身代わり伯爵の結婚行進曲 III再会と宣戦布告 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041012093

作品紹介・あらすじ

シアラン国へ戻ってきたミレーユは、ついに妃として認められる!! 結婚式準備に追われていた矢先、ミレーユが何者かに捕らえられ、ロジオンも負傷してしまう!! 第五師団に銃口を向けてきたのはフィデリオで!?

感想・レビュー・書評

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  • かなり前に買って積んでた本。
    読み始めたら意外とすぐに思い出せた。

    結婚式まであと一月というところで南の大陸から新皇帝がやって来るという。無事に大公妃の試験もクリアしたミレーユは向こうの妃と茶会を開く予定だったが、そこで誘拐されてしまう。

    そこで会ったのは、王宮にいるはずの南の大陸の皇帝と、行方不明になっていたフィデリオ。
    なんだかフィデリオの抱えていた闇が爆発したって感じだけど、彼自身は結局良い子だから、悪になりきれてない感じを受ける。
    今まで不安定な立場で板挟みにあいながら、使命と義務で成り立っていたものが崩れて、拠り所が無くなってしまったのかな、と思った。
    誘拐されても相変わらずのミレーユだけど、さて、無事に帰れるかな~。

  • フィデリオ闇落ち、、
    あーあー
    残念だ
    前半と後半のギャップが激しすぎる
    しかし帝国皇帝陛下が影が薄くて驚く
    黒幕かと思っていたのになー

  • 段々笑い話では済まされない展開になりました。
    でも相変わらずのミレーユ&リヒャルトなので終わりが近いのはとても残念です。

  • 異国の王子の訪問と、狂信派の謀略で、またもやミレーユは拉致されておりますが、今回の事態は深刻。
    久しぶりに、黒リヒャルトがチラ見です。

    シアラン帰国、乙。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3587.html

  • 本編が緊迫しているので、最後の短編にとても救われました。
    と、いいつつもフレッドに妹の危機なんだから約束通りなんとかしにきてとついついおもってしまいましたが。
    次回がとても待ち遠しいです。

  • 途中まで読んで放置してしまった。
    あ、面白くなかったわけではないです。前半はほのぼのバカップルがかわいらしかったです。シアランの王様と王妃様の新婚って……これ、政略結婚で微妙な相手とだったらどうなんだろうと夢のないことを考えましたが、まぁ、あの二人はかなり楽しく盛り上がるのでしょう。

    と、そんな楽しそうな未来をざっくり破り去るような後半。影の薄い賓客の皇帝がちろっと。そしてなんだか振り切ったフィデリオさん。
    お茶目な落ちが付けられるのかたいへん謎ですが、できれば「めでたし、めでたし」で幕を引いてほしいです。

    番外編がかわいらしかった。
    フレッドの物語も、どうなるのかな。

  • シアランに戻って来て、1ヶ月後に婚礼を迎えるというしあわせ絶頂(塩必須)から、何故か囚われの身に。フィデリオはどうなってしまうのか。ここまで事を荒立ててしまったってことは、何事もなくは済まないだろうし。ロジオンよいこ。手紙の暗号は伏線だったのか。続き読みたいけど、終わりに近付くのはさみしいな。

  • ロジオン頑張れ!きっとロジオンの存在がフィデリオの枷となってるんだと思うの。彼がミレーユの護衛としてボロボロになりながらも付いてきてくれたのは正義だよ!リヒャルトの箍が外れそうっていうか、外れたね。死人が出そうな勢い。安心してミレーユと暮らせる日が1日でも速く来ないとやばいよ。で、来訪中の陛下、嫌いじゃないわ、あのノリ(笑)ミレーユに巻き込まれたのか、陛下に巻き込まれたのか、そのどちらでも国際問題になりうる今回の誘拐。新興派は別として、皆が幸せな結末を迎えることだけを願うわ。

  • 今回も甘々路線全開でした。
    ただリヒャルトの鬱々は正直飽きてきたかなぁ。

    そろそろフレッドに会いたいですね。

  • 「あなたが着て初めて完成する衣装なんですよ」婚前旅行を終え、シアラン国へ戻ってきたミレーユとリヒャルト達。ミレーユはお妃として認められ、宮殿は二人の結婚式準備に追われていた。花嫁衣装も出来上がり華やかな日々が続くと思われたが、ミレーユが何者がに捕らえられ、ロジオンも負傷してしまう!!さらに、第五師団に銃口を向けたのはフィデリオで!?裏切りか忠誠か!!かくして身代わり伯爵の最後の冒険がはじまる!!

    面白くないわけではない、むしろシリーズ通して面白いし大好きなんですけど、今巻は読み進めるのがしんどかった。特に後半。フィデリオ殿下、なんでそうなっちゃうの!怒りたいけどそれだけじゃなく、苦しいし泣きたいようなもどかしさの混じる気持ちでいっぱいです。誰かのために生きてきた彼が自分のために選んだ結果がこれとは・・・。ずっとミレーユと同じく彼を信じてたのでショックが・・・彼の独白シーンからしても裏切りは確実ですよねこれ。つらすぎる。ミレーユを悲しませてあなたが満たされるとは私思えないのよ。たとえそばにいても心まで自分のものになるわけじゃないのに。うわーん(泣)
    リヒャルトが一刻も早く元気いっぱいのミレーユと再会できますように。結婚式、楽しみにしてるんだから!フレッドがまた活躍してくれないか切に祈りながら新刊を待ちます。

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著者プロフィール

清家 未森:第4回角川ビーンズ小説大賞で読者賞を受賞。受賞作を改稿した『身代わり伯爵の冒険』でデビュー。同シリーズの他、「六蓮国物語」シリーズ、「桜乙女と黒侯爵」シリーズも刊行。

「2022年 『後宮星石占術師 身代わりとなるも偽りとなることなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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