- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041010938
作品紹介・あらすじ
19歳になったキキ。あいかわらずそばには、相棒の黒猫ジジ。そんなジジにもヌヌとの素敵な出会いがありました。そして…長かったとんぼさんとの関係も大きく動き…。キキの新たな旅立ちの物語。
感想・レビュー・書評
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キキ、19歳。
独り立ちしたての後輩魔女にアドバイスが出来るお姉さん魔女になりました。
でも、何歳になっても悩みはあるし、イライラもしてしまう。
今回も不安定な感情を持て余しているキキにどうしようもなく共感してしまった。
理由は前とは違う。
はっきりした理由なんてなくて、本当のとこなんて自分にだって分からない。
私はキキよりも長く生きているけれど、いつだってぐるぐる、あたふたしている。
その時その時にちゃんと自分の気持ちに耳を傾けることが大切なのかなと思う。
あとは焦らないこと…なのかな。
すぐにどうにかしようとか、答えを出そうとか考えない方がいいことも多い気がする。
魔法が思うように使えなくなったキキに寄せられる言葉の数々が本当に素敵。
全部本当のことだと思う。
とんぼさんとの恋も素敵に育ってうらやましいかぎり。
20歳の誕生日をお祝いする手紙の文章がとても優しくてドキドキ。
「わたしのこと、すき?」
「愛してる?」
「どのくらい?」
このちょっと困る質問に、キキにとっての1番嬉しい答えを返すとんぼさんに拍手。
ただ、同じ答えを他の女性にしてもダメ。
要するに全部そういうことなんだなぁ…。
最終巻が早く読みたいな。
15年後、35歳のキキはどんな女性になっているんだろう?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「19歳になったキキ。あいかわらずそばには、相棒の黒猫ジジ。そんなジジにもヌヌとの素敵な出会いがありました。そして…長かったとんぼさんとの関係も大きく動き…。キキの新たな旅立ちの物語」
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" でも、キキ、さ、ん。魔女なんだから、ボーイフレンドなんか、三ダースぐらい、もたなくちゃ、魔法がよわくなっちゃいますよ "
本巻では、サヤオくんという、出会い頭にナンパしてくるイケ好かない男の子が出てきます。ちょっと80年代的な軽い雰囲気もあるイケイケな若い男の子... と、私もキキと同じく彼を毛嫌いしてしまっていました。しかし、彼が自称「イケイケ派」として生きるのは、彼が、今の社会に対してある違和感を抱いているからでした。彼は、心にグサッと刺さる名言を吐きます。
" ぼくはこのごろぼくたち若者のなかから、そういう冒険の心が少なくなってきてると思うんだ。
キキがね、この町に来たときは、みんなすごくおどろいたと思うよ。でも、今はキキのこと、みんな、あたりまえに思ってるじゃないの。この町でも魔女ってそのぐらいの物になっちゃってるんだよ。ぼく残念でしょうがないよ。
キキはそれでいいの? 魔女の役割はそんなものじゃないでしょ。もっとどんどん世界をひろげて、もっとどんどんドキドキさせなくちゃ。魔法っていう不思議を感じる心まで失ってしまうよ。ドキドキしないなんて、死んでるのとおなじじゃないか。ねえ、魔女さん、ここで一つ、揺さぶって、またおどろきの存在にならなくちゃ、ぼくたち、ふたりで!” (p.161-2)
ドキドキしないのは、死んでるのとおなじ...
