ロスト・シンボル (上) (角川文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041004432
作品紹介・あらすじ
世界最大の秘密結社、フリーメイソン。その最高位である歴史学者のピーター・ソロモンに代理で基調講演を頼まれたラングドンは、ワシントンDCへと向かう。しかし会場であるはずの連邦議会議事堂の"ロタンダ"でラングドンを待ち受けていたのは、ピーターの切断された右手首だった!そこには第一の暗号が。ピーターからあるものを託されたラングドンは、CIA保安局局長から、国家の安全保障に関わる暗号解読を依頼されるが。
感想・レビュー・書評
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宗教象徴学専門家。スーパー大学教授。
我らがロバート・ラングドンのシリーズ第三弾。
今回も例に漏れず大事件に巻き込まれて行く……
ラングドンの活躍に毎度のこと、感心する。
今回は、フリーメイソンにまつわる伝説について。
あらゆる宗教の垣根を越えて存在する友愛組織。
人は触れてはいけない叡智に近づいているのだろうか。
また、楽しい読書の始まりだ。
ワシントンD.C.を舞台に、描かれるミステリー。
友人の手首が合衆国議会議事堂に置かれ、事件は発覚する。ラングドンは手首に記された手掛かりから、犯人はフリーメイソンに精通した人物であることを確信する。
そしてフリーメイソンに関わる伝説を目の当たりにした一同。CIA保安局長の老女、全身刺青の男、友人から預かった箱。
議事堂の地下の世界に何があったのか。
上巻読了。中巻へ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Audible利用(8h10m)
読了まで2日間(1.1倍速)
ナレーションが前作と別の方に変わっていて、最初は残念に思ったが、すぐに慣れた。
ロバート・ラングドンシリーズ3作目。
先日、『ダ・ヴィンチ・コード』で本シリーズデビューをしたが、1作目の『天使と悪魔』に戻るか本作に進むかを迷って、興味あるテーマのこちらを選んだ。
『ダ・ヴィンチ・コード』のような、錚々たる名画や芸術家たちについての歴史解説がたっぷり織り込まれた冒険ミステリーが好きな人には少し物足りないかもしれない。一方で、秘密結社フリーメイソンなどの都市伝説好きには今作はたまらないだろう。
登場人物がみな癖が強く魅力的だが、特にCIAのサトウ局長のキャラがいい。イノウエ・サトウって聞き取れたんだけど、ほんと?
今のところ彼女の立ち位置も目的も不明。
それにしても、ダン・ブラウンはにっちもさっちも行かない状況を作り出すのが本当に上手い。トラブル大集合だ。
ミステリーを読んでいると「ああ~なんでそんなことしちゃうのー」「どうしてそっちを選んじゃうかね」なんて高みの見物をして楽しむことも多いが、ラングドンの立場に追い込まれたらどのような言動が正解なのか本気でわからない。ラングドンと一緒に混乱する。
とにかく今は何もわからない。秘密ばかりが増え、事態はどんどん悪化している。さあ中巻にGO! -
『天使と悪魔』『ダ・ヴィンチ・コード』に続く、ラングドン教授シリーズ第3弾。
今度の舞台は「アメリカ・ワシントンD.C.」、素材となるのは「フリーメイソン」、、たまりません。
アメリカ建国にまつわる謎から、フリーメイソンが至高として護っている「財宝」、
その謎が一つ一つほぐされていく様子に、ページをめくる手が止まりませんでした。
そういえば、キーワードの一つである「純粋知性科学」は、現実でも研究されている学問のようですが、、
劇中で証明された事は、現実世界でも証明されているのでしょうか、気になります。。
そして一つ感じたのは、人の意思に志向性を持たせられるのであれば、
ニュータイプ理論も現実味を帯びてきそうな、、なんて、飛躍してみたりも。
そんな中最大の謎であるフリーメイソンの「隠された宝」あとは、、
こちらでも何気に「ガンダムUC」を喚起してしまうのは、、読んでのお楽しみってことで。
「In the beginning was the Word.(はじめに言葉ありき)」、隠喩を読み解く観点で、
新旧聖書やその他の聖典を、文化としての宗教から追ってみたくもなりました。
ん、科学としての歴史と、神秘としての歴史の狭間を駆け抜けた感じでしょうか。
これは是非映画でも観たい、、いつ公開されるんだろうなぁ。。-
2013/06/07
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2013/06/08
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ラングドンシリーズ。
今回の舞台はアメリカ、ワシントンD.C.。
フリーメイソンが守り続ける古の叡智を奪い取ろうとする敵役、誰が敵で誰が味方か…というところにまたしても巻き込まれるラングドン教授!読み進めるのに加速度がついてしまう、続きが楽しみ。 -
『天使と悪魔』では全くインターネット・コミュニケーション・ツールなんて登場しなかったのに、今作では警官が平気で携帯電話のメールを使ってやりとりしていて技術の進歩を垣間見たな
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科学と歴史、最先端と古代がどこでどう交わるのか、ワクワクが止まりません。
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舞台はアメリカ。
切断された手首から始まる事件。
いつものように登場する訳ありヒットマン。
パターン化した内容だけど、安定した面白さがある。 -
あっという間に読めてしまう面白さ。
続きが気になって仕方ない。
小説だからフィクションなんだけど、実在する組織や建築物を題材にしているため必ずしも全てが作り話かというとそうではない。(作者の考察の賜物?)
読んでいてドキドキワクワクがとまらない。
子どもの頃感じていたような好奇心を久しぶりに思い出せました。