ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 919
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006634

作品紹介・あらすじ

幽霊が「視えてしまう」草食系大学生の八神森司。怖がりな彼がオカルト研究会に属しているのは、ひとえに片想いの美少女こよみのため。霊にとりつかれやすい彼女を見守るのが、彼の生き甲斐だ。そんなある日、映研のメンバーが、カメラに映りこんだ「後ろ姿の女の霊」の相談に訪れた。しかもそのカメラでこよみを隠し撮りされ…!?本当に怖いのは、人かそれとも幽霊か?期待の新鋭が放つ大人気オカルトミステリ第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 前巻がまあまあ良かったので読んでみたが、変わらずサクサクと読めて面白かった

  • なんだかんだ楽しそうで良いね〜

  • 背ラベル:913.6-ク-2

  • 1年以上の月日を経てようやく2巻を。ミステリ、の部分は疑問もあるけど、青春とオカルトは間違いない。ホラーじゃなくてオカルト。もう一年生終わりそうだけど、博士課程まで行くのかしらん。

  • 本当に怖いのは人か幽霊か。永遠の命題になるかと思いきや、人類はもう答えはわかっている。それは「人間」に違いない。青春×学園×ホラーという黄金比に挑んでいる本作。シリーズ2作目で恋愛の要素ももちろん含んでいる。中高生くらいから読んでいればさらに感情移入して読めただろう。それでも何歳になっても甘酸っぱさも、感受性のあるあの頃に思う謎に対する解決欲も絶えずにある。ライトなホラーと最高だ。

  • シリーズ第2弾。

    大学のオカルトサークルメンバーが持ち込まれる相談事を解決していく短編集。

    今後の展開はまだわかりませんが、部長の過去もチラッとあったりして本作はホラーすぎず楽しんで読めました。

  • 読書録「ホーンテッド・キャンパス幽霊たち
    とチョコレート」3

    著者 櫛木理宇
    出版 角川ホラー文庫

    p108より引用
    “ 赤い布張りのボックスソファはほぼ満席
    で、カウンターの奥に立つマスターは十年以
    上前から「今にも死にそう」と学生たちに評
    されつづけている老爺である。”

    目次より抜粋引用
    “シネマジェニック
     彼女の彼
     幽霊の多い居酒屋
     鏡の中
     人形花嫁”

     見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
    を主人公とした、短編連作オカルトミステリ。
    シリーズ第二弾。
     冬衛の入り口に立つ主人公・八神森司が通
    う大学近辺、天気の具合から大勢が傘を持っ
    て歩く中でも、特定の人物の傘だけはすぐに
    見分けられるのだった…。

     上記の引用は、主人公たちの大学の学生御
    用達の喫茶店についての一文。
    こういう行きつけのお店というのは、何時ま
    でも変わらないであって欲しいものの一つで
    すね。
     幽霊、生霊などなど、オカルトが受け入れ
    られている物語ですので、オカルト否定の傾
    向が強い方は、読むのがつらいかもしれませ
    ん。特に、オカルト現象が起こる原理に説明
    を求めるような方には、向かなさそうです。
     充実した大学生活を送った人は懐かしく思
    いながら、そうでなかった人はそんな風であ
    りたかったと思いながら、読み進むことにな
    る作品ではないでしょうか。

    ーーーーー

  • オカルト研究会の怖いところは、大学内の
    軽いサークルのノリで本物の怪奇現象が
    起きてしまう処です(*´▽`*)

    恋の進展は期待してはイケない

  • 病み上がりに逃げ回るところなんかヘタレすぎてウンザリしたけど、徐々にヘタレ脱却に向かってる感じで好感触。ストーリーはとても好き

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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