ニート・ニート・ニート (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003756

感想・レビュー・書評

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  • ニートの少年たちが旅をしながら自分を見つめ直して人生の目的を見つける、といった単純明快なロードノベルかと思いながら読んでいたら、以外というか、やはりというか、結構ひねりが効いていた。
    i-Podの選曲が面白いアクセントになっているのに、自分は洋楽に詳しくないためタイトル以上の臨場感を感じられなくて少し残念でした。
    まあ面白かったからいいか。

  • 友達から借りた本。
    ニート良いな。

  • 普通になるのが嫌で、theが付けられるような生き方を否定する。で、そうこうしてるうちに何が何だか分からなくなって方向性がずれてきて、なんでも分かったふうな顔をしてるくせになんもできない「愚図」になる。
    大学1,2年の頃はかなりの愚図だったなと思う。
    今はあの頃よりは行動力が伴ってきた分マシだと思うけど、どうだろう。と、改めて考えさせられた。
    ぶれない生き方じゃなくて、ぶれるけどズレない生き方。そんな風に人と接して同調したり反論したり、旅をしたり音楽を聴いたり本を読んだりしたい。
    後、この本を読んで北海道に行きたくなった。チャリ旅がしたい!

  • 個人的に好きな話。青春?、ダメ人間、北海道。とりあえず進んでもいいと思う。

  • 乱暴で強引な友人のせいで、期せずして自動車で北海道旅行をするハメになったニート男子3人組プラス途中参加のワケあり謎の少女。

    ニート3人組のキャラ分けが、ナカナカ絶妙なのでは。

    また、北海道で加わる登場人物もいい味出してます。

    終盤までドタバタしつつ、どこに行きつくのかと思わせたストーリーも、最後はキレイにまとまって。


    ・・・・・しかしまた、何であえてブルーバードワゴンなんだ?

  • 意味あることを考えて動けないよりも、
    意味がなくても動く。

    その先に意味がある。

    最近考えてばかりで動けずにとどまっていたから、
    まずはやってみようと思う。

  • 3人のニートと謎の女の子の北海道旅行、となれば、痛快なイメージを浮かべてしまうのですが。。。。
    どこか乗り切れないのです。主人公の一人レンチのハチャメチャさが単なる身勝手でしかない所為なのか。そもそも主人公全員のキャラが爽快さが無く、どこか重苦しい。
    前半は北海道への逃避行が描かれ、それがある事をきっかけに叔父さんの農場に飛び込むことになる。でも、その後の主人公たちの変身ぶりが一寸納得できないところ。再生の物語を描こうとしているのは判るけど、なんだか説得力もないし、唐突感があるのです
    素材は面白いのに十分生かし切れていないような。
    ちょっと残念な作品です。

  • 最高に楽しくて面白い。
    行き詰まったときにまた読みたい。

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著者プロフィール

1968年岡山県生まれ。2002年、第8回小説新潮長篇新人賞を受賞した『太陽がイッパイいっぱい』でデビュー。06年『厭世フレーバー』で第27回吉川英治文学新人賞候補、09年『太陽がイッパイいっぱい』で第5回酒飲み書店員大賞受賞。12年『Junk 毒にもなれない裏通りの小悪党』で第33回吉川英治文学新人賞候補。『ニート・ニート・ニート』は18年に映画化された。他の著書に『イレギュラー』『タチコギ』『Y.M.G.A 暴動有資格者』『路地裏ビルヂング』『ヘダップ』『俺達の日常にはバッセンが足りない』などがある。

「2021年 『共犯者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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