報活動ってできないよね、多分。戦時真っ只中の結城中佐の動向がとても気になりました。
    どっちかというと、戦争真っしぐらの軍部とは距離を置いて、停戦or終戦に尽力しそうだよね。っていうのは、夢見過ぎかしら…。見過ぎだな…。



    「躊躇なく殺せ。潔く死ね」
    結城中佐率いる「D機関」の存在を疎む軍部の意向で、もう一つの諜報組織「風機関」が設立された。エリート軍人のみで構成された風機関のメンバー達は、任務遂行の為なら自死も厭うべからずと教育されていた。
    そんなある日、D・風両機関に、同じ任務が与えられる。D機関を失墜させるチャンスに、風のメンバーは意気込むが…。

  • あっというまに読み終わった第2弾。3巻目は単行本買ってしまいそう。表題作は、ライバル機関がでてきての戦いだったけど、そこは結城中佐率いるD機関。あっぱれ!柩もすごくよかった。今度はもっと昔の結城中佐のお話も読んでみたい。

  • 「ジョーカー・ゲーム」の続編。
    前作も丁々発止のやり取りにディテールや時代の雰囲気にも感心したけれど、今回は“風機関”とかモスクワのスパイやらナチスなど対抗馬が出てきたため、それらを出し抜くD機関の鮮やかさが目立ち、またまたなかなか楽しめた。

  • ライバル的立ち位置の集団が出てきたので期待していたが、対抗勢力になり得ないレベルだったので、ちょっと残念だった。

  • 面白い

  • 3.0

  • シリーズ二作目。
    ジョーカーゲーム同様、スッキリ気持ちよく読める。

    スパイ刈りや二重スパイも登場。
    結城中佐の現役時代の話も登場。
    あー、しかし第二次世界大戦へ…

  • 小説のジョーカーゲームにハマってアニメ、漫画と一通り履修しました。数年経ってこちらの作品を図書館で見かけて手に取りました。短編集。D機関というスパイ組織とその構成員の一人が登場人物となってストーリーが展開していくというのが一貫していますが、それぞれ舞台が世界各地と異なるため主人公に感情移入しながら読むとさながら自分もスパイになった気分で没入できます。

  • ジョーカーゲームの続編。前回と異なり4/5はD機関周辺から見た物語。今回も面白かったが前回ほどの昂奮はなし。

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著者プロフィール

一九六七年生まれ。二〇〇一年『贋作『坊っちゃん』殺人事件』で第十二回朝日新人文学賞受賞。〇八年に刊行した『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞をダブル受賞。他の著書に『象は忘れない』『風神雷神』『二度読んだ本を三度読む』『太平洋食堂』『アンブレイカブル』などがある。

「2022年 『はじまりの島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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