首の姫と首なし騎士 誇り高き反逆者 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009475

作品紹介・あらすじ

護衛騎士アルベルトが、兄王子クローヴィス殺害の罪で捕縛。衝撃にゆれる城内、シャーロット姫は長兄レイフォードと共に、騎士をはめたエルマー家の悪事を暴くために奔走する。だが、彼女の婚約成立は目前で…!?

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ7巻目。

    アルベルトがクローヴィスを殺害した容疑で逮捕され、シャーロットたちはさらなる窮地に立たされる。そんな中、リオンまでがエルマー家に連行され、大切な人たちが自分の側からいなくなっていくことをシャーロットは痛感する。刻一刻と迫ってくるセシルとの婚姻成立の期日。オウエン・エルマーの行方と薬石精製の証拠を追いかけるカルラとガイは間に合うのか。そして、アルベルトは?クローヴィスは?妹溺愛のレイフォードの我慢も限界に近づいてきている。シャーロットの選択と行動から目が離せない7巻。

    エルマー家の面々が手強すぎて怖い。シャーロットやカルラたちがやっと掴んだ形勢逆転の切り札をことごとく奪っていってる気がする。どこまで隠し札を持っているんだか、と気になり一気に読んでしまった。そんな中、シャーロットが自分の側からアルベルトがいなくなったことでその存在の大切さを認識したり、何としても婚姻成立をさせまいと躍起になるアルベルトの焦り様とかにキュンとした。お互いが不可欠な存在になってきているんだなぁと。
    あと、シャーロットが国王様に引導を渡すシーンでは彼女の成長に胸が熱くなりました。格好良かった。八方ふさがりの状況で一枚も二枚も上手の敵に何とかして向かっていこうと足掻く彼女たちの姿をもっと見てみたいと思います。続きが気になる。次巻でエルマー家と決着が着く・・・のかなぁ~。気になる。早く読みたい。

  • どれだけこのドキドキが続くんだろう。
    次から次へとエルマー家が先手を打ってきて、ずっと絶体絶命な感じ。

    囚われたアルベルトが洗脳されちゃって、シャーロットを敵とみなしちゃったときはどうしようかと思ったけど、シャーロットもやるときゃやるんですね。でも、うまくアルベルトがガイとカルラの元に向かって、これで安心と思ったら、アルベルトの到着がちょっと遅くってガイたちはオウエンに捕まっちゃってたり、見つけた場所は保管場所で精製場所じゃなかったり。

    最後もレイフォードがやってくれたって思ったら、セシルには薬石が効かなかったし、ここでオウエンも同じだって聞かされても、ガイとクローヴィスはどうなるの!ってところです。いいところで終わっちゃった・・・。

    アルベルトがシャーロットを好きだってところは、公然になってきましたけど、二人の恋愛より、どうすればエルマー家の先をいけるかってところの方が気になります。

    エルマー家との戦いは次で決着が付くそうですが、早くスッキリしたいです。次巻も楽しみです。

  • もう騎士→←首姫は暗黙の了解となりつつある7巻です。
    今回は大きく動いたよう、な!

    姫はついに王様に勝った!気がします。
    王様もう…あれだめですわ。

    あくまで騎士と首姫は別行動なのかと。離れても想いあってるっていいですよね。
    しかし、なんだかこれは罠っぽい…。たどり着いたと思ったらこれだよ!
    セシルもいったい何者なんだ…目的がわかりません…。
    次巻もどきどきの予感です!

  • ついにレイフォードが動いた!ってとこで終わったこの巻。
    色々と話が進展した。

    まさかエルマー家がカスティ村の生き残りで、セシルが洗脳解く声持ってたとは。薄々、薬石に耐性あるっぽいなーとは思っていたが、まさか本当にあった上の予想外の血筋。
    しかも、オウエンも洗脳解く声持ってるとか…。
    ガイとクローヴィスが危ない…!
    ガイが野生の勘で気付くか、クローヴィスの洞察力で気付くか、それか王の目の誰かからなんらかの情報貰うか…、一体どうなるんだろう証拠掴む組は。

    しかし、アルベルトを助けるためとはいえ、シャーロットがあんな行動するとは思わなかった。
    お互い気持ちが表面化してきたな。クローヴィスに至ってはアルベルトの気持ちが分かっている。
    バラクロフに一発かましてしまうとは…シャーロット凄い成長したな。
    その後の洗脳解けた2人の久々の甘いシーンがもう堪らない!
    久々だからこそ少しのふれあいで甘く感じたのか…。
    いやでも、前よりアルベルトの行動が積極的なものになったよな。瞼にキス…。

    シャーロットどうなるんだろう?
    もう評議会始まるが、一体アルベルトはどうやって攫う気なのか…。それともガイとクローヴィスがオウエンの演技を見破り更には出し抜いて、評議会で証拠を叩きつけるのか…。
    なんにせよ、次でエルマー家の話は決着がつくらしいので待っていよう。

  • 相変わらずシリアスな展開が続きますが、ハラハラと読めない展開で面白かったです!
    このお話は、ヒロインのシャーロットが考える人ですよねぇ。読みながら続きを考えたりしない質なので、シャーロットの考えに追いつくので精一杯ですが(^_^;)
    腹黒さんたちの化かし合いは難しいですね!

    にしても、シャーロットが結婚した後を想像してみろっていう一言で動かされちゃうアルベルトって!
    シャーロットの結婚まで間に合わない選択を「冗談じゃない」とか!
    カルラとガイも結構いい感じですし、このへんは今後の展開が楽しみ( ´ ▽ ` )ノ

    さて、腹黒さんたちの化かし合いは次巻で完結……ですかね?
    とても不穏な空気で締めくくられたので、ものすっごく不安なんですが。。

    あ、現王に「王様の資格ない」って言い切ったシャーロットはすごいカッコよかったです!

  • 政争に巻き込まれたおとなしい……というよりはひきこもり体質のシャーロット姫がどんどんどつぼにはまっていく。今回はもう最悪の最悪の事態に突っ込みそうではらはらしました。ほとんどの人物がひとすじなわではいかないところに、味方をどんどん失っていくシャーロットが……もう!続きが待ちきれません。地味系少女小説としてプッシュ中。

  • 7巻

  • 敵もさるもの。
    クライマックス続きます。
    短編の入れ方とか、うまい。

  • 首なし騎士も男だった!
    そして、シャーロットが強くなった!!

    それにしても、エルマー家がえげつなさすぎ。
    シャーロットたちの打つ手打つ手が見透かされているようで、ハラハラドキドキが止まらなかった。

    クローヴィスとガイ、リオンにレイフォード、みんな大丈夫なのかー!!
    次巻が待ち遠しい。

  • 「攫うぞ」って言ってくれた短い別れのシーンだけで、彼の内面を妄想して、どこまでキュン転がれるかが、ポイントだと思う。
    王冠を背負う覚悟のほどはなくても、王冠をバックに堂々とした立ち姿の絵は、とても似合ってると思った。
    行き詰まった展開に読者も窒息寸前だが、次の巻で決着つくそうで、期待。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3209.html

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著者プロフィール

2010年、『首の姫と首なし騎士』で、「第9回角川ビーンズ小説大賞」奨励賞を受賞。

睦月けいの作品

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