蒼の狼は華を愛でる 宿敵は想い人 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041004630

作品紹介・あらすじ

「幽鬼騒動を解決すれば望むものをやる、負ければ皇后になれ」と皇帝・佑に勝ち目のない賭を持ち出された珪華。珪華は養い親の過去を知りたいという自らの望みよりも、平和をもたらす宝剣を取り戻すべく、条件を呑んで再び後宮へ!一方珪華に想いを寄せる皇帝の弟・祥の衝撃の過去も明るみになり-!?「…おまえが、好きだ」「あなたを許せない」禁断の運命が激しく交差する中華後宮ラブ、待望の第2巻。

感想・レビュー・書評

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  • 閉じこもり生活をしていたけれど、隙を見て外に出れば
    さらに隙を見て伝言を袖に入れられる。

    生活空間逆戻り?
    ついでに性別も逆状態。
    ばれないのは、板についているからなのか…w

    なんだか『私のために争わないで』状態になっている。
    と思ったら、本当になってしまいました。
    兄がやたらに策を巡らせているから、ですが
    それに気付く頭脳が欲しい所です。
    最後、あれですし。
    陰険ともいえますが、札は最後まで取っておくもの。
    本当、どうするつもりでしょう?

  • 絵はきれいなのですが、1に比べて私の中での好感度が下がった一冊です。
    佑と祥だと私は影のある佑のほうが好きなので、この一冊で完全に悪役のレッテルをはられたのがどうしても気にくわないです。特に、この作品で厚みを出すなら佑をもっと丁寧に扱うことだと思うので、これから残り2冊でどういった終わりになっていくのかが楽しみです。
    ところで…絵の宝剣なのですが、やたらと洋剣に見えるのですが、あれはどうなのでしょうか。どうやっても中華ファンタジーの中で異色の剣に見えるのですが…。

  • この方の作品を初めて読みました。
    中華風世界。シリーズ第二弾。(前作をまだ未読)
    いろんな思惑と気持ちが入っていて一筋縄ではいかないですね。
    次巻が気になります。

  • このシリーズはドラマのようにいいところで一巻切って、二巻に続いてまた、いいところで終わっています。
    皇帝の独占欲がすごい(笑)そして、とあることが主人公に知られてしまい、天狼の株が下がる。
    主人公たち二人が皇帝の手のひらで泳がされている巻でした。

  • 相変わらずですけど、やっぱり珪華は猪突猛進系ヒロインでした。
    勝手に判断して勝手に行動して、祥を窮地に陥れてしまって、もう!って思いながらもつい一気に読んでしまいました。。

    珪華の恩師である元陽を殺したのが祥だったっていうのは、うすうす予感はできていましたけど、あのタイミングで珪華に伝えるかぁ。しかも珪華もそれを告げられる直前まで祥と共に!って感じだったのに、それを知ったあとは、祥には宝剣だけを預け、自分は佑の手を取る・・・。

    祥に負けた佑がどうするのか、また珪華を失って玉座に着くことになる祥がこれからどうなるの?って感じです。
    次は12月かあ。待ち遠しいです。

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著者プロフィール

4月22日生まれ、愛知県在住。第6回角川ビーンズ小説大賞にて<奨励賞>受賞。2009年に「赤き月の廻るころ」でデビュー。その他の著作に「蒼の狼は華を愛でる」、「薔薇は王宮に咲く」「巫女華伝」がある。

「2023年 『後宮の錬金術妃 2 悪の華は黄金の恋を夢見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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