夢解きパティシエ 黒き医者の甘い誘惑 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006801

作品紹介・あらすじ

夢と犯罪うずまく大都市レーヴ。パティシエ志望の少年レンは、おとぼけ警官トマやゲテモノ劇団の役者達に自家製お菓子を配達し、開店資金を貯金中。だが、美貌の"夢医師"ヴァレリーと出会ったのが運の尽き。患者を悪夢から救うと評判の敏腕で、オペラ座の花形俳優が白昼襲われる怪事件の捜査に加わっているというヴァレリーは、なぜかレンを拉致!相棒になって協力しろと言うが!?極上のミステリアス・ファンタジー、開幕。

感想・レビュー・書評

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  • パティシエ希望の少年は、今日も頑張って顧客をつかみ金をためる。
    すべては開店資金のために!
    というのに、妙な所で知り合った『夢医師』とやらのおかげで
    知らなかった『自分』が見えてくる。

    喧嘩っ早いのかと思ったら、我慢ならないものにかみつく性格?
    世間ではそれを『喧嘩っ早い』というかもしれませんが。
    よくもまぁここまでさくさく返せるな、と感心し通しでした。
    特に夢医師…これはこんなのがいたら噛みつくかもしれません。
    むしろ噛みつきがいが良さげ?w

    夢医師(白)とパティシエ(黒)のやりとりが面白いです。
    きれいに白黒別れてるな…と思ったのですが
    もしかしてこれは分かりやすくするためなのか
    複線もどきなのか…どちらなのでしょう?
    しかし最後の住居の落ち。
    日銭をせびっていた大家ですから、長期帰らなければ
    そんな事にもなってるでしょう…。
    ちょっと見通しが甘いぞ、と突っ込んでしまいました。

    主人公がパティシエなので、出てくるお菓子が美味しそう。
    その描写にうっとり想像して食べたくなってしまいます。
    ある意味危険小説でした(笑)

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