人間の証明PARTII 狙撃者の挽歌 下 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009819

作品紹介・あらすじ

かつて殺し屋集団として名を馳せた”山瀬組”のメンバーが集結した。般若組に追われる少女を守るため戦いに身を投じるうち、再び彼らの血が騒ぎはじめる。たった七人で暴力団に挑む、熱き男たちの物語。

感想・レビュー・書評

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  • もと山瀬組の組長である主人公は、かつての組の幹部たちを、34年ぶりに召集さすた。まだまだ若い連中には負けぬ!一人の少女を守るため、山瀬たちは、たった七人で、大きな「般若組」に立ち向かう。
    いやぁ、痛快!あっぱれである。敵がまんまと罠にはまり、あたふたしているところは、「ざまあみろ」といったところか(笑)また、山瀬組が、必要以上に敵を痛め付けないところが、引き際がよくていい。般若組もしつこいが、山瀬たちも、粘り強い。知恵と正義は、悪に勝る、と信じたいものだ。

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著者プロフィール

森村誠一
1933年1月2日、埼玉県熊谷市生まれ。ホテルのフロントマンを勤めるかたわら執筆を始め、ビジネススクールの講師に転職後もビジネス書や小説を出版。1970年に初めての本格ミステリー『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞を受賞、翌年『新幹線殺人事件』がベストセラーになる。1973年『腐触の構造』で第26回日本推理作家協会賞受賞。小説と映画のメディアミックスとして注目された『人間の証明』では、初めて棟居刑事が登場する。2004年に第7回日本ミステリー文学大賞受賞、2011年吉川英治文学賞受賞など、文字通り日本のミステリー界の第一人者であるだけでなく、1981年には旧日本軍第731部隊の実態を明らかにした『悪魔の飽食』を刊行するなど、社会的発言も疎かにしていない。

「2021年 『棟居刑事と七つの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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