ラスト・メメント 商人と死 (角川ホラー文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2013年3月23日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041007556
作品紹介・あらすじ
遺品を”鑑賞”することで死者の想いを読み取ることができる青年・和泉。好奇心旺盛な写真家の卵・彩乃や皮肉屋な葬儀社員・透吾に振り回され遺品をめぐる謎に関わる日々だが、さらに絵画収集のライバルが現われ……。
感想・レビュー・書評
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読書録「ラスト・メメント商人と死」3
著者 鈴木麻純
出版 角川ホラー文庫
p203より引用
“実際、彼ら古美術商というのは横の繋がり
で商売をしているようなところがある。彼は、
それらしい情報が入ったらすぐに連絡をする
からと言ってくれたのだった。”
趣味と実益を兼ねた遺品蒐集家を主人公と
した、長編小説。シリーズ第二弾。
少ない参列者に見送られ、骨董商の男が
荼毘に付されていた。その上、一番付き合い
が深かったであろう彼の妻でさえ、隣の男に
まとわりつこうとしていた…。
上記の引用は、主人公が探しものを頼んだ
場面での一節。
何事もその道に通じた人の集まりというのは、
情報の共有や交換に具合がいいものなので
しょう。インドアで引きこもりの様に書かれ
ていた主人公だと思っていたら、結構社協的
な人物でした。
前巻にも登場した、主人公と相反するよう
な人物と、またしても対立することになりま
す。新キャラも出てきて、役者が揃った感の
ある話となっています。
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2017.6.4読了 61冊目
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