デ・コスタ家の優雅な獣 (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年6月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041003640
作品紹介・あらすじ
超内気な少女ロザベラは、天涯孤独の身。思いがけず、名家「デ・コスタ家」に引き取られた彼女は、従兄を名乗る3兄弟、腹黒インテリ系長男エミリオ、無愛想な毒舌家次男ノア、やんちゃな問題児三男ダリオと出会う。なんと彼らの正体は、裏社会を牛耳る一大ファミリー!とまどうロザベラは、一族を存続させるため、3人のうち誰かと結婚して子を産むよう告げられて…!?美しくも危険な獣たちとのラブゲーム、スタート。
感想・レビュー・書評
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マフィアのファミリーになる少女小説。
子リスちゃんみたいな女の子がファミリーに引き取られ、マフィアの女へと変化していく過程にシビれる。
3兄弟との関係が乙女ゲームを彷彿させるので、乙女ゲーマーにもおすすめ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
去年BL小説読むと決めたので、今年はラノベ・少女レーベルも読もうかなと思って1冊目。マフィア!少女!3人の兄弟と結婚!?大好き!(マフィアものが)頭のなかで、ずっと声優を考えていました。
それだけキャッチーなキャラなんですが、おどおどロージーが、意外にも冷静に考えて物語を進めていってくれて、最後には「悪い子に、なっちゃう」……!マフィアに染まっていっちゃうのたまらない。
あらすじには赤文字で「ラブ・ゲーム」とありますが、全然ラブじゃない…近親好きにはたまらなかったです。 -
今まで、それなりに少女小説を読んできましたが……。なんとまぁ(笑)
ここまで
「メディア展開しやすそう!」
「むしろして欲しい!」
と思ったものは初めて。
マンガ、アニメ、ゲーム。
なんでもできそうです。
特にゲーム化。して欲しいと、激しく思いました。
なったら絶対乙女ゲームだろうけど(笑)
なにがなんでも、エミリオを攻略してみたい…!
主人公も可愛いです。
おどおどして、小動物みたい。
彼女の成長を
ずっと見守りたいです(*´∇`*) -
周りは姫と花嫁ばかりだが
少女向け作品の題材として男を惑わす悪女ものも昔からの有力なひとつ
いかにも半分素人の粗雑な作品のなかにあるだけに
本作や『FLESH & BLOOD』のようなまともな小説を作るひとが
なぜか混ざっているのが却って異様な気がする
中身はやや定型すぎるがまっとうな少女の冒険小説として適当なつくり
舞台の題材にたいしてやや仕掛けの装飾(ハッタリ)不足が弱点 -
マフィアの家に引き取られた内気な少女の成長物。
内気というより暗い印象の主人公で、もうちょっとはきはきしてくれると嬉しいなと思いましたが、結構動けるし頭の良い子なので、成長に期待したい。
周りの男性陣が癖がある人ばかりなので、その分恋愛色は薄めです。 -
昨今の少女小説の流れを逆行するように、非常にシリアスな異能マフィアものとなっているこのシリーズ。今ではなかなか見かけない硬派な雰囲気が魅力だし、個性豊かな三兄弟も楽しいです。好きな人は好きだと思うのですが、わたしには合わなかったかな、という印象です。私が少女小説を読むときに、こういった要素をあまり求めていないからでしょう。沢山張り巡らされた伏線にも、あまり興味を惹かれるものがなかったりして、たぶん自分では好んで続きを読むような小説ではないかな、という印象です。3兄弟のキャラクターは素敵だと思いました。
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駆け引きを学んでマフィア崩壊を目指す気の弱い女の子と、そのマフィア幹部である美しい兄貴たちの話。
裏切り、裏切られ、最初はどうなることかと思いましたが、なんとか完結。
主人公がだんだんと悪の道に染まっていく姿が魅力的。リカルドもっと出番あればいいのになぁ。 -
期待以上に面白かった!表紙ほど逆ハーじゃなかったけど個人的にはこれぐらいでいい感じ。ロザベラの口調がちょっとイラッとするとこがあったので今後マシになればいいな
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カズアキさん目当てで購入。
誰かと結婚して子供を産んでほしいといいつつ、乗り気なのが一人しかいない…。
家業も兄弟関係もゴタゴタしていきそうな雰囲気満載で次巻に。 -
喜多さんはヒロインを甘やかさないよなぁ。
ただの逆ハーレムで終わらせないところがまたいい。
可愛い子に旅をさせまくり。
伏線もたくさん張ってあるしこれは面白い。