目白台サイドキック 魔女の吐息は紅い (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010112

作品紹介・あらすじ

天才探偵刑事、南塚と、謎めいた名家の若当主・北小路は、息の合ったやり取りで事件を解決する名コンビ。今度の事件は銀行頭取の変死事件。巻き込まれ系若手刑事・無藤の運命は!? 面白すぎる第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 前回引き摺ってた“妹”が今回で解決するとは思わなんだ。
    2巻で解決しちゃった。
    3巻では北小路の過去編でもするのかな?

    “妹”がまさか南塚の知り合いと密接に繋がってたとは。
    ルイって占い師のとこ行った時に、確かに人形に引っ掛かりを覚えたけど、まさか手下だとは思わなかった。
    武藤がまさか操られるなんてな。
    催眠術にかかりやすそう的な話してたとこあった気がするけど、あれは伏線だったか。
    伏線と言えば、今回は結構気づけたとこ多かった。
    ルイのとこの人形、武藤の妹発言・人形。
    総理のことには気づけなかったわ。
    さすがに総理が犯人だとは思わなくて。
    だから、武藤と同じく、柱を見て南塚が「きれいだな」って言っても全く違和感に気付かなかった。
    まあネタばらしのときに「ああ!」って気づくのが好きだから良いんだけど。
    総理と言えば、まさかの同性愛者でびっくり。
    BLネタぶっ込んでくるとは思わないじゃん…。

    総理しょっ引くトンデモ行動した南塚だったけど、上の連中の相手を亀岡がわりとまともにしてて見直した。
    亀岡は南塚を警察に引き込んだ本人だけど、あそこで南塚よりになるか五分だと思ってたから。
    そして処分も結局しないあたり入れ込んでるよなぁ。

    南塚と北小路の出会い、北小路の事故、赤尾と北小路の出会い、亀岡が南塚を警察に引き込むまでの攻防、あたりが気になるけど、果たして次巻でしてくれるのか・・・。

  • 話はおもしろかったんだけど、なんとなく、首をひねりたくなるような話でした。
    前回で明らかになったからか、オカルトというか霊的なものを今回は強く出してきましたね。その辺はすごくワクワクするからいいんですが、ちょっとずるいよね、と。北小路さんが地味に活躍してました。前回から続いていた妹の存在は解決しましたが、こんな終わりでよかったのか。チートでした。これ続きがあることにすこし驚きました。でも、キャラクターは魅力的なので、もっと活かしてくれるような話が読みたいです。北小路と南塚の相棒感のある話とか、過去話とか無藤くんの過去や特徴を活かした話とか…キャラの設定が活かしきれてなくてもったいなさを感じるからもやるのかな。

  • 目白台サイドキックシリーズ、2作目。

    オカルトを混ぜたミステリもありだとは思うのだが、肝心なところをオカルトにしてしまうと、ミステリとしてはケチをつけたくなってしまう。キャラがもともと浮世離れしている分、事件の本質は文字通り地に足つくものであってほしかったかな。事件を御大層なまでに飾り立て、相当の大物を巻き込んでいるだけに、最後のフワッとした締め方が気になってしまった。今作はともかく、あの動機では前作の被害者があまりにも気の毒。

  • シリーズ2作目。被害者が磔にされるという連続殺人事件が起こり…犯人の動機のわりにやる事が大袈裟過ぎやしませんか…しかもあんな仕事の人なのに。それと黒幕(?)のあの人もあんなになって…やはり続くだよね?

  • 超自然現象だから許される謎解きだなー。面白くないわけじゃないけど、魔法だの幽霊だの持ち出したら何でもアリだよなー。警察物とファンタジーって融合させるの難しいよなー。ところで、帯に『相棒+忠犬』って書いてあるんだけど、南さんと北さんって相棒って感じじゃないよね?北さんほとんど登場しないし。前巻から続いていた謎は解き明かされたし、この話はどこへ向かっていくのだろう?

  • 1巻が面白かったので。

    犯人特定→ラストのどんでん返しがすごすぎて・・・

    読み進めるうちにあれ?この人ってこんなキャラだっけ?

    と思ったらきちんと理由があったんですね。わかる人には最初から伏線あるからつまらないかもしれないけど。

  • 最初から妹の電話あやしかったよね。
    ライト寄りになって参りました。

  • 目白台サイドキックの2作目。太田さんのシリーズは結構好きなものが多いんだけど、このシリーズは私にはイマイチだなあ・・・ でも、3作目も読んでみようっと

  • 女神の手は白い、の続編。メインの登場人物のことはよくわかってるし、謎もすっきり、楽しめた。

  • 2014/08/12
    自宅

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著者プロフィール

1959年名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年「星新一ショート・ショートコンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを掲載。1990年、長編ミステリー『僕の殺人』を上梓してデビュー。2022年『麻倉玲一は信頼できない語り手』が徳間文庫大賞2022に選ばれる。

「2022年 『喪を明ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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