RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた (角川文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003701

作品紹介・あらすじ

RDG レッドデータガールとは絶滅危惧種の少女。
絶滅の恐れのある一定種の野生生物をレッド・データ・リストとして指定し保護するシステム。もしそれが野生生物だけではなかったとしたら……!?

『空色勾玉』の荻原規子氏が描く現代ファンタジー、RDGシリーズ第3巻が文庫化!
文庫3巻の発売に合わせて、キャラクター原案:岸田メル、P.A.WARKS制作によるアニメ化が発表されました。

感想・レビュー・書評

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  • 泉水子、成長してきたね~!
    修学旅行で東京に行くのがやっとだったのに、生徒会の合宿が行われる真響、真夏の実家がある戸隠に自ら「行きたい!!」と言うなんて♫
    彼女の成長に目を細めるばかりです(*^^*)

    戸隠でも一波乱あるのですが・・
    紫子さん、登場!なんか、かっこいいなぁ。

    深行との関係が少しづつ縮まってる感じがなんだか微笑ましいし、
    深行のツンデレ度、いい感じ♫全く気付かない泉水子もかわいいなぁ。

    この本を読むと近所のおばさん化してしまう自分がなんとも・・・(>_<)

  • なんだろ・・・。
    色々とこんがらがってきて分からなくなってきた。


    複雑・・・。
    真響(まゆら)の提案で長野へ合宿へ行くことになれば、そこで真澄(ますみ)が暴れてしまって・・・。


    内容は面白いけれど、「どのようなお話?」と聞かれると、「うーん・・・。」と唸る作品。

    でも、何かが動き始めていった泉水子かな。

  • 夏休み。合宿。この言葉だけでワクワクしてしまう。
    でも、そこは泉水子たち。何も起こらないわけがない。
    戸隠とは不思議な場所だなと思ったし、宗田兄弟に関して色々分かったのは大きかったです。
    ここぞと言うときには紫子さんが出てくるものですね。

  • 泉水子がかなり自分で動くようになってきて、彼女の成長を見るようで微笑ましいですね。でもそれはかなり無防備にも見えて、深行くん、今後も苦労しそうだなぁ。

    真響の思惑とか、真澄の怖さも見えてきて、日常と神霊の世界が近しすぎるって、やっぱり怖いことだよねとしみじみ実感してしまったり。

    ラストの戸隠山での対峙は、これこれ、こういう展開を待ってましたと、思わず小躍りしそうになってしまいました。日本神話好きにはたまらなかったです。

  • 泉水子、はじめて友達の家に遊びに行くの巻。
    宗田きょうだいの実家、戸隠に行きます。
    宗田きょうだいのことがよく分かりますし、生徒会やSMFの面々の顔も見えてきますね。
    深行くんの表情が出るようになってきてて、読んでてめっちゃにやける(*^^*)

  • だんだんと面白く、はまってきました。まだ夏休みは半分残っているので、早く4巻が文庫落ちして欲しいです

  • スピードが乗ってきた感じ。あっという間に読んでしまった。これで文庫版既刊は読んじゃった。早く4を出してー。

    真響・真夏にもそれぞれ思惑というか思いがあり、深行にもまだまだ明かされていないことが。本当に主人公・泉水子だけが何も知らない・知らさてさいない・・・ま、一緒に謎解きをしていくという辺りがこの本の楽しみなところか。真澄の正体もわかったようなわからんようなだし。

    いろいろ初めてのコトにチャレンジして成長していくお話。ウチに子供はいないけど、なんだか子供の成長をそばで見ているような感覚になって、微笑ましい感じで読めました。

    馬の最後って、こうなんだ・・・。これは辛い。安楽死は容認しているつもりだけど、こういう話を聞くと、別の者が強制的に幕引きをするということが本当に良いのか、安易に捉えてはいけないことだと痛感。

  • 何度読み直しても面白い。

  • 真響、真夏と真澄の関係や、生徒会の立場が明らかになっていく感じ。
    前回、泉水子と真響との仲良し関係を続けられるのかなぁ…?と思って、予想通り(?)今回ちょっぴり危ういところもあったけど、まぁ何とかなってるのかな。

    泉水子の深行の気にし具合が、可愛いです。
    ナンパの時とか、和宮と高柳が似てると話す場面とか、今回は深行が泉水子を気にしてるっぽい場面もいくつかあって、ニヤニヤしてしまいます。
    この2人、幸せになれると良いな。

  • 面白かった!
    面白すぎてすでに6巻が文庫化されていないことに気を揉んでしまうほどです。

    今回は、夏休みに泉水子と深行が執行部の合宿と称して真響の実家...長野の戸隠へ遊びに行くところからお話が始まりますが、雪政が猛反対したこともあり、確実に何かが起きると思ってましたが、壮絶でした。

    やっぱり真響は危なかった!
    でも結局、敵なのか味方なのか、どう捉えていいのかよくわかりませんが。

    意外なところで和宮の登場もあり(っていうことでいいんですよね?)これからますます面白くなりそうだし。
    とにかく毎回、読み終わっても謎が謎を呼ぶといった感じで...続きが気になって仕方ない!

