- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041007549
作品紹介・あらすじ
両親をなくし、ひとりぼっちで叔母の家に引き取られた少女・ポリアンナ。亡き父との約束「何でもうれしいゲーム」を通して、町中の人たちや、かたくなだった叔母の心をとかしていく……。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
いまの時代にこそ、ポリアンナのような少女がいたら良いのに!
-
私はよかったさがしを知った時、なんとも言えぬ気持ちになった。目からウロコとは正にこのことかと。
ゲーム、マザーのBGMからこの本を知った私はのめり込むように良かった捜しをしたのだ。
ポリアンナ症候群と言われてもいい
いいところを見つけ喜んでいたいのだ。
幸せを信じて、悲しいなんて思わない
辛いなんて思わない。
よかったのだ、どんなに辛くとも朝焼けは綺麗だし、夜空の星は光り輝く。
それが見れた。よかったの。
劇団で辛い毎日を過ごす私は今心から劇をやってよかったと思えるのは、ポリアンナのおかげ。
あなたのゲーム私も参加させて欲しいのよ。 -
読み進めるのがしんどい気持ちがあったが、読み切って本当に良かった。
-
一昔前と現代では、若者?が標準で備えてる能力が違いすぎる。(今の方が格段に、社会が若者に求める能力が高い。)
なのに、脳の作りとかは何も変わってないってびっくりする。今って、ほんとに頭と気を使ってみんな生きてるんだろうな。「生き辛い世の中」という言葉があふれかえるわけだと思う。
現代を生きる私の感覚のままだと、ポリアンナ(10歳前後の女の子)の無邪気な天然さに、めちゃくちゃ疲労感を感じた。他人のバックグラウンドや文脈に全くの無配慮。こんな人が近くにいたらうざいな…ポリーおばさんあんたえらいよ、おつかれさま…!という気持ち。
現代の感覚は捨てて白紙の気持ちで読むべき物語。そうすると、聖書の中に記された800の言葉の下りもとてもシンプルに心に響く。最初から童心を取り戻して読むべき作品。 -
最初は会話文が多くて読むのに疲れました。でも慣れてくるとポリアンナの奇想天外な言動が面白く楽しく読めました。なにより嬉しいこと探しのゲームが多くの人を幸せにしたことに感銘を受けました。私もゲームを実践したいと思いました。
-
恵まれていなくても、辛いことがあっても、常に現状の良いところをみつけ、生きる喜びをみつけようとする「天然ハッピー少女」ポリアンナ。
ADHD感のあるスーパーおしゃべりなこの少女が、心を強張らせた村の人々を驚かせ、そして柔らかく変えていくという若干お説教くさい物語。… なのだけど、ネットでテレビで誰もが誰かを非難し文句を言っているいまの時代に読むと、なんだかものすごく癒された…。
訳文がやや古臭いけど、それはそれで味わいがあって良いです。 -
年齢問わず読みやすくて、とても学ぶことが多い作品でした。
主人公のポリアンナがとにかく明るく前向きで、自分の悩みなんてちっぽけだなぁと思える作品で、私の人生の教科書にしたいと思いました。
またいつか最初から読み直したいと思います。 -
エレナ・ホグマン・ポーター(Eleanor Emily Hodgman Porter、1868/12/19-1920/05/21)の小説「少女パレアナ(Pollyanna)」とその続編「パレアナの青春(Pollyanna Grows Up)」(パレアナは、(特にアニメ化作品において)ポリアンナとも表記される。)は、作中に出てくる「よかった探し(The Glad Game)」(どんなことが起きてもその中からよかったと思えることを探し出して明るく振る舞うためのゲーム)で知られる。
心理学でいう「ポリアンナ効果(Pollyanna Effect)」(書かれた言葉においては、ネガティブ(否定的、悲観的、後ろ向き)な言葉よりもポジティブ(肯定的、楽天的、前向き)な言葉の方が大きな影響を及ぼす)の語源。
否定的にとらえて、ポリアンナ症候群(Pollyanna syndrome、Pollyannaism)(現実逃避の一種で、楽天主義の負の側面を表す)といわれることもある。