彼女たちのメシがマズい100の理由 (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041004975

作品紹介・あらすじ

愛内葉介の目下の悩み、それは毎日の食事!料理研究家の母親がイギリスに旅立ち、俺は隣に住む幼なじみの香神紅緒に生活全般を世話になっている。成績優秀・品行方正おまけに献身的な彼女の問題は-作るメシがマズいこと。だがどうしても俺に「おいしい!」と言わせたいらしく…この幼なじみの料理が美味くなる日は来るのだろうか、ってホットサンドに苦みが欲しいからバファリン入れるなっ!新感覚のリアル"メシマズ"ラブコメ。

感想・レビュー・書評

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  • 料理が下手なんは仕様がないにしても。
    改善の見込みがないやつが多すぎるで。

  • 彼女たちのメシがマズい100の理由 1巻

    親の単身赴任をきっかけにひとり暮らしを始めた主人公。それをサポートしようする幼なじみ、突然ホームステイに来た従姉妹、友人との関係性を相談されるクラスメイト。全員の作るメシがまずい…というそれ一点で話が進む。

    文章は読みやすい。
    いわゆる、ラノベ王道のセリフと主人公の心境(語り)ベースで進む。主人公自体は、(ラノベ主人公としては)ごく普通の性格。たまにメタ発言(ギャルゲーのようにまずい料理を食べても卒倒しない等)などを行う。
    ラノベ主人公らしく達観しているが、どの視点かわからない語りを入れられたラノベは非常に読みにくくなるのでこれに関しては問題ない。
    設定があってないようなもので、よく言うと安定していて、悪く言うと展開がない。ラブコメといいつつラブコメでもない。

    2巻への布石として姉を最後に登場させているがどう展開をつなげるのか…。
    もしかすると料理など関係なくハーレムラブコメになってしまうかもしれないが、あとがきからはタイトルに意味があるようなので様子見かと思われる。(投稿時のタイトルを片っ端から変えているラノベ界でどこまで本当かはわからないが…)

    買ってから気付いたがスニーカー大賞優秀賞らしい。王道忠実の書き方ではあるが1巻の話だけではそこまでの魅力を感じることはない。
    なんらかの展開を用意していると期待して、2巻以降を読むのもいいかもしれない。

  • 作るメシがマズいのに100も理由が必要かい?
    勝手にアレンジをする.
    それに尽きると思うんだ.
    まずはレシピに書いてある通りの材料で書いてある通りに作れ.
    話はそれからだ.

    というわけで
    3人のメシマズ女によって
    糞不味い料理を食わされ続けるわけですね.
    あかん.
    これあかんやつや.
    現代医学では解決できない脳の深い部分に異常があるんじゃないかな.

    そんな彼の地獄の食生活も
    料理のできる姉の帰宅で終了ですね.
    いやー,メシマズ女から開放されて美味しい料理が食えてハッピーエンド.
    大団円ですね!

  • 主人公の親が海外へ行き、完璧超人の幼馴染が毎日世話をする。
    ただ、ヒロインがつくるメシだけはマズい。
    彼女は「おいしいよ」と言わせたいが・・・という話。
    メシマズがありがちなダークマターじゃなくて「食べれるけどこれはアカン」なのが良い。
    一巻の話自体は平坦。
    終盤、姉登場からグッと良くなった(次巻も)、登場は早めるべきだった。

  • 改稿前はどういう締め方だったのかが気になった

  • 殺人的なレベルでなく、食べられる最低限のレベルで不味い飯を作る3人のヒロインの物語。3人のうち2人が主人公に好意をもっており、メシマズを題材にしたラブコメになっている。ライトノベルだからと許せる範囲内で笑えるようになっており楽しめたが、最後に登場した主人公の姉は許容範囲外だ。男勝りな口調、見た目は小学生、ココア色の肌にゴスロリ、弟愛と、架空のキャラクターであることをありありと認識させる。
    そもそも、レシピ本通りに一から十まで作らせりゃいいんじゃないですかね……?

  • 2012 9/16読了。WonderGooで購入。
    馴染みのラノベブログに取り上げられていたので買ってみた本。
    両親の海外赴任で一人暮らしになった生活力のない主人公のところに幼馴染が家事のために通ってきてくれるようになるのだが、何を食べても美味しいと思う味音痴で壊滅的にメシがマズい。
    親戚(従姉妹)でずっとイギリスに住んでた美少女がホームステイに来て料理を作ってくれるも、イギリス風料理は主人公の口に合わずマズい。
    友人の妹が兄との関係を相談しにくるついでに料理で懐柔することを思いつくも、家事を全然して来なかった上に異様な辛党でメシがマズい。
    とにかく出てくるヒロインのメシがマズいラノベ。読んでるこっちまで辛くなる・・・が、主人公は幼馴染と従姉妹のことは好きなのでがんばって耐えている。友達の妹はマジうざいだけである。

    なんつーか、料理の上手い下手というより、一緒においしくご飯を食べられない相手はどんな美少女でも生活をともにするのは辛いよなあ、というのを感じる話。
    幼馴染も料理以外のスキルはあるんだし、別に普通のもの食ってもうまくは感じられるようなので、本人が料理するの諦めて主人公が料理覚えるか、あるいは本人がうまいと思うものじゃなくて主人公がうまいと思うものをちゃんと協力して作る努力をすればいいんだろうに、なぜ「自分がおいしいと思うものを相手もおいしいと思ってくれるはず」とか思い込むか。
    そうでないと話が進まないのはわかるんだが、その点で絶望的にヒロインをうざく感じてしまう話であった・・・まあ主人公は惚れてるんだからどうでもいいのかもだが。

    あとイギリス料理=マズいネタは不快です。
    酢ぶっかけたフィッシュ&チップスとギネスがあればあとはいらぬ。
    毎日だと超太るが。イギリス人の基礎代謝はどうなってるのか悩む。

  • 食べ物を粗末にするなぁぁぁぁあああ!

    というのがとりあえずの感想。手料理が壊滅的にマズい女の子ってのはどこのラノベにも一人や二人は出てきますが、それをメインのネタにした作品です。

    主人公の周りに美少女が集まって次から次へと手料理を食べさせてくれるわけですが、意外とそのへんのシチュエーションに違和感はなかった。冷静に考えてみれば「いやいやそれはおかしい」というようなご都合展開も『多いのですが、読んでいる間はそういうのを感じさせない程度に良いテンポで話が進みます。

    ただ、メシがマズいっていうのが、結局は意味不明な食材使ったり油だの香辛料だの使いすぎたりっていうフィクションじみたことしてるからいけないんですよね。作中で「マンガのように泡吹いて倒れるほどは不味くないのが逆にタチが悪い」という趣旨のことが書かれていますが、この作品の料理も十分漫画の領域です。

    結局、市販のレシピ本の通りに作れば全部解決するんじゃないのか?

    そういうわけで、なんだか小学生男子が家庭科の調理実習でふざけて食べ物で遊んでいるのを見ているような感じでした。

  • ラノベとしては一般的な感じですが、食べ物の描写が本当にマズそうで良かった(?)

  • 彼女のメシがマズくて、今日もメシがマズい!

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