万能鑑定士Qの短編集I (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041005620

作品紹介・あらすじ

「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」決定版!1冊でひとつのエピソードでは物足りない皆様へ、そしてシリーズ初読の貴方へ。最高に楽しめる珠玉の傑作エピソード群登場!-代官山の質屋に出向してきた鑑定家は、弱冠23歳の凛田莉子。店長による調査では、高校まで万年最下位、就職活動でも周囲をあ然とさせた天然美女。だが莉子はいまや、依頼品にまつわる謎という謎を解明しうる"万能鑑定士"となっていた。

感想・レビュー・書評

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  • 万能鑑定士の凛田莉子が、人気の質屋の臨時鑑定士に招かれて遭遇する事件を見事に解決する。人間の心理を余りに上手くついた犯罪手口なのに、あれよあれよという間に解きほぐす推理は凄すぎて、はは―という感じだ。読み物としては面白いんだが、何だろうな、この何となく漂う空虚感は?説明的すぎる文章のせい?作者の路線通りの筋運びのせい?類型的な人物像のせい?誰か教えて。

  • 万能鑑定士シリーズ初の短編集。
    J.O.Aに出向した莉子が駒沢直哉とともに持ち込まれた依頼から仕組まれた犯罪や謀略を暴いていく。短編集のため、普段に比べても更にテンポが良い作品となっていて、読み飽きないのが良いところ。更に、小笠原を巡って莉子と瑠美の争いがあるところも物語が単調にならない工夫があってとても面白かったです。
    また、特等添乗員シリーズの主人公浅倉絢奈が登場しており彼女の活躍が分かる特等添乗員シリーズも読んでいきたいです。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
    凜田莉子:佐藤聡美
    小笠原悠人:寺島拓篤
    宮牧拓海:福島潤
    浅倉絢奈:花澤香菜
    駒沢直哉:葉山奨太
    香河﨑慧:岸野幸正
    栗林修:堀江瞬
    津島瑠美:ファイルーズあい
    丹波彰:江口拓也
    友岡:江川央生
    辻村篤:川島得愛
    神馬康介:飛田展男
    須磨:高田祐司
    峰橋:間島淳司
    高須蒼真:逢坂良太
    讃岐佳織:加藤英美里
    岩垣健人:武内駿輔

  • 探偵の探偵でおもしろいじゃん「松岡圭祐」さんとなったんで、
    読んでみるか?
    でも、
    長いシリーズだからなぁ。。。
    と、
    ずっと読もうか読まないかと迷っていた万能鑑定士シリーズについに手を出した!

    現在読み終わってるのは、
    万能鑑定士Qの事件簿1と2で9を読んでいる途中で、
    特等添乗員αの難事件の1巻と、
    この、
    万能鑑定士Qの短編集です!

    結果的に、
    この短編から読んで正解!
    これを読んでつまらなかったら万能鑑定士シリーズは合わないよ。

    主人公「凛田莉子」が万能鑑定士。
    自分のお店は飯田橋にありますが短編集は代官山の「ジャック オブ オールトレーダーズ」が舞台となります。

    店長が香河崎さんで、
    店員の駒澤さんと蘭田莉子は一緒に行動する感じ。

    確かに人は死なない!
    で、
    ミステリーで雑学というかウンチク満載?!

    ミッキーマウスの憂鬱でも思ったし、
    もちろん、
    探偵の探偵でも思ったんですが本当によく調べている人が書いてます。
    真の、
    万能鑑定士は作者さんじゃないのか?!
    と、
    思うくらいですよ。

    ダイヤモンド
    水晶
    バスケット
    絵画
    握手券
    が、
    テーマにお話しが書かれています。
    で、
    絵画には特等添乗員αさんの浅倉絢奈も登場!
    つか、
    浅倉絢名のほうが好きかも?!
    で、
    α買ったんですけどね。。。

    おもしろいからオススメ!

    とりあえず、
    タロット占い師からタロット鑑定士に変わったのに理由はありません?!

  • さらっと読みやすい。

  • 何時もの登場人物で安心して楽しく読み飛ばせる短編集でした。

  • 面白かった。人気があるのがよくわかった。
    自分が若ければ、もっと楽しめたかもしれない。

  • このシリーズ、興味あって、でも図書館ではいつもなく、たまたまあった短編集にシリーズ初読のあなたへ、とあったので手にとりました。

    面白かったです。
    質屋の面々のキャラもよかったし。
    本編もきちんと読みたい、と思いました。

  • 万能鑑定士Qシリーズの短編集です。これまでの長編版とは違い、5本の短編が収録されています。この短編集では、J.O.Aという質屋に出張鑑定士として出向きます。そこで莉子は、さまざまな事件を解決することになるのでした。
    どの短編も面白いですが、特等添乗員αシリーズに登場する、浅倉絢奈が莉子とペアを組んで活躍する第4話が楽しかったです。

  • 万能鑑定士である莉子が代官山の質屋に赴く。
    そこで起こる5件の事件を描いた短編集。

    短いながらもどれも楽しめる内容だった。
    この相変わらずの安心感はさすが。

    しかし、事件簿全12巻を読み終わって読んだが、
    少し早すぎたようで、知らないキャラも複数名出てきた。

  • 短編集ですが、面白さのレベルは変わらず。
    むしろ短い分、濃いようにも思います。
    さらに莉子と小笠原の仲がちょっと進展…するといいのに。
    でもいつもより二人の恋愛がらみを多く見れた気がします。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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