なんでも「当たり前」になってしまう世の中。単にドキドキを求めるだけでなく、ドキドキをみんなのために創り出そうと生きるサヤオくんの志に、ハッとさせられました。(イケイケ派の人たちに対する印象も変わりました笑)私もドキドキしたい!!❤︎ (8. 24. 2020 レビュー) -
自分が自分でなくなるような、そんな感じだったのかもしれません。ほうきが高く飛んでくれなくなり、そのせいで頼まれたことも失敗してしまいます。でも失敗と思っているのはキキだけで、依頼主は大満足。キキは自分が魔女であることにこだわりすぎていたのかも、と思いました。序盤に別の、一人立ちしたばかりの魔女が登場し、魔女として歩み始めたころのことを思い出していたせいかもしれません。あるいは、四巻で母親のコキリさんが病気をしたせいかもしれません。自分という存在について、あらためて考えさせられました。
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一巻から一気に読みました。
最初は、児童書のようで陽気で明るいワクワクする物語だったのですが、途中からキキの人間らしさがにじみ出ていて、作品に対する印象がごろりと変わりました。
なにげないことに、嫉妬してしまったり、弱気になったり、悩んでしまうキキはジブリの映画のキキよりも自分に近く感じられ、アニメよりも感情移入して作品を楽しめました( ^ω^ ) -
猫語と魔女猫言葉は。
帰ってくる日を心待ちにしていたのに、自分語りばかりされると嫌になりそうだよな。
好かれるために必要な事だったとしても、今まで育んできた絆を否定されているようで悲しくなりそうだな。
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キキはお姉さんになっても相変わらず。
ジジに恋人ができた!
でも魔女ネコ語を馬鹿にされて(?)ネコ語を喋るようになり…
そして、迎えた二十歳の誕生日。
成人おめでとう。
結婚おめでとう。 -
最後あっさり書かれてしまってびっくり……。えぇー……! 15年後から再開ということは、子供が出てくるってことでしょうか??
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20歳にしては少し幼過ぎる気もするが、幸せで何より。次巻のその後の話も楽しみ。
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ジブリ版映画の後半部分は、この19歳のキキがモチーフだったのかなー。
ずっと出来ていたことにつまずく時、平気でいられるかなーって思う。
コキリさんが病気をして飛べなくなって、でも、だからまた他に出来ることが出てくるんじゃないかって言う台詞、とても素敵だ。
歳を重ねて、老いること、急に病気をして、うまくいかなくなること、毎日毎日でも元気だったりそうじゃなかったりする。
そういう時に、でもそんな今日だから見えてくるものがあると、分からないけど信じられたらいいなぁって思う。 -
キキもジジも青春真っ只中の難しいお年頃
トンボさんが、彼なりにキキへの想いを伝えようとしているのだろうけど不器用だなー
魔法の止まり木という考え方はとても素敵だと思う
人間にもあればいいのに -
小説なのでもちろん文字だけなのですが、なぜか絵本のように情景が目の前に浮かびます☆ キキももう19歳。ですがまだマゴマゴしています、いろいろ不安になったり、イライラしたり。 サヤオさんがどうなの⁈っていう、ちょっと強引キャラでしたが。 最後のとんぼさんとの会話にはちょっと泣けてしまいました。そうだよね〜さみしかったんだもん、そこをわかってあげてよとんぼさ〜ん!って。 次巻が最終巻!さみしいです…>_<…
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キキ19~20歳。
ついにキキも大人の女性に……は、まだちょっとなれていない感じ。
恋するキキがとにかくヤキモキする話。
最後はめでたくハッピーエンド。
そして思いもかけないつづきへつながっていくのにはびっくり。 -
2018年10月22日購入。
2020年5月23日読了。 -
角野栄子女史⑤
キキ19才 -
焦る心。
でもそれを八つ当たりのように何かにぶつけてもいいことはないよね。
それにしてもトンボさんはマイペース。
いや、多分トンボさんも色々考えてるんだろうけど、表現が上手じゃないのよね。だけど、あの手紙の中には溢れるほどの気持ちが込められているんだろうな。 -
キキはコリコの街からほぼ出ないままで、学校も行ってないし、狭い人間関係で生きてきたような気がするけど、いいのかな? あとジジは二十歳でも元気いっぱいで、やっぱり普通の猫より寿命長いの? いいなー(>人<;)
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あれ、ここの話しってなんとなく
ジブリ映画に出てきた内容と似てるとか
エンディングで出てたジジのシーンは
こういう話だったのね
って思いながらほほぉ~って感じで
読んでました。
最後の5行には
(゜Д゜) ハア??
って感じでびっくりしました。