白桜四神 伏魔殿の紅一点! (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041007716

作品紹介・あらすじ

「無理ですって! だって私は女ですよっ」貧乏貴族の里桜のもとに、名門貴族・白虎家の当主が訪ねてくる。突然跡継ぎだと言われ、里桜は病弱な姉の薬と引き替えに、「男」として帝候補の男性たちと生活することに!

感想・レビュー・書評

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  • 里桜は女なのに姉の高価な薬代の代わりに叔父の白虎家の跡取りにされる。男として。青龍家、白虎家、朱雀家、玄武家の跡取り男子から帝を輩出するのだ。跡取り息子を帝候補として認める儀式に、他の3家の息子たちに伍して臨むことになる。何度も女であることがばれそうになるが、付き人想月の機転などで、危機を脱する。互いに反目し合うように見えた4人だが、里桜(白桜という名前に変えられている)の勇気を振り絞った言動で、打ち解け合うようになる。しかし、4家の家宝の像が盗まれる事件が起き、大変なことになる。
    里桜のびくびくしながらも真っすぐな言動が周りを変えていくのが魅力の物語だ。ただ、他の3人はいずれも曲者ぞろい。その中でのてんやわんやも面白い。朝廷には、残酷な悪弊があり、ひょっとしたら里桜がそれを変えていくのかもしれない。

  • 家族のためにと頑張る男装女子物。
    ハーレム状態のわりには糖度は低いかな。
    キャラが皆可愛いので楽しく読めました。

  • ラノベは初めて。和ものが好きなので本屋さんで手にとってみた。ラノベだけあって、読みやすくサラ〜と読み終わりました。

    内容はよくありそうな逆ハーもの。普通に面白かった。でも普通。
    個人的には青ジョウさんより、玄武の鵬玄さんが気になる。

  • 病弱な姉の薬と引き換えに、白虎家の跡取りとして女なのに男装して帝候補の他の四神家の跡取りたちと暮らすことになってしまった里桜。名前も白桜と変え、幼き頃より仕えてくれた想月と共に他の3人の跡取りたちがいる神社に向かう白桜。そこにいたのは青龍家の青丞、朱雀家の朱咒、玄武家の鵬玄。個性的な面子は自分たちの好き勝手に行動し、友情を育む所ではない。その上、青丞に「さっさと都から去れ」と言われてしまい・・・。

    最近、別の男装ものの話を読んで面白かったのでこっちも読んでみたら意外と面白かった。シリーズ化してるみたいなので続きが楽しみ。しかし、15歳(16歳?)とはいえ、声とか体つきとかでバレそうなもんだけどな(笑)医術の心得がある朱咒なんかは絶対気づいてると思うけど。ラストの真犯人は予想がつくものの、これからも頻繁に登場しそうな感じ。青丞はきっと白桜(里桜)のことが好きになるんだろうけど、彼女の正体に気づいた時どんな反応を示すのか気になる。あと気づいた後の反応(笑)2巻も手元にあるし、早めに続きを読もうかな。

  • 主人公がまっすぐすぎて、少々感情移入しにくいが、頑張れと応援したくなる。
    でも、自分が年をとったせいかこの手の本はドキドキしにくくなったかも。
    何故そんなに主人公がモテるんだ?(笑)

  • 女の子が男装して男社会に潜入とか、周りの男のキャラとか、ややテンプレだったが、設定は目新しい感じで工夫が見られるなと感じた。

    一巻目ということで、舞台説明とキャラ紹介的なものに終始してしまっていたので、次巻以降に新たな展開を期待したい。

  • 変な当て字の陽真乙国が微妙だったんで、ちょっと積読になってましたけど、読んでみると意外と面白かったです。

    跡継ぎのいない母の実家の当主に、姉の薬と引き替えに跡継ぎとして男のフリをすることになった里桜。男装するってのは良くありがちな設定ですけど、四神の家がお取りつぶしになったときの天から地獄設定がすごいなって思いました。年齢制限には反応するのに、神様達は男女の別は問わないのかな、なんてことも思ったりはしましたけど・・・。

    他の四家の中でも青丞が里桜の相手だとは思いましたけど、敵が想月とは思わなかったかなぁ。絶対に朱咒は里桜の正体に気付いてそうな感じがしますけど。

    妙に女のときの里桜を気にしている青丞ですので、里桜=白桜と分かったときの反応を見てみたいですけど、なかなか気付かなくて、里桜の方に惚れちゃったらおもしろいかな。なんか「秘密の陰陽師」っぽいですけど。

    次巻も読みたいけど、近所の本屋はみな売り切れで残念。

  • うん、王道。
    でもまあ普通におもしろかったです。

    みんなキャラが濃いなー。
    自分的には青丞より鵬玄と朱呪の方が好きだ!←

    白桜が想月を無事説得できるのかが気になる。

    続きも読んでみようかな。

  • 実は発売前のあらすじを読んだ時に、コバルト文庫の『ひみつの陰陽師』に設定が良く似ているなーと思いました。
    まあ、平安時代、男装女子…といった王道設定ですので、似てしまうのは仕方ないのかもしれません。(^_^;)

    暫く積んでいたのですが、続編が7月に発売される事を知って読んでみました。
    ヒロインを取り巻く人間関係も『ひみつの陰陽師』に似ていたので、まさかの人物の裏切りに驚きました。
    紆余曲折を経て、同じ四神の跡取り達と仲良くなった白桜ですので、2巻からの展開にも少しは安心して読めそうです。

    表紙は青丞と2人っきりですが、1巻の内容を考えると他の四神の跡取り2人を入れても良かったのにと思いました。
    きっと、青丞が物語のヒーローポジション=白桜のお相手である事を誇示したかったのでしょう(笑)。
    個人的には王道ヒーローの青丞より、鵬玄が大変好みで気になってます!
    医師である朱咒は、完全に白桜の正体に気付いていると思います。
    シリーズ化のようですので、続きが楽しみです♪(*^^*)

  •  2014-08-30

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著者プロフィール

熊本県在住。「アラバーナの冒険者達」で第4回ビーンズ小説大賞の奨励賞を受賞。同シリーズは全10巻まで刊行。その他に「あやかし江戸物語」全6巻、「白桜四神」全10巻がある。

「2021年 『瑠璃宮の花守り人 一輪末々を知る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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