シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と銀の守護者 (角川ビーンズ文庫)
- KADOKAWA/角川書店 (2013年12月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041011591
作品紹介・あらすじ
ハイランド国王は「人間と妖精は対等である」と誓約することを決める。しかし公にする条件は、シャルが「最初の銀砂糖」を持ち帰る事だった。人間と妖精の、自らの運命を賭けた戦いがはじまる!!
感想・レビュー・書評
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一番最初の砂糖林檎の木を見つけたが、、、そこを守る妖精とラファル、エリル、、、それぞれの思いが絡み合う。
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最初の銀砂糖を求めに行くアンとシャル。ただ手に入れるだけではなく、人間にとっても重要な銀砂糖を、妖精と人間の関係を変えるため、人間王との契約材料とする。
目的達成のための障害はあくまで人間と対立しようとするラファル、そして妖精を受け入れることを政治的によしとしない宰相コレット。
銀砂糖妖精筆頭の過去にあった驚きの事実が明らかに!これまでにあったあれやこれやの仕込みが生きます。あれ?ということは父親に関する表現ってどのくらいあったっけ?と復習したくなりました。 -
両方の種族の幸せな未来と砂糖菓子存続のために旅立つシャルとアン。
砂糖菓子筆頭妖精に会うことはできたけれど簡単には最初の銀砂糖は譲ってもらえない。
ラファルとエリルがどうなっていくか気になります。
あと宰相が好きになれません。
気になっていたエマの師匠、使い方がわからないと言っていた道具を見てルルが浮かべた表情のことなど、ああこう繋がっていたのかと。 -
人間王との盟約を果たすため、最初の砂糖林檎の木へ赴くシャル、アンはそこで最初の銀砂糖を手に入れるため、シャルとともに秘密裏に旅立った。
その場所には、かつてアンの命を奪おうとしたラファルとエリルもいるであろうことは想像に易く、アンは不安と恐怖を感じることを禁じ得ない。
17歳の少女が背負うにはあまりに大きく重い人々の祈りと妖精たちの希望。
どんだけアン一人に背負わすんだ。
と言いつつも、ここへ赴くことは運命だった。
三千年を優に超す長命の砂糖林檎筆頭妖精。筆頭といいつつ、もはやその存在は砂糖林檎の木そのものであると言えそうだ。
そこで、母エマの秘密も知ることになるのは、やはり運命だったと言えるだろう。
筆頭妖精との賭けには負けたものの、最初の銀砂糖の精製を許されたアン。
人間に深い恨みを持ち続け、人間との戦いこそが自由だと妄信するラファルと、そんなラファルに何かしらの違和感を持ちつつも慕わしく追従するエリル。
妖精を見下げ、人間の世界に最大限に益することだけに心を砕くコレット宰相の手先が迫りくることに気づいたシャルが駆け戻る。
シャルは果たして、銀砂糖を手に入れたアンを守ることができるのか。
次巻へ続く!!!なのだ。 -
コレットって結局圧倒的支配しか考えられないやつなんだな
ばかだなあ
筆頭の無邪気さもやっぱり面白い
エリルのぐずぐずさすら可能性とは、生物多様性だなあ -
ママはただもんじゃないなと思ったらマジでただもんじゃなかったww
次はシャルが頑張る番かな。ファイト! -
おかんに全部持ってかれた感が。
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いつもいつも、頑張り屋さんのアンの姿に涙が出てしまうのだけれど、今回も涙腺ゆるんでしまった。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3484.html -
シャルにはまだまだ困難が続く巻ですが、
まさかのアンのお母さんのなぞが。
次も楽しみです。