ロスト・シンボル (中) (角川文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041004449
作品紹介・あらすじ
フリーメイソンの最高位、ピーター・ソロモンを人質に取ったマラークと名乗る謎の男は、"古の神秘"に至る門を解き放てとラングドンに命じた。いっぽうピーターの妹・キャサリンは、研究所に侵入した暴漢に襲われる。ソロモン家の血塗られた過去、代々受け継がれた石のお守りの秘密。ピーターを救うには暗号を解読するしかない!アメリカ建国の祖が首都・ワシントンDCにちりばめた象徴に、ラングドンが立ち向かう。
感想・レビュー・書評
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クライマックスかの様な盛り上がりを見せる。
謎を解けば謎が出てくる。いつも通りラングドンは知識を披露する場面で、本当に輝きを放つ。
数時間のうちに目まぐるしく展開する物語。
細かく場面分けされ、同時進行で人物ごとの視点が描かれる。ワシントンの中心地について、もう少し知識があれば、もっとおもしろく読めるだろう。
サトウ、マラーク、ベラミー、ソロモン兄妹。
誰が敵で、誰が味方なのか。
答えに辿り着くのは誰か。
答えを出すことは果たして、人類にとって何を意味するのか。
『ロスト・シンボル』
タイトルが示すものとは一体......
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Audible利用(8h13m)
読了まで2日間(1.1倍速)
う~~~ん!足踏み状態!!!
主人公のラングドンがフリーメイソンの世界観にノリきれていない。監禁された友人(フリーメイソンの大物)を助けたいと必死に右往左往するわりに、フリーメイソンの秘密からはうじうじ距離を置こうとしているかのような態度なので、読んでいてこちらも物語の世界に浸かりきれない。
謎が1つ解ければまた次の謎へ。国家権力からひたすら逃げ回りながら延々と謎解きを続けているので、途中ちょっと中弛みを感じたかな。
タクシーと電車での逃走劇はめちゃくちゃ楽しかった。
中巻のラストで事態が動き始めた。この辺の読者を離さない展開が素晴らしい。このまま下巻突入!夜更かしになりそー。 -
ピラミッドの謎が少しずつ解かれつつある!
それにしても、ボンドガールならぬラングドンガールは、いつも素晴らしく聡明で、美しく強靭な精神と身体の持ち主。今回もキャサリンのおかげで今のところいい線まできているような気がするけれど、まだ下巻があるということは・・・
誰が味方で誰が敵なのか、そしてそもそも世界のあり方を変えてしまうような古の知恵とは何なのか。
本の最初に書かれている「作中に描かれた儀式、科学、芸術、記念建造物は、どれも現実のものである」という但し書きが少し怖いくらい。 -
下巻に感想記入
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読み進めている本が他にも数冊あるというのに、勢いのままにここまで読んでしまった。面白い。ただ、上巻でも書いたとおり、パターンは同じで、結局のところ誰が白で、誰が黒なのか分からないままに逃走劇が続く。
その知ゆえに歴史に名を遺してきた数々の偉人の目に、世界はどう見えていたんだろうか。新しい真理の発見に理解を示さぬ人々を、どう思っていたのだろうか。ときに、蔑み、侮辱し、自らの愚を露呈し、ただ己の正しさにしがみつく。ひとは愛するに値するのだろうか。そんな者にも、等しく開かれているのだろうか。そんなことを考えた。「きみはまだそれを見る目を持っていないのだから」という、司祭の言葉がよかった。
さて、今回もきっとひっくり返しにくるんだろう。わかっていても、探りながら読むのもまた楽しい。 -
うーん、やっぱりダ・ヴィンチ・コードや天使と悪魔に比べると盛り上がりに欠ける気がするなあ。
キリスト教にはもともと興味があったけど、フリーメイソンには全く馴染みがないせいかしら…とも思ったのですが、キャラといいストーリー展開といい、ダ・ヴィンチ・コードの二番煎じな印象です。でもって、悪役は回を追うごとに嫌な奴になっていきますねえ(苦笑)。
が、そこは毎回クライマックスで魅せてくれる今シリーズですもの!下巻に期待です! -
中巻では、謎解きと並行して、マラークの衝撃的な過去も明らかになり、ますますスピード感のある展開が繰り広げられます。そしてアメリカ国家の危機的大問題と、まだまだ何か有りそうな物語の伏線も気になります、、、。
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ダヴィンチコードでいうところの
シラス的なキャラクター大暴れ。
ホント超人的な不死身さですね。
ダヴィンチのときも感じたのですが
アメリカのワシントンに行って
実際の建造物等見たくなりますね。 -
謎は深まるばかり。ラングドン教授の知識とひらめきでフリーメイソンのピラミッドの謎がとけるのか?? ぎりぎりの差で逃げているこの緊迫感。ドキドキしますね
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フリーメイソンのこと何も知らなかったけど、とっても興味深い。純粋知性科学も、そんな学問があることも知らなかった。知らないことを知るのって本当に楽しい。ダン・ブラウンの本を読むと、いつもその気持ちになる。
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2023.08.11読了
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中巻後編から非常に引き込まれます。
でも、結局はこうなるんだなって思いました。笑笑 -
再読
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上巻はラングドン教授がエンジンかかってない感じてこちらも読み進めるペースゆっくりだったけど、中間まで来ちゃうと一気読み。早く真相に辿り着きたくて止まらなくなる。
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いろいろな意味で息が詰まる展開。犯人の背景がいろいろわかってきたが、なぜこれだけの力を手にすることができたのか、疑問。
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止まらんくなるな!ここから最後どうなるか。未だに敵味方はわからんな・・・
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やっぱりいまいちスピード感がないような?
主人公が乗り気でないような? -
舞台が違うだけで基本的に『ダヴィンチ・コード』と構造は同じ。
権威ある老齢男性の肉体が神秘主義的暗号を残す形で傷つけられ、ラングドンさんがその女性親族とともに公的機関や狂信的なヤングマン追われながら律義に謎を解いていく。
舞台がアメリカのワシントンなのでアメリカに興味がない自分はヨーロッパが舞台の他の作品ほどは楽しくはないし、精神世界がもたらす物理的力学を科学的に完璧に解明したとか(でも実験室が爆破されて証明はできない。)ちょっと極端でフィクション感があり過ぎかな。
事実と創造をうまく融合してリアル感を出すのがこのシリーズの良さなのに、今作はちょっとイマイチ。
自分は東洋人なので、そこまで東洋の神秘は凄くないですよって思っちゃうのかも。
アッと言うようなオチを期待して最終巻へと進みます。