彼が変態すぎて困る。 (角川ルビー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041004579

作品紹介・あらすじ

「ああ、この匂いだ」-見知らぬ男に後ろから抱き締められ、突然匂いを嗅がれた会社員の友野千紘。男は千紘が関わるサプリメントの開発プロジェクトの研究員・日比谷譲だった。千紘に「お前の匂いに運命を感じた。付き合いたい」といきなり告白してきた超匂いフェチでド変態な日比谷。理解できない千紘は日比谷を避け続けたが、ある日、日比谷の前で研究用の催淫剤を誤飲してしまう。「感じている時のお前の匂いは格別だ」と日比谷に頭から足の先まで全身をくまなく嗅がれて。

感想・レビュー・書評

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  • 匂いフェチ。末永くお幸せに。

  •  匂いフェチの男・日比谷譲。
     そんな彼に、出会い頭にいきなり匂いをかがれた友野千紘。
     いきなり「ああ、この匂いだ」と言われ、千紘は日比谷を変態だと思って慌てて逃げ出す。
     ところが、実は日比谷は千紘と同じ職場の研究室に勤めていて、千紘の参加するプロジェクトの主任が日比谷だった。
     すると日比谷が「お前の匂いに運命を感じた。付き合いたい」と言い出す。
     毎日匂いを嗅がれると共に愛の言葉を告げられる千紘は、日比谷を避けるけれども、ひょんなところで日比谷と遭遇してしまう。
     日比谷は、そのまま自宅に千紘を自宅に誘う。
     試食段階のサプリメントを味見していた千紘だったが、そこに混ざっていた催淫剤をも口にしてしまう。
     そのまま「千紘を楽にする」という名目で、エッチなことを致してしまう。

     その後、実は自分も徐々に日比谷に惹かれていることに気がつく千紘だったが、実は匂いだけで自分のことを「好きだ」と言っているのではないかと不安になり、素直に日比谷の言葉を受け入れることができない。
     そんな中、日比谷と同じ研修室に所属する同僚からも告白されて……

     という話でした。
     匂いフェチである以外はとてもいい男な日比谷と真面目でちょっとぼけている千紘の話。
     でも、よく受けにあるボケボケな感じではなく、自分で断ることもできるしちゃんと考えることもできる受け。
     ただ、日比谷も匂いフェチなところ以外で変なところもないし、自分の意思を押し付けてくるところもないし、千紘も決断したら自分からちゃんと行くことの出来る人間なので、最後はちゃんとハッピーエンドだし、なんだか脳内お花畑な話にはなってませんでした。

     普通のゆったりした恋愛ものを読みたい人にはオススメです。

  • 変態ってタイトル付いてるなら、もっと変態を全面に出したら良かったのに。読んだ限り、言うほど変態じゃなかった(苦笑)全然普通wあと、なんか読み辛かった~;

  • 攻はもっと年齢上でもよいんじゃないかな~

  • 面白かった!そしてほんとに変態でした。
    よくフェチの話はあるけど、こういう変態っぷりも面白いですね。
    匂いが好きで受の部屋の空気まで袋につめて真面目に持って帰りたいと言ったところは秀逸でした。

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