- Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041009772
感想・レビュー・書評
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殺し屋がたくさん出て来て殺し合い。そんな中にも、胸糞悪い悪という者がいて。
次の展開がどうなるかが分からず、どんどん読みたくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中学生の王子の愉快犯的な行動。
年を重ね先入観が固まりつつある自分に危機感
檸檬と蜜柑の活躍に期待が高まるなか、何をやってくれてるの七尾‼︎
最後までハラハラ?私的にはイライラ!させられる展開。
木村の両親登場でストレス回避
面白かったです。
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どうして人を殺してはいけないのか?
鈴木の答えが秀逸!
蜜柑と檸檬のキャラが最高
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映画「ブレット・トレイン」公開前に駆け込みで。とにかくキャラクター造形が巧みで、登場人物全員が魅力的。設定や展開の妙があってテンポも良い。何と言っても王子のサイコぶりが強烈なスパイスとなっていて、600ページ近いボリュームも全く気にならなかった。シリーズ最新の「AX」は既読。順番が逆になったけれど「グラスホッパー」も、もちろん読む。予告編等から想像できる映画の方は、アイデア拝借の別物として観ようと思う。
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舞台は東北新幹線内、北へ向かう車内での緊迫感とスピード感。伊坂幸太郎作品の中で一番好きかも。
ブラッド・ピット主演の映画は別物として理解する予定。 -
いつしか手が遠くなっていた伊坂幸太郎さんの作品でした。せっかくのグラスホッパーの続編だと言うのにここまで読むのが遅くなってしまうとは
相変わらず愉快な殺し屋達の狂騒劇
小気味いい会話とは裏腹に死体が増えてく増えてく。どんどん殺してく、殺されてく。映画化されてないのかと思ったら、今度ハリウッド映画化されるみたいですね。
伊坂さんの文章やテンポ、そして爽快な大逆転は相変わらず好きなのですが、この辺の作品から大きな謎や事件の動機は曖昧なまま。最終的な結末は読者に委ねるみたいな流れが多いかなと思ってます。
今回もそもそもの誘拐事件はなんなのか、何故ボスは狙われたのかなどは、まぁ色々悪いことしてきたからそういうことも起きるという感じで収めてるのかと。ちょっと引っかかったりはするのですが、その辺を気にするのは野暮なのかなと思っております。
なんにせよ最終的には楽しめた作品でした。
映画も期待したいですし、伊坂幸太郎作品は変わらず読み続けるだろうなと思います。 -
グラスホッパー → マリアビートルの順で読むことをおすすめする。
本を読むことはいいことだと書いてあった。
本当に語彙力はあがるのだろうか…
抜粋
「内面が空洞で、単色だから、すぐに切り替わる。 喉元を過ぎれば、すべて忘れ、他人の感情を慮ることがもとからできない。こういった人間こそ小 説を読むべきなのだが、おそらくは、すでに読む機会を逸している。」
「本を読み、内容を噛み砕くことで、語彙が増え、知識が増え、 いっそう、読解力が増した。本を読むことは、人の感情や抽象的な概念を言語化する力に繋がり、複雑な、客観的な思考を可能にした。」
新幹線の自動扉の開閉音を鼻息を吐き出すようとか、ホームに止まるところもルーレットの珠みたいだとか、表現がとても印象に残った。
伊坂氏からはこんなふうに映るんだなぁと。
殺し屋よりも中学生が1番恐ろしかった。飼い犬を連れてこいって所は胸糞すぎて今思い出してもつらい。
この中学生がどうなったのかはAXに書いてあるのだろうか? -
走行中の新幹線の中で起こる事件らしく最初から最後まで疾走感があって、特に後半はどんどん畳み掛けるように何かが起きるので、面白すぎて一気読みしました。
「グラスホッパー」読んでからけっこう経ってるので記憶が曖昧ですが、途中あ!って人物がちらちら出てきて面白かったです。(グラスホッパー読んでなくても話はわかります)
何人も、というかほぼ殺し屋しか出てこないのですが、また曲者ばっかりで。笑
「どうして人を殺したらいけないの?」に対する問いがそれぞれぜんぜん違くて面白かったですね。
どう決着がつくのか、だれが最後に笑うのか。
エンターテイメント的にもさいこうだし、
同時に"悪"について考えさせられる哲学書のようなかんじもあり。
最後にその問いに答えた人物の回答になるほど、と思ったけどそれもまた人が言っていることに同調してしまう人間の単純さなのかもしれない。笑