特等添乗員αの難事件 IV (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041008829

作品紹介・あらすじ

ラテラル・シンキングで0円旅行を徹底する謎の韓国人美女、ミン・ミヨン。同じ思考を持つ添乗員の絢奈が挑むものの、新居探しに恋のライバル登場に大わらわ。ハワイを舞台に絢奈はアリバイを崩せるか?

感想・レビュー・書評

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  • 特等添乗員シリーズ第4弾。
    今回は無銭飲食を世界規模で繰り返していくミン・ミヨンを追う物語となっている。
    アリバイトリックやミヨンのアクションの素晴らしさは、コナンや金田一シリーズを思い起こさせ、基本現行犯でしか逮捕できない彼女をどのように捕まえるのかを主軸に置いていて、ラテラルシンキングの思考を持つ似たもの同士の騙しあい感があってとても面白かった。彼女の出生にはとても驚かされたが、リアリティ性の高いシリーズだからこそなのだと感じた。そしてその出生を利用して、彼女を逮捕させるというのにもラテラルシンキングならではの捕まえ方でとても面白かったです。
    そして恋愛面ではもうここまで話が進んでいたなんてという驚きがあった。前回から絢奈と那沖の関係性が深まっており婚約し愛の巣を探すまでになっていたところがとても驚いたが、またも価値観のズレにで中々に話が進まない。そんな中で登場した勇渚と瑠華というライバルキャラが登場する。瑠華は洗脳に近い方法で、勇渚は無自覚に双方のライバル役として振る舞いそしてまさか2人が結ばれるとは思わなかったです。2人も絢奈と那沖のように幸せになって欲しいと想いました。
    やっと武蔵小杉で新居を見つけた2人がこの後どんな関係性を築くのかが楽しみです。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
    浅倉絢奈:花澤香菜
    壱条那沖:小野賢章
    能登廈人:銀河万丈
    浅倉乃愛:悠木碧
    壱条凌真:田中秀幸
    壱条真尋:島本須美
    ミン・ミヨン:林原めぐみ
    柳原裕巳:玄田哲章
    槌磨峰之:島崎信長
    栗留茂樹:保住有哉
    網谷勇渚:白井悠介
    藍岐瑠華:豊崎愛生
    藍岐眞悟:堀之紀
    藍岐詩織:小山茉美
    野崎智博:阿部敦
    稲森梨紗:中島由貴

  • 無銭飲食・乗車の国際的常習犯ミン・ミヨンと対決する絢奈。那沖との結婚話は財界の実力者の娘が出てきて那沖のはっきりしない態度で暗礁に乗り上げる。途中まで那沖にはイライラしたわ。絢奈に申し訳ないと言いつつ、我慢を強いるのを当然としている態度。常に壱条家のことで振り回していると思いますが?ミン・ミヨンの隠された事情、彼の国絡みとは。ミヨンの感じる恐怖が大袈裟でないことは数年前に現実に起きた暗殺事件を考えれば納得。

  • 【2024-019-1676】図書館より。

  • 最後の2ページが好き

  • ラテラル・シンキングで0円旅行を徹底する謎の韓国人美女、ミン・ミヨン。同じ思考を持つ添乗員の絢奈が挑むものの、新居探しに恋のライバル登場に大わらわ。ハワイを舞台に絢奈はアリバイを崩せるか?(e-honより)

  • 多くのことが錯綜するのは毎度のこのなので良い意味で慣れた
    最後は少しだけ感度の終わりかな

  • 最後はありがちなパターンなのが残念だけど大変面白く読ませていただきました。次編も楽しみしてます。

  • なんでもありの様相を呈してきたような…

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    ラテラル・シンキングを駆使し、電車から豪華客船まで0円旅行を実現してしまう謎の韓国人美女が現れた。その名もミン・ミヨン。観光業界としては見過ごせない一大事に、白羽の矢が立ったのは同じ思考を持つ浅倉絢奈だった。ところがその絢奈は、壱条那沖との新居探しや恋のライバルに翻弄され…。ハワイを舞台に娯楽性満点の「人の死なないミステリ」最新傑作登場。書き下ろしαシリーズ第4弾!

    令和2年11月16日~18日

  • 一銭もお金を払わないって……。そんなことできるわけないよね。
    最後にはうまくまとめてしまうのね。これって考え方の差なだけなの?

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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