- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041007334
作品紹介・あらすじ
湘南のかたすみにひっそりと佇む、隠れ家のような一軒のホテル。強い風をさけて身を寄せ合うカモメたちのようにこのホテルを訪れる客人たち。若き女オーナーが彼らの秘密を解きほぐす。連作恋愛短編集。
感想・レビュー・書評
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葉山在住の作家、喜多嶋隆の作品。物語の風景が頭に浮かび、また地名もそのままだからホテルと登場人物が本当に存在する気がする。舞台は葉山一色ホテルと称するが、一色海岸沿いに立っている設定。葉山近代美術館の隣ぐらいのイメージか。
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何年ぶりかに手にした作者の一冊。
さらっと読めて読後感の良い、且つ夏のこの時期にあった海辺を思い出させる作品でした。 -
人の心はミステリー>w<
湘南・葉山にひっそりたたずむ隠れ家のような一軒のホテル.
そこは様々な,わけあり客が訪れる安らぎの場所.
潮風漂う大人の恋愛と人間模様.素敵な一冊でした. -
2013年3月24日読了。
訳ありのお客ばかりがやって来る隠れ家的ホテルが舞台というあらすじを読んだ時にシリーズ化を期待したのですが、どうやら完結っぽい終わり方で残念。
設定そのものが、自分の好きなジャンルなので、もっと引っ張って余韻も持たせて次に繋げてほしかったなぁ。本当に残念です。 -
一人になれる領域が尊重される空間 ― タイトルからはそんな魅力を期待したが、当ホテルはちょっと様相を異にする介入型のおもむき。羽を癒すためには人のぬくもりが必要ってことなのかな。