レンタルマギカ 最後の魔法使いたち (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003961

作品紹介・あらすじ

"協会"と"螺旋なる蛇"の切り札がついに激突!さらに世界の認識を創り変えんとする惑星魔術の発動と、それを妨害せんとする、第三団たちの強大な魔力がせめぎ合い、布留部市には呪力の嵐が激しく吹き荒れていた。大魔術決闘が佳境に向かう中、いつきたち"アストラル"は最後の力を結集し、起死回生の勝負に挑むが!?それぞれが夢見て願った"魔法使いの未来"は、誰がつかむのか!?大ヒットシリーズ、ついにクライマックス。

感想・レビュー・書評

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  • 22冊目。
    大魔術決闘の終盤編。

    内容が熱くて読んでて楽しかった。

    影崎は救われ、オピオンは破れ、第三オーダーは消滅し、アディリシアはいつきと契約し、世界は数秒間変わった。
    なんだかオピオンのメンバーが報われない結果になってしまったのが少し残念。
    もう少し別の結末はなかったのかな。

    黒羽は強くなったなあ。
    二人に幸があって欲しいものだ。

    それとアストラルはどうなったのかがよく分からんかったな。

    後日談も楽しみにしよう。

  • 本編最終巻

     日本的な、丸く収めた結果です。
     いつきがアディを選ぶとは、、、
     しかし、まだ三角関係は続きそうです。
      魔法になるとは、
      フィン君も納得したのか?
       魔眼の収め方がちょっと中途半端な感じ

     この終わり方だと、後日談が必要ですね。

  • ついに本編終了。意外な決断もあったが、ハッピーエンドで終わってほんとによかった。とても楽しめたシリーズだった。

  • きっとみんな願ったことは単純なこと。でも叶えるのはなにより難しかった。そんな願いと願いがぶつかり合った結果なんじゃないかなぁと。
    パパ社長といつきくんの関係がなんだかんだで素敵だった。でも女の子は最後そっちの手を取るのかぁとちょっと予想外だった。
    “魔法使いだって真っ当に幸せになっても良いんじゃないか” この言葉は何度このシリーズで読んでも切なくなりますね。魔法使いじゃないパパ社長といつきくんだから言えた、願い。そして同じく望んだ魔法使い。魔法使いってこの現実で分かりやすく言ったら才能ある人とか生まれた時から勝ち組なんて言われる人とかじゃないかな。 誰も楽で痛みを感じない人生を歩いてる訳じゃない。その人たちにもそんな“ある”からこその辛さがあって、苦しくて、でも前を向くしかない。そういうことを教えられてる気がしました。
    シリーズ完結お疲れ様です!

  • レンタルマギカの最終巻。

    いよいよグランフェーデも大詰め。
    最後までまぁ飽きさせずに読ませていただきましたが、さすがコミカルな描写は少なかったですねぇ。。

    アディリシアさんが化物になってしまわなくてまぁ良かったかなと。

    外伝的なものがまだ出るという話なんでそちらも楽しみですね。

    一応うまくまとめたということでちょっとおまけの★4つで。

  • 長かったシリーズも終わり。
    主人公達はさらに成長を遂げます。

    面白かった。ありがとう!

  • これまでのシリーズ登場人物の多くに見せ場があるまさに総まとめ的なお話。いつきにとってフィンとの対決は避けられないけど力の差は歴然としていて、どう対等な形に持っていくかと思ったらこう来たか~と驚いた(^_^;)。

  • レンタルマギカの最終話。集大成。

    いつきの大魔術決戦を無視したカタチで、オピオンが動き出す。
    いくつもの仕掛けを作って、ずっと待ついつき。
    司は、影崎を救うべく動く。
    影崎はサラと対戦中。
    穂波は、ツッツェーリエと対戦。
    みかんは香と共に結界発動させる。
    まなみは上空で待機。
    アディはいつきと行動を共にしている。
    赤い種を持ったフィンは姿をくらませ、実は協会の船へ潜入。

    そっからのスピード感は圧巻。

    協会の船の中で影崎との戦線を離脱したサラがニグレド(協会のトップ)と戦う。
    そして、フィンとダリウスが戦う。
    協会側が崩れ、オピオンが倒れるが・・・残るフィンとの戦いはいつき。
    空へと運ぶはラピスの役目。
    そして、穂波とアディはいつきの元へ。
    穂波はバックアップとして、アディをいつきへ託す。
    アディはいつきに『あなたは、私と一緒に、魔法になってくれますか?』と告白。
    受け入れるいつき。
    アディといつきは人のカタチを取ったままで魔法と化している。
    フィンは適わない。
    『生きて』と願う。フィンに生きろと願ういつき。
    惑星魔法というオピオンの思惑で大決戦は本当の大決戦になった。
    いつきの提唱した大決戦ではなかったが。
    いつきの願う魔法使いの幸せ。
    どんなカタチであれ、幸せになれないはずは無い。
    幸せが無い訳ではないのだと。

    時を置いて協会を立て直すダリウス。
    ゲーティアと提携を結んだアストラル。
    竜のアストラルは砕けたが、魔法が無い訳じゃない。
    再度、竜は産まれるだろう。


    私も魔法はあると思う。
    それを人は魔法ではなく奇跡と呼ぶのかも知れない。
    アディといつきの組み合わせは最初に思った以上に感動的で。
    思わず泣いた(^^;)
    一年前から待ち望んだ、アストラル社員全員揃い踏みの社内。
    コレが日常。
    そして、コレがいつきの望んだ『幸せ』。

    ちなみに司と影崎(柏原)とユーダイスクは慰労の旅の途中。

    あとがきにありますが『後日談』がある様子。
    コレは嬉しい限りです。
    アレコレが伏線だったんだーと、改めて三田氏の凄さに脱帽。
    last3巻は読み応えたっぷりでした。
    ありがとうございました!

  • 大団円。
    三角関係についてはある程度のめぼしをつけたふりして色々と爆弾しこんでそうだけど。・・・けりついたんかなぁ?

    外伝的にもう少し続くかも、ということだけど、本編としては完結。見事なまでに完結。
    前半、どうにも雰囲気が曇り空でキツイ時期が長かったけど、後半になってこう、読みやすくなった、特に主人公の特殊能力がパワーダウン
    してから。
    あれ?こう、主人公Tueeeする話、好きなはずだけどなぁ???

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著者プロフィール

代表作にスニーカー文庫『レンタルマギカ』がある。直近では『レッドドラゴン』(星海社)を刊行。

「2020年 『ロード・エルメロイII世の事件簿 10 「case.冠位決議(下)」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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