- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041003305
感想・レビュー・書評
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会話が素敵
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これも好き
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「クジラの彼」と同様、自衛官の恋愛を題材にした短編集。
書名に「昔」とあるし、表紙に草履の絵があるので、江戸時代とかそのへんの話か?と思ったが、まったくそんな事はない。
現在、20代自衛官の両親の話が出てくるぐらいなものだ。
短編といっても、有川浩の一連の自衛隊に関する小説を読んでいると、あまり短編って感じがしない。
登場人物が、他の作品で出てくる事も多いからか。
かといって他を読んでないと楽しめないわけでもない。
そりゃ、前後関係が深読みできるので読んでる方がより楽しめると思うが。
ここに登場する自衛官の人達ってとても魅力的だ。
というか有川浩が書く自衛官は全員魅力的なんだが。
男性も女性もね。
で、実際はどうなんでしょう?
自衛官の知り合いが居ないのでわからんのです。
もう随分前の話(30年ぐらい前)になるが、浜松駅北の板屋町にTAKIってサーフショップが有って、その2階がライブBarだった事がある。
そこで演奏させてもらった後、そのままそこで打ち上げをしたんだけど、その中に自衛官の人が居た。
打ち上げと称する合コンみたいな場になったのだが、その自衛官はとても控えめで爽やかで女性陣の人気を独り占めにしていた覚えがある。
でも、別に嫌みはなかった。
ただし、バンドマンみたいなフーテンの私にとっては、その爽やかさがとても羨ましかった訳だが。
そこでの思い出で違う話。
そこに、外人男性も混じってたんだが、そいつとの会話。
「Youは何をPlayしてるんだ?」
「MeはエレキBassだ。」
「What's "エレキ”?」
「これだよ。」
「それは、Electric Bass ね。Electricを”エレキ”とは言わないよ。チッチッ。」
ってな事があって、なんだこいつ!と思った覚えがある。
もう随分前の話なので、うる覚えだけどね。 -
こそばゆい、面白さ。
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有川浩節炸裂って感じの……!なんともいい塩梅の甘さ!ときめき!これを求めていた!
有川浩作品の男女の会話って、なんか「いい」んですよね。距離感というか言い回しというか。
自衛隊ならではの、一般職とは異なる悩みを抱えつつ、やっぱり『自衛官だって恋をする』作品でした。 -
久々の有川作品。 いくつになっても、この胸キュンする感覚っていいなぁ。あとがき読んでて知ったんだけど、これ自衛隊ラブコメシリーズ第二弾だったんだ。 第一弾の「クジラの彼」も積読本にあるわ。 寒くなるこの季節、こういう胸キュンするラブコメいいよね。 近々読もっと。
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かっこいいな、登場人物全員が。
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「軍事とオタクと彼」「ダンデライオン」が良かった
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こんなにライトな文章で、確かに頬が緩んでしまうほどラブコメなのに、すごくかっこ良くて、すごく清々しさがあって、自衛隊に詳しいわけではなかったのに、読み終わったら自衛隊の国防に対する誇りや強さ、そして大変さや苛酷さをバネにして日々を励む勇ましさが、身に染みるほど伝わってきた。この短編集は自衛隊の広報関係の話が多かったようだけれど、自衛隊のことを一般の人に紹介するというのが広報の役割のひとつだと書かれていた。それならば、有川浩さんの小説もまたそんな広報の一端を担ってると思う。所々に自衛隊の厳しい面を覗かせながらも、こんなにも楽しくまたは身近に彼らの日常を感じさせてくれるのだから。