- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041009857
作品紹介・あらすじ
警察官を内偵する特別監察官に任命された上月涼子は、上司の鎮目とともに警察組織内の闇を追うことに。やがて警察庁長官狙撃事件の真相を示すディスクを入手するが、組織を揺るがす陰謀に巻き込まれ――!?
感想・レビュー・書評
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目次からして短編集かと思いきや、あのオウム真理教が関わった警察庁長官狙撃事件がモデルの長編だった。
ひょんなことから警視庁特務観察室へ異動となった女性刑事を主人公。
彼女が、狙撃事件の真相が記録されたディスクを巡っての、事件当時者が絡む公安と観察室との抗争劇に巻き込まれる。
どちらが味方でどっちが敵か、目まぐるしく展開する状況につい頁をめくってしまう。
ブクログのレビューがこれほど好悪極端に分かれている作品も珍しいのでは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
空手四段の美人刑事・上月涼子は、所轄から警視庁特務監察室への異動を命じられる。任務はキャリア警察官の内偵調査。冷徹で優秀な上司・鎮目竜二警視正のもと、囮捜査などに奮闘する涼子はやがて、公安を裏切った男を匿い、1枚のディスクを入手する。それは14年前の警察庁長官狙撃事件の重要な手がかりだった。隠されていた証拠が示す衝撃の真実とは!?
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勢いだけで、何とか最後まで読みましたが、登場人物がみんな薄っぺらい感じがしました。
主人公が鎮目さんのことを好きになるのも唐突だし、カメレオンと評される成瀬さんの鎮目さんへの忠誠心も違和感あるし、宮田さんの最後の行動も私には納得できないし。
主人公の29歳を称して、女としての賞味期限がもうすぐ切れる、みたいな描写があって、まあ言いたいことはわかるけど、アラフォーの私にはムッとする言葉だったので、ケチつけたくなっただけかもしれませんが。 -
警察って、一体何なのか?ちょっと怖い。
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ここ10年ぐらい、私にとって刑事モノと言えば誉田哲也か永瀬隼介です。
したがって期待が大きかっただけに...。
涼子の未熟さは人間っぽくて不快ではありませんでした。
物語も主要人物が容赦なく亡くなるなど、永瀬さんらしくてイイと思います。
それより新たな登場人物の強さがそれまでのツワモノを上回ってしまう場面が複数あり、キャラがブレる感じがしました。
主人公が健在なので、続編に期待してしまいます。 -
実際にあった警察庁長官狙撃事件、オウム真理教などをモチーフに、警察キャリア制度や刑事警察と公安警察の確執に切り込む作品。
キャリアや公安の問題って、軽重入り混じった作品が取り上げ過ぎたおかげで却って陳腐化してしまい、最早どこまでが事実かなんて関心が薄れてしまっているように思う。 -
ごみ
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140213
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予想以上に面白い。「刑事の骨」とは、また一味違う。