四つの署名 (角川文庫)

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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041005354

作品紹介・あらすじ

シャーロック・ホームズの元に現れた、美しい依頼人。彼女の悩みは、ある年から毎年誕生日に大粒の真珠が送られ始め、なんと今年、その真珠の送り主に呼び出されたという奇妙なもので・・・・・・。

感想・レビュー・書評

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  • ホームズとワトソンね。

    言わずとしれた名探偵
    とその助手ですね。

    天才と凡人であり唯一
    無二の相棒で親友でも
    ある。

    二人の距離感がとても
    いいな♪と感じます。

    人間関係の通例として
    私情をはさみ過ぎると

    親交は深まれど問題も
    発生し易くなるんです
    よね。

    ベタベタせずといって
    ドライでもない。

    親しき仲にも礼儀あり
    と言わしめる適度な線引き。

    このコンビを名コンビ
    足らしめている理由は、
    そこだと思います。

  • 四つの署名は、ワトスンが、妻メアリーと出会う話として有名です。

    ホームズは仕事がない時は、相変わらず、コカインを吸って、ぐうたらしています。ワトスンが、体に良くない事を懸命に説いても、どこ吹く風。しかし、仕事の依頼があれば、目を輝かせ、別人のように動き回ります。今回も、家の屋根に登ったり、犬を使って、犯人の足跡を辿ったり、そして最後の、テムズ川での、高速艇を使って犯人を追い詰める場面は、とても迫力がありました。

    このシリーズは、19世紀のイギリスが舞台なので、葉巻を吸いながら話をしたり、吸殻が証拠品となったり、時代を感じさせます。今回の話は、夕方から夜、明け方の場面が多く、暗い印象を受けました。

  • ホームズがコカイン使用するのと同様、私もドイル氏の小説を読むのが中毒化している、今日この頃です。

  • シャーロックホームズの2作目。
    初めて、原作を読んだのですが、読みやすく、楽しめた作品でした。
    2作目だから、ホームズとワトソンの出会いがまだ分かりませんが、2作目からの2人のバディー感は良かったです。

  • ホームズシリーズ、翻訳がたくさん出ており選ぶのが難しかったため、表紙が好みだった角川版を順番に読み進めている。ここまで、表紙のイラストがえすとえむ先生によるものと気付いていなかった……通りで好みの装丁と感じるわけである。
    長編二作目ということだが、依頼人がワトスンの奥方になる人とは知らなかった。こんな序盤に登場していたのか。謎を解く、よりもホームズの危うさも感じさせるキャラクターがぐいぐいとページを進めさせてくれるのは相変わらず。汽艇のシーンなど、アクション要素もあり、動の雰囲気を存分に感じられるエピソードなのが心地よかった。

  • さすが新訳、読みやすい!
    コナン・ドイルの作品は、推理だけでなく、アクションシーンも多い印象。映画のイメージもあるかも。
    テンポが良く、はっきりと盛り上がりどころがあり、世界中で読まれるのも納得。
    個人的には、一章のホームズとワトスンの会話がとても好き。

  • ホームズ作品2作目。

    物語の構成は前作緋色の研究と同じ。
    時代性もあり、社会派な復讐劇という事件の背景はとても似通っているが、それぞれの登場人物がそれぞれに整合性が取れており、矛盾が生じない。
    非常に納得感を持って読めるし、安心感を持って物語に身を預けることができる。

    本作は前作よりもハリウッド的なドキドキハラハラ感が少し強かった。
    おかげで飽きることなく読み進められました。

  • シャーロックホームズ二作目読了。
    一作目となんとなくストーリーの流れが似てるなと思った。
    事件が起きて、謎をといて、ホームズかわちょっとつまずいて解決。
    でもシャーロックホームズというだけで安心して読める安定感がある。
    きっと世に出てるミステリー小説はシャーロックホームズが原点なのかなとも思った。

  • ホームズの緋色の研究に続く長篇。盗まれたインドのアグラの財宝が絡んだ殺人事件。ホームズもその難解さに苦しむが、推理を極めて犯人にたどり着く。登場人物も英国人のインド駐在将校、将校の娘でワトソンに恋心を抱く令嬢、シーア人と南洋の食人種とバラエティに富む。面白いがミステリーとしては緊迫感がもっと欲しいと感じた。わかり易い新訳だが、そのために重厚さが失われたのかもしれない。

  • 今回も面白かった。
    ホームズでも毎回毎回すらすらと事件を解決できるわけではないんだなぁ。
    でも、さすがのホームズでした。
    最後の犯人を追いかけるシーンは手に汗握る感じでいいですね。

    そしてワトソンとメアリーの出会いも注目するところですよね。
    あ こんなすぐ結婚するんだ…とちょっとびっくりしたのと、最後ホームズが寂しそうだったのが印象深いです。
    相棒が突然結婚宣言して出てっちゃうと思うとまぁ切ないですよね…。
    主治医が側にいてくれないと薬物に溺れすぎないかが心配…

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著者プロフィール

アーサー・コナン・ドイル(1859—1930)
イギリスの作家、医師、政治活動家。
推理小説、歴史小説、SF小説など多数の著作がある。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者として世界的人気を博し、今なお熱狂的ファンが後を絶たない。

「2023年 『コナン・ドイル① ボヘミアの醜聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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