櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1075
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041012277

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ4作目。なにやら櫻子さんにはまだ読者が知らない秘密が隠されていそうな雰囲気になってきたところで本作は終わります。兄弟?、それとも一重と三奈の関わった画家・花房もなにか関係している? シリーズ全体を通した大きな謎解きが始まる予感…。

  • 「蝶は十一月に消えた」ラストが二転三転して、凄まじい勢いで読み応えがあった。

  • 鴻上の叔母の飼い猫が噛み殺された事件、鴻上と櫻子の交流が微笑ましい鴻上目線の約束の絵の話、三姉妹と呼ばれていた磯崎の元教え子たちの失踪と昔の事件の三本。特に第三話の表題作がミステリアスで引き込まれた。何のお祝いなのかまだ言いたくないと伏せられているパーティも楽しそうなのにちょっと陰があって気になる。

  • 厚さに対し内容ぎっしりで満足。
    しかしイケメン、美女率の高さったら(笑)。
    正太郎のボーダーが低いんだろうか??

  • 櫻子さんシリーズ 4作目

  • 安定した面白さ!ドラマの観月ありさが主役なのはちょっとイメージが違う気もするし。年齢的な設定がおかしいだろうなぁ。と思いドラマは見る気がしないけど、本自体は面白い!
    今回は旭川の名物が出てこなくて残念!

    前回出てきたダンデライオンのモンブランは絶対に食べたい!!!と、思わせてくれちゃう記述でした!!

    ハワイアンパンケーキもかなりかなり気になったけど。笑!事件の描写もさることながら、このカフェでの甘いものの表現力が抜群すぎて、とにかく食べたくさせられる一冊でした!!!

  • 2017/5/20川西市立中央図書館から借りた。

  • 図書館で。
    蝶形骨のお話しまで。
    登録忘れ。

  • 4冊目~鴻上の叔母さんという椿の飼い猫を死体で発見して,相談を受けた櫻子は,旭山動物園飼育員の沢と調べて,飼われているアライグマの仕業と睨む。前の恋人がしつこく,今の恋人は犬猫の嫌いな香水を使っている。犯人は…。祖母が鴻上に残したかったという祖父の絵は…。正太郎の担任が過去受け持ち,高二で一人失踪した仲良し三人組の残りの二人の内の更に一人が愛犬を連れて失踪した。残り一人を問い詰めると,3人の秘密の場所,夏の間だけ訪れる蝶を描く画家が住む小屋に案内されるが…~中編二つに短編一つというパターンは読みやすいかも。内海巡査って読んだだけだとずんぐりむっくりのチビデブ汗臭おまわりのイメージなんだけど。ああ…確かに正太郎君は大人の男と並べられるとぱっとしないけど,高二だと結構大人だけどねぇ…個人差はあっても。サモエドのヘクターは主人の遺体と暫く暮らしていたから,死臭に親しみを感じているという伏線が生きた

  • 磯崎先生の心情が明かされましたね。
    残念な性格なんて言われているけれど、どうしても忘れることのできない後悔と、趣味を変えてしまうほどのトラウマのような経験があったんですね。なぜ花に傾倒しているのか、ということにちゃんと理由があったとは。

    最後の話、蝶は十一月に消えた、は今後にも繋がるようですね。櫻子さんと叔父さんが気にかけている事件と、どう関わってくるのか、先が楽しみです。

著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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