切開 表御番医師診療禄1 (角川文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2013年2月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041006993
感想・レビュー・書評
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シリーズ第一弾。
表御番医師として江戸城中の診療に努める、矢切良衛が主人公。
城内で起きた刃傷事件に不審を抱いた良衛は、真相を探るべく動き出したのを機に、彼の身辺がザワつきはじめ、刺客に襲われたりもします。
襲う側は良衛が医師ということで舐めてかかるのですが、良衛は元御家人ということもあり剣術の達人で、しかも外道(外科)の医師として人体を熟知しているという強みがあり、敵の急所をピンポイントで狙って撃退するという、なかなかの頼もしさです。
今後、良衛が様々な思惑や権謀術数に巻き込まれていくことは必至なので、どう乗り切っていくのか楽しみですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
パパの本。ずっと積読だったのを読んだら面白かった。奥さんが勝手な人だったのは想定外。この流れだとよい嫁が来て、家庭もよく、、のはずが的外れたところが面白い。
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内容(「BOOK」データベースより)
5代将軍綱吉の治下、表御番医師として江戸城中の診療に努める矢切良衛。ある日、大老堀田筑前守正俊が若年寄の稲葉石見守に斬殺される事件が起こるが、良衛は様々な不審を抱き、真相追究に乗り出す。しかし、堀田家を訪れた良衛は、何者かの襲撃に遭ってしまう。果たして事件の裏に隠された陰謀とは―。剣術を備えた医師として、葛藤と苦悩を抱えながらも果敢に立ち向かう男の生き様を描いた、時代小説シリーズ、第1弾。
平成29年8月12日~17日 -
新しいシリーズ楽しみ。お医者様で剣術も使えるなんて無敵ですね。
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28年9月13日読了。主人公、表御番医師 矢切良衛。江戸城内にて診療を勤める。ちょっと、主人公にしては、魅力に欠けるかな。しかし江戸時代の身分制度や この時代の医師の生活、医学界の内部関係など 知らない事がてんこ盛りだった。そういう意味では、面白かった。
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キャラの魅力に少々欠けるが、先行きは気になる。
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江戸時代、外科医は内科医より低く見られていたとは知らなかった。
当時手術とかできないからかなぁ。
傷は縫って自然治癒に任せるしかない。
名医でも家格が低ければ大名の怪我も診れない。
実戦剣法の使い手で名医の良衛が巻き込まれた大老殺害事件。
裏で手を引く大きな陰謀が見えてきたとこで続くのね。
血なまぐさいのはあまり好きじゃないけど、次も読まなくちゃ。 -
新シリーズ
表御番医師矢切良衛の活躍?
大老堀田が若年寄稲葉に斬殺された件を疑問に感じた所からきな臭い陰謀に?
結構厄介な幕府内の構造に?
今後どのように展開していくのか -
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