女神と棺の手帳 甘き約束の音色 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041005965

作品紹介・あらすじ

最難関の王立大学医術科に、史上初の女子生徒として入学したケイト。夢を叶えようとがんばる彼女を、男ばかりの医術科生達は冷やかすだけ。病院実習でペアを組む首席のリオからは「足を引っ張るな」と宣告され、前途多難なケイトの前に、イーノット少佐が現れる。少佐自らが率いる部隊は、ある事件を追って病院に潜入捜査中だったが、ケイトは深入りするなと言われ!?第10回小説大賞受賞作第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 友人役に抜擢されましたリオがもう少しでしゃばってくるのかと思えばそうでもなく……。最初から最後まで少佐、少佐、少佐という感じ。

    ケイトはまだまだ意識していない(というか少佐に対する「好き」という感情に気付いてない)のかと思ってましたが、最後の手紙でそうでもないのか? と変な感覚。

    ティム他、軍人仲間からからかわれる少佐をもっとみたい。

  • 2012年12月21日読了

    今回も綺麗にまとまっていて、読みやすかった。
    ケイトは今回は偶然にイーノットの任務場所に行き、彼女の仕様としていることと任務が交錯していた…という内容だったので、続刊する場合はどう関わっていくのかが今後の課題かな。
    新たなリオという友人を得たケイトは、更に強く美しくなるんじゃないでしょうかね。
    その分、イーノットの無自覚な嫉妬が炸裂しまくるんだろうけど。

    個人的にはベタベタイチャイチャよりもこれくらいの距離感でつかず離れずが好きなので、今後もこの絶妙な距離感を保って欲しいところ。

  • 真面目なケイトとイーノット。周りから見たら相思相愛がバレバレだし、結構イーノットもケイトをデートに誘ったり、好意を持っていることを伝えていると思うんだけど、ケイトが鈍いのか、もどかしいくらい、先に進みません。でも、こういうのも嫌いじゃないんですよね。

    今回ケイトが実習で病院に行くことになり、優秀なリオとペアに。リオも最初はケイトを疎ましく思っていたのに、だんだんケイトに感化されて、いい人になってました。

    あれだけ邪険にしてた病院の医師や看護師もケイトの努力を認めてくれたのは、なんかよかったです。ケイトが始めたことが国中の病院に広まったっていうその後のエピソードもいい感じです。

    最後の方は、リオも絶対ケイトに好意を持ってて、折角図書館デートに誘えたのに、横から少佐たちにもってかれたのは残念だったでしょうね。
    でも、リオは始終ケイトと一緒にいるし、次巻はリオにもうちょっとがんばってもらって、それをティムに煽られたイーノットが危機感を感じて、一歩前に進んで欲しいな。

    最近のお気に入りのシリーズ。次巻は3月。
    楽しみにしてます。

  • 新キャラのリオが好みでした。


    今巻は主人公ケイトに友人をつくろう、ということらしいです。
    大学に入っても周りは男ばかりだし、風当たりは強いし、確かに友達が簡単につくれる環境じゃないですよね……。

    リオはこのお話のうちでそれなりに打ち解けますが、将来的に彼が恋愛対象になることはないのかな?
    主人公が少佐に一途だから、そんな余地はないってことですかね(笑)


    次巻、どんな風に続くんだろう。
    さすがに『たまたま事件が起こる場所に主人公がいる』ってネタは、もう難しいんじゃないかと。
    次の発売日まで待つことにします(笑)

  • シリーズ2作品目。
    北部の実習先の病院で、連続不審死事件の調査に来ていたイーノットと偶然会う。病院の不審な薬剤の裏帳簿を調べていたケイトとリオも事件の真相に近づいて…。

    変化ってとても大事だと思うけど、そこで働いてる人からしたら1ヶ月という期間限定で来てる、しかも実習生、から色々言われても反発しちゃう気持ちはなんとなく理解できる。
    でも一生懸命なケイトを応援したくなる気持ちも出てきた。前作では直情型行動にちょっとついていけなかったけど。
    理想論だな、と思ってしまうところもあったけど。
    あれ、私ちょっと擦れてる?

    今回、新キャラのリオが登場。次巻以降も表紙にリオが出てきてるからおそらく主要人物になってくるんだと思う。
    あとがきにはリオは『ケイトの友達を作った』みたいに書いてあったから友達なんだろうね。
    でも私リオ好きだけど。
    というかケイトみたいな感じにはリオの方が合ってるんじゃないかなとか思う。
    リオに恋愛感情ある描写はなかったから、今後どんな関係性になるのかは分からないけど。

    このシリーズはメインはケイトの成長物語なのかな。
    恋愛度低めだよなー。
    そろそろもう少し欲しいな。

  • 「女神と棺の手帳」シリーズ2巻目。
    面白くていっきに読んでしてしまいました。
    6巻まで揃えたのでこれから読むのが楽しみです。暴走しがちだけど、肝心な所は鈍いケイトとイーノットの今後が気になります。

  • 2013年読了

  • 病院実習の回。

    どんなに邪見にされても決してへこたれることのないケイトに感動。
    危険を顧みずどんどん危ないところにも飛び込んでいくケイトには、ハラハラさせられ通しだが、体当たりこそ彼女らしい。

    ケイトにもやっと同年代の友達ができて安心。
    イーノットのライバルにはなれそうにもないけど。

  • 「女神と棺の手帳」シリーズの2巻目。
    今度の舞台はどこだ?と思っていたら王立病院でした。しかも色々ときな臭い北部の。ケイトの実習先がその王立病院だったわけですが、南部が管轄のイーノットたちとは接点ないんじゃ・・・と思ってましたが違いました。主人公がいる場所で事件は起こる!って某推理アニメのようですが、ケイトたちにもそれは当てはまるのですね(笑)でもそうしないと物語が進まない。離れ離れでは面白味もないですしねww

    2巻目では新キャラが登場します。リオくん、可愛いじゃないですか。最初はケイトを毛嫌いしつつも、一緒に実習するうちにだんだんと仲良くなってとうとうライバル兼友人に。大学でも一緒に行動することになるだろうから
    少佐にとってはヤバい展開になるんじゃ・・・と思っていましたが、心配無用でしたね。でも今後の展開では手強いライバルになってしまうんじゃないのかな?
    少佐の部下たちもティムも結構出てきましたが他のメンバーはあんまり出てこなかったのでちょっと残念。次巻はもう少し活躍するといいなぁ~

    ところで年の差ラブってあるけれど、少佐って何歳ぐらいなんだろう?ケイトは大学生だから10代よね?20代後半なのかな?まぁ、いいけど・・・。

    初回特典の書下ろしペーパーの少佐視点の話も良かった。

  • お医者様の万能感は絶対ではないって判ってるんだよな~って思う。でも実際病院にかかるとやっぱりお医者様は万能だと思ってしまうんだよな。甘えてしまうんだよな。

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著者プロフィール

第10回角川ビーンズ小説大賞・読者賞を受賞し、「女神と棺の手帳」(全6巻)にてデビュー。

「2017年 『聖女様の宝石箱 ダイヤモンドではじめる異世界改革』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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