六蓮国物語 地下宮の太子 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006382

作品紹介・あらすじ

絶世の美女なのに残念なほど仕事バカの結蓮は、憧れの恩人が偽装婚約を交わしている上官・季隆だと、気づいてしまう。今までの愚行の数々を思い返し挙動不審になる結蓮と、自分の正体に幻滅されてしまったのだと思い込む季隆。二人の関係は噛み合わずギクシャクする。そんな中、結蓮は太子舎人の職を解かれて落ち込むが、季隆は太子本人に結蓮を連れて秘かに国を出るよう告げられて!?中華ファンタジー急展開の第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • 季隆が憧れの御使い様と知って、結蓮は今までの対応の仕方を恥じて逃げまくる。ああ、残念な絶世の武官美女。しかし、その一方、大陸を支える六蓮女が守る巨大宝石が次々と奪われていき、不穏な状況になってくる。結蓮は六蓮女の一人瑶花から次の蓮女になれと言われる。結蓮は龍族の生まれだから。結蓮のつらい幼女時代のことが出てくるが、健気だねえ。

  • 季隆と結蓮の勘違い恋愛劇がたくさん詰まっていて幸せな時間でした♡少し恋愛要素も入ってきて、きゅんきゅん度もアップな4巻。物語は佳境に入っていって気になるところも盛りだくさん。あと2巻で終わっちゃうのか…と思うと少し寂しいな^^;;

  • 結蓮逃げすぎ!
    武官なんだからどんとぶつかってこい!!といつも体育会系っぽいことを言う結蓮だからこそ、体育会系な気持ち?になって、軽くイラっとしてしまった。
    というか、季隆が可愛そうになってきちゃって。
    季隆は術で結蓮の動きを止めるってさすがだなー。
    あそこまで逃げ切られてちゃ、術かけないといつまでも凄い速さで隠れそうだもんね…。

    中盤以降、物語が動きました。
    天女の本当の意味が分かった。
    真相を知るまでは、人柱にならないといけないのかと思ったりもしたから、とりあえずホッとした。
    結蓮が天女の道を選んだとしても一応生きてるから。

    6巻完結で次は上下巻みたいなので、どうなってくのか楽しみです。

  • なんと人身御供とな
    自己犠牲は尊いのだけど、周りが受け入れるのに時間かかるよねー
    普通にいやだわよー

  • 前半の結蓮の逃げ回り方がハンパなくて笑えた。
    しかし、結蓮は悲しい決断をせざるを得ない状況に追いやられる。
    季隆は、ちゃんと結蓮を守ることができるの⁈
    早く続きを読みたい。

  • 全体的と後半の流れがうまく作り込まれてる。次への繋ぎの一冊として上手い!

  • 絶世の美女なのに残念なほど仕事バカの結蓮は、憧れの恩人が偽装婚約を交わしている上官・季隆だと、気づいてしまう。今までの愚行の数々を思い返し挙動不審になる結蓮と、自分の正体に幻滅されてしまったのだと思い込む季隆。二人の関係は噛み合わずギクシャクする。そんな中、結蓮は太子舎人の職を解かれて落ち込むが、季隆は太子本人に結蓮を連れて秘かに国を出るよう告げられて!?

    いよいよ1巻の頃からの伏線が回収されて動き始めたという感じです。いやあ、前半は結蓮ちゃんの素晴らしいまでの奇行に笑いっぱなしでした。なんていうか、色んな意味で極端な子だよなと思います。何事にも一生懸命すぎるというか。それでも季隆のことを尊敬して受け入れられて良かったな。裏で動いてるあの人はいよいよ兄弟にすら手を出し始めたようですが、いったいどうなるのやら・・・結蓮ちゃんが眷属のもとへ帰らない生き方を決めてくれるのかどうかも・・・今回はストーリーは後半しか進んでない感じなので3ヶ月連続刊行なのかしら?なんて。

  • ”翠玉の御使い様”であることをバラした季隆。
    混乱する結蓮は、逃げまくりで、嫌われたと落ち込む季隆との間がニマニマと楽しく背中が痒ッ!
    コミカルな前半から、一転、物語の核心にせまりはじめるラストの展開。
    そんな中、太子にスポットが当たり、結蓮への気持ちも見えてきます。

    それぞれの、守りたいと思う気持ちはどこにあるのか、向かうのか…

    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2684.html

  • 御使い様の正体がわかった後の結蓮のドタバタが可愛い。
    物語としてはかなり不穏な空気が。
    とりあえずもう季隆マジ頑張れ。

  • 4巻目。前巻の最後で翠玉の御使い様=季隆とばれて、結蓮がどんな反応をするのかと楽しみにしてましたけど、予想以上の逃げっぷりで、すれ違う二人がなんともいえません。

    恩人として好かれているのか、季隆個人として好かれているのか確証できない季隆が不憫ですが、結蓮相手にうっかり気持ちをダダ漏れさせてる季隆にニヤニヤしちゃいました。

    ただ、後半結蓮が国を守る天女のあとがまとして狙われているのが分かってからは、ちょっと不穏な感じです。太子の琮成も結蓮を天女にしないようにこっそり画策してましたが、結蓮からあっさりばれちゃったし、これからどうお話が進むのかな。

    これから3ヶ月連続刊行。楽しみです。

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著者プロフィール

清家 未森:第4回角川ビーンズ小説大賞で読者賞を受賞。受賞作を改稿した『身代わり伯爵の冒険』でデビュー。同シリーズの他、「六蓮国物語」シリーズ、「桜乙女と黒侯爵」シリーズも刊行。

「2022年 『後宮星石占術師 身代わりとなるも偽りとなることなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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