四十路越え! (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010426

作品紹介・あらすじ

四十路の恋愛は、現世利益のせめぎ合い。「すべては自分から」という心意気で。性、仕事、美容、健康。四十代での早すぎる退廃を避け、現代を生き抜く具体的アドバイスに満ちた、金言エッセイ集!

感想・レビュー・書評

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  • 読んだ。まあまあ面白かった。

    「止まるも地獄,進むも地獄なのですが,経験上ここでいしきてきに何らかの第2エンジンをふかさなかった人は,60歳以上の本格的な老いに向かって,早すぎる精神的退廃を迎えてしまうことになりかねません。」

  • 語られる四十代の在り方が特殊すぎる。
    こういう世界で生きてる人は大変だなー。

  • 20代で読んでおきたかった。
    著者とはふた回りくらい違うはずだけど、考えていることってあんまり変わらないんだということが分かった。
    全然古臭くない、っていうかむしろ私より若々しい…

    現代を生きる女性にとって何が問題でどう解決したら良いかをとても詳しく書いてあって、いわゆる「生き方本」とは種類が違う(そういうのは抽象的で理想論なイメージ)。
    定期的に読み返したい本である。

  • 湯山流「カッコイイ中高年の生き様」みたいな感じでしょうか。
    結構細かい部分までご自身の生活、生き方ぶりをさらしてくれていて、中高年女性として、たいへん参考になりました。

    湯山さんを真似るということではなくて、自分なりのルールや信念を持って生きる、という点で、重たい腰をあげるきっかけの一つになったし、勇気がもらえた感じ。

    昨今、ちまたの美容広告に出てきているような、年齢不詳の美容おばさんには興味ない(なれないし、なりたくもない)けれど、徹夜OKぐらいの健康おばさんにはなりたい、と、思った。

  • アラフォー女性への人生指南のようなエッセイ。恋愛の価値観の低下が独身アラフォー女性の数を増やしているのだろうか。アニメの普及で世の男性は二次元女性も恋愛の対象とし始め、SNSの普及でお気楽に女性と遊んじゃう世紀末の到来。そんな世紀末でアラフォー女性が生きる術は…

    女性向けのエッセイですな。

    湯山玲子さんの作品では『女ひとり寿司』が一番面白かった。

  • アラフォーですからね、世の中にはすごく自由な先輩がたくさんいて勇気をもらった感じ。ここまでパワフルにはなれないが、へこたれず前進あるのみ

  • 著者が中学生のころに、「小出しにして一生遊び続けて行こうね!」といっていたことがすごい!うけました。
    時代が急激に進み、40代女性のロールモデルがない、という言葉に胸のつかえがとれたかのようにすっきりしました。なんとなく生きづらい気がしていたけれど、自分のモデルを作っていけばいいのか、と思えた一冊。

  • 女40歳元服説。
    唸りました。二度目の成人式を越えてようやく女は女になるのだ。

    こじらせ女子、がすっかり定着した昨今。この「こじらせ」という言葉が免罪符となり、アラサーアラフォー女子の胸の底に眠る本質的なモヤモヤをうまく昇華させてしまっている気がする。そこへ湯山女史がガツンと提言。

    『性欲を上手くコントロールし、恋愛関係に拘らないフランクでキッチュでポップな関係を築くべし』

    なるほど。恋愛至上主義が世の女性を自ら縛り付け苦しめている。ここはひとつ、女四十路は自己解放してみるべき岐路に立っているわけである。
    四十路越え、とは自意識を越える女の道なのである。

  • それもありなのか!
    ”なんとなく停滞気味””愛され系に飽きた”人は、
    アラフォーでなくても読んでみるといいかもしれません。

    セックスと美容と仕事という
    いかにももう語り尽くされている内容なのですが。
    潔い物言いとシンプルな心理。
    人生の先輩とは、こういうことかぁ!

    作者のようなツワモノ論に、全部は共感できなくとも、
    ”なんだか40越えもたのしみだァ”と思える一冊でした。

  • 四十路と恋愛・四十路とセックスなんて小題を「なるほど…」と読み終えて、ふと通勤電車の目の前に座っている女性を見るとちょうどその年ごろ。文章の内容と実際の身体を持ったオンナがイメージとしてなかなかぴったりきません。ファッションや仕事の小題にいたっては作者の自慢話がかなり含まれているようでこのあたり、あまり面白くなかったかな。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。著述家。出版、広告の分野でディレクター、プランナー、プロデューサーとして活動。同時に評論、エッセイストとしても著作活動を行っており、特に女性誌等のメディアにおいては、コメンテーターとしての登場や連載多数。現場主義をモットーに、クラブカルチャー、映画、音楽、食、ファッション等、文化全般を広くそしてディープに横断する独特の視点には、ファンが多い。
クラシックを爆音で聴く「爆クラ」等のイベント、自らが寿司を握る美人寿司などの活動も続行中。著作に『女ひとり寿司』(幻冬舎文庫)、『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(ワニブックス)、『ビッチの触り方』(飛鳥新社)など。メールマガジンも刊行(http://magazine.livedoor.com/magazine/37)。(有)ホウ71取締役。日本大学藝術学部文藝学科非常勤講師。

「2012年 『だって、女子だもん!! 雨宮まみ対談集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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