万能鑑定士Qの短編集I (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.70
  • (81)
  • (197)
  • (183)
  • (19)
  • (2)
本棚登録 : 1731
感想 : 146
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041005620

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」決定版!1冊でひとつのエピソードでは物足りない皆様へ、そしてシリーズ初読の貴方へ。最高に楽しめる珠玉の傑作エピソード群登場!―代官山の質屋に出向してきた鑑定家は、弱冠23歳の凛田莉子。店長による調査では、高校まで万年最下位、就職活動でも周囲をあ然とさせた天然美女。だが莉子はいまや、依頼品にまつわる謎という謎を解明しうる“万能鑑定士”となっていた。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    添乗員のキャラがでてきてたんだけど、読んでないからどんな関係なのか若干謎だった〜
    でも短編集とはいえ、全体はなんとなくつながってるし、事件簿のシリーズで出てきた人もたくさん出てくるし、面白かったよ。あと、小笠原さんにガンガンアタックする同級生の出現とか…笑
    なにより、超地元が出てきてびっくりした。
    千葉県佐倉市ってでてきて、その地点でえ!ってなってたのにさらにホテル…っていいだしてまさか…と思ったら案の定ユーカリが丘きたーーー!
    ありがとうございます・・・!笑

  • 万能鑑定士Qシリーズ短編集。小笠原と莉子の仲も深まり、絢奈も家族との仲が良い方向に向かいとても良い変化の楽しめた一冊でした。しかし莉子の推理すべき謎はなんとなく憶測がたつけど絢奈の方はからっきしついていけません、絢奈の話もっと増えてくれたらなぁ。。。

  • 今回も面白かったです!
    短編集ということで途中でダレることなく読み終えました。
    今までの万能鑑定士Qを読んできた方には問題なく読め作品となっています。

  • 短編集。
    莉子が代官山の洒落た質屋に出向するお話。
    この短編集は、その質屋を舞台に繰り広げられる。
    現実でも、鑑定家が質屋に出向して継続的に鑑定業務をしたりすることなんてあるだろうか…。
    普段と違う場所が舞台になっているので、読んでてワクワクした。
    全般的にとても楽しめた。

    「凜田莉子登場」
    質屋を訪れる客は良い客ばかりではない。
    高級ブランド品の偽物を持ち込み、買い取らせようとする悪い客もチラホラ。
    偽物を見抜く目を持つことも養わなければならないので、日々勉強が必要。
    質屋の仕事は思いのほか大変だ。
    偽物ばかりを店に持ち込む男性客のお話。

    「水晶に秘めし詭計」
    質屋に持ち込まれた水晶の立像『風と光の女』をめぐる物語。
    とても価値のある立像が質入されたため、厳重に保管室で保管するが、その立像がある日突然消えてしまう。
    犯人はどうやって持ち去ったのか?

    「バスケットの長い旅」
    ある日、質屋に黒いステンレス製のバスケットが持ち込まれる。
    このバスケットの用途は?
    そのバスケットをめぐって、事件が起こる。

    「絵画泥棒と添乗員」
    河口湖辺りにある美術公園が舞台。
    5枚の高価な絵画を巡る物語。
    団体旅行を率いる添乗員の浅倉絢奈が登場し、莉子とともに事件を解決する。

    「長いお別れ」
    AKB48ならぬJPN48の握手券を巡る事件。
    どんな結末を迎えるのか…とドキドキ。
    面白くてあっという間に読んでしまった。

  • Nice to meet you を「良い肉をあなたに」は、笑ってしまった。今では何でも知ってる、知識豊富で素敵な莉子さんなのにね。
    短編集なので殆ど伏線が無く結論に辿りついてしまうので、どちらかと言えば、長編の方が好きかな。でも絢奈さんが登場するストーリーがあったり、色々なシチュエーションのストーリーを楽しめました。

  • 短編集ということで期待してなかったけどとても良かった。 全く関係のない話が複数詰め込まれてるのかと思ってたけど、「とある質屋での短期的な手伝い」という大きなくくりがあるのでまとまりがあったし軽く読むには非常に良い。

  • 短編だからつまらないかな?と思ったけどそうでもなかった。1つ1つの物語はしっかりしてるし、雑学豊富で毎回勉強になります笑。

    いつも思うんだけど、こんなにお店を空けて大丈夫なのか。。。

  • いや!短編が良いかも~代官山のJOAを舞台に…偽物ばかりを持ち込む客が狙っていたのは、腕時計のショパール・小笠原が実家の修理のために持ち込んだ水晶像が忽然と消えて、小さなプラスチックのタブレットが残されたが、それは氷で本物そっくりに作る工房で依頼したのは店の片隅を期間限定で借りていた古書店主・横須賀沖で拾われた仕掛け付きのステンレスのバスケットは視聴率を操作しようとする企みに使われていた・バヨン=ルイの偽物の絵画を展示する庭園を持つ運送会社の社長は贋作がばれるのを嫌って海外の怪盗に狙わせようとしたが・アイドルの握手券を印刷する会社からサンプルが一枚盗んだ犯人は製紙会社の社員であるが偽造の方法は?~ちょっとしたトリックを披露するには短編が良い。小ネタを組み合わせて長編にするのは苦しいよなぁ。考えるに・・・シリーズの先行作の設定は活かさなくてはならないというのは不文律だろうか?

  • いつもどおり軽く読めて面白い。香河崎がくれた指輪エピソード素敵。

  • 短編なので気軽に読める。最近、複雑で内容を忘れてしまう。

全146件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松岡圭祐の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×