  • 生徒会執行部は学園祭の計画を立てる合宿を真響の実家長野の戸隠ですることに。

    愛馬タビが動けなくなり、向かう真夏。真夏の中でいろんな思いがあり、真響と真夏のすれ違った心から、真澄に連れていかれそうになる真夏。

    和宮のこともビックリだし、紫子さんにもビックリ。
    おもしろい。とまらない。。

  • 夏休み編.学園内での勢力抗争に巻き込まれながらも,必死で,普通の高校生活を送ろうと健気に頑張る泉水子と,意図せずともそれに協力する深行.自分の力で変わろうと努力する泉水子が,ちょっとずつではあるけど,実際に前に進んでいる描写が多々あるのがとても微笑ましい.姫神の存在は圧倒的に謎だけど,そう簡単に予定調和な展開にはならないところが好感が持てる.
    泉水子は段々と恋する乙女に,深行は段々とツンデレキャラになっていっている気がするのは,たぶん気のせいじゃないんだろうなぁ.

  • 世界遺産候補になる。その意味とは?

    夏休み、ルームメイトの真響の実家・戸隠へ生徒会メンバーと合宿に訪れた泉水子。宗田の三つ子たちのことが少し分かる今回のお話で、泉水子は羨ましく思っていた姉弟の関係について考えさせられ、神霊に関わる覚悟について思い知らされる。友だちと向き合うことを学び、集団の中での過ごし方を学び、彼女が少しずつ大人へと近づいていっているのが分かる。
    そして、いつもながら泉水子の無自覚な行動・発言に振り回されていないようで、しっかり振り回されている深行にも注目の一冊。

  • 荻原規子の"RDG"シリーズの第3巻。泉水子が執行部合宿で戸隠に行った時のお話。泉水子の活動範囲が広がっていきます。前巻まででだいぶ前向きになったと思ったのですが、本巻では再び深雪や真響、真夏、真澄達との関係に右往左往しています。これも裏を返せば、泉水子が色々な事を自分の目や耳で確かめ始めているからこそなのでしょう。ただ、悪い方向へ考えてしまうマイナス思考だけは簡単に治りそうにないですね。結局姫神が何か分からないままですが、ラストの真夏を助けに行くあたりのシーンは面白かった。アニメで映像化されるかな?

  • 読み終わるのにかなりかかりました。
    RDG1,RDG2は比較的スラスラ~っと読めたんですが。

    悪くはない。これから活躍しそうな登場人物が出てきているし、『舞い』がようやく発揮してきたから。

    でも。
    もやもやはRDG4で少しは晴れるだろうか?

  • 2巻を読んでから間が開いていたけど、あらすじのお蔭で難なく読み始められた。大人向けの文庫で最初のページにあらすじってなかなか見ないけど、シリーズものには付いてると便利かも。

    相変わらず深行が主役クラスのくせに謎めいてる。
    戸隠が舞台ってことで、霧隠才蔵の子孫とか、忍者総出演的なものを期待したんだけど、全然関係なかった。あんだけ前振りしといて…(笑)
    まぁ面白かったのでよし。

  • シリーズ3作め。簡単に読めるのに面白いなー。泉水子ちゃんのお母さんが出てきたことに「おっ!」と思いました。次作が早く読みたいです。

  • 今回は三つ子の話が中心でした。
    真澄の本当の姿について。真響と真夏の思い。
    姫神についてもちょっと?(お母さんが出てきたのは大きいですよね)
    いろんなことが明かされた気がします。
    この三つ子が何倍もいとおしくなった気がします。
    真澄が泉水子ちゃんに接触してくるのがなんか可愛いです。

    雪政が出てくると異常ににやにやしてしまいます笑
    深行とはまた違う要素があるんですよね~

    深行が泉水子ちゃんの好みのタイプを気にしたりお酒飲んだ泉水子ちゃんを心配する姿が可愛いです^^*
    仲良くなってるのか?笑
    この二人の関係はくっついたり離れたり見てるこっちがもどかしくなるけどもなんか見守ってたくなるんですよね。
    あと黒い羽の生えた深行とか超見てみたいです(真顔)

  • 今回は3つ子の巻。
    そして泉水子の試練の巻でもあったかな。スリル満点でした。

    泉水子が一冊追うごとに成長していく姿はやっぱり可愛いですね。
    素直で、弱虫なのにいざという時には突っ走ってしまうところも大好きです!
    そして、そんな不器用な泉水子をなんだかんだ放っておけない深行も、見ていてニヤニヤしちゃうほど可愛い。
    素直じゃないんだから。

    話の流れでは、学園設立の目的やその中で奔走する生徒たちの思惑などが見えてきて、未だベールに隠されたものの大きさにドキドキしてしまいました。
    いったいこれから、泉水子たちに何が待ち受けているんだろう!

    そんな中でも合宿や友だちの家でのお泊まりを通して、みんなの子供らしさも見れたところにホッとしました。
    深行もあんなスカしてるけど、やっぱまだまだ男の子なんだな。

  • 舞台が整った、と言う感じ。うまくいえないけど、加速がついたかのように物語が流れ始めました。どうする、泉水子、と言う感じ。

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荻原規子の作品

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