BORDER (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 417
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041012345

作品紹介・あらすじ

頭に弾丸を受けて生死の境を彷徨った警視庁捜査一課の刑事・石川安吾。奇跡的に回復し、再び現場に復帰した彼は、ある特殊能力を身に着けていた――。ドラマ化作品の完全オリジナル小説!

感想・レビュー・書評

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  • 頭撃たれて、一時、生死を彷徨う。
    で、復活したら、死んだ人と会話できるようになった!
    イタコになったって事やな。
    最初だけ、死体の近所に行かんと会話出来んって事なんで、一般人には意味ないかも知れんけど、刑事には最強の武器を手に入れたって感じ。

    今まで、犯人を推理とかして探すやり方から、結果(犯人)から、どう正当性を導くかって形になって、やり方根底から覆りそう。
    そら、検挙率も格段に上がるけど、近くに死んだ人おるのは怖い気もする。(−_−;)
    一般人と変わらん感じであるにしても。
    後半は、ミカちゃんも覚醒するのかと思ってたけど、違ったな。

    しかし、この人、頭に鉛の弾丸入ったままだと、1年の命とかのはずやけど、その辺はどうなってんの?
    「そこが知りた〜い!」(どっかのCMから 笑)

    Netflixに、ドラマもあった!
    エピソード1だけ観たけど、なかなか(^_^)v
    (小栗旬さん主演)

  • 『あなたを殺したのは誰ですか?』

    捜査中、頭に銃弾を受け、生死の境を彷徨った警視庁捜査一課の刑事・石川 安吾。
    奇跡的に覚醒した石川は、死者と対話が出来る特殊能力を身につけていた。

    果たして、『鬼』とは誰なのか?
    本当の真犯人とは?

    天国で兄と会話する石川。
    まだ、お前はこっちに来るべきじゃない。
    まだ、やるべきことが残っている。
    それはお前にしか出来ないことだ。

    幼い頃亡くなった兄との会話。
    ウルウルします。

  • 近年読んだ警察小説の中でも一気に上位に躍り出るくらい面白かったー。思い切り特殊設定の警察ものではありますが

  • 2020/11/2 読了

    ドラマは見ていないが、ラストシーンを大まかに聞いて興味をもち、小説版を読んでみた。
    ちょっと期待しすぎたか…
    全体的に中途半端に感じてしまった。

  • 原案/金城一紀、小説/古川春秋『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査4係』角川文庫。

    なかなか面白い設定とストーリーの警察小説。ドラマのノベライズらしい。

    捜査中に頭部に銃弾を受け、生死の境をさまよい、奇跡的に生還した刑事・石川安吾は死者と対話出来るという特殊能力を身に付けていた。

    都内で発生した男性会社員の惨殺事件を発端に、相次ぐ変死事件は意外な方向へと向かう。石川は変死事件の被害者と対話しながら、鑑識の準キャリア・比嘉ミカと共に事件の謎に迫る。

    強いて言うなら、惨殺事件の犯人が余りに有り得ないというか、現実味が無いというか、もう少しスッキリした犯人像を描いて欲しかった。

  • ドラマの結末に衝撃を受けて、小説の『ドラマとは違う完全オリジナル』に惹かれ購入。ん?小説が先ですよね??
    ドラマ見終わった後なので登場人物はしっかりドラマキャストで再現されました(笑)キャラクターの雰囲気はそのままですごくいいですね。特に主要三人組がわいわいしていて楽しい。
    ドラマは後半に進むにつれて石川の闇落ちと死亡フラグ感ハンパなかったですが、こちらはむしろいい終わり方。なぜドラマはああなったのか…(笑)border感は確かにドラマに出てますが。
    初めて読んだ作者でしたが、状況やアクションの表現もくどく無く、読みやすいので脳内再生しやすかったです。ほぼ一気読みしました。

    ドラマで不完全燃焼…というかハッピーエンド主義なので別の終わり方が見られて良かったなーと思いました。
    そんな方にオススメです。

    まあ…この話の後にあのドラマのオチがあるって言われたらそれでおしまいなんだけど(笑)

  • 『SP』、『CRISIS』の金城一紀原案脚本のドラマ『BORDER』、あの衝撃作の小説オリジナルストーリー。
    ドラマを見たのは結構前だが、死者との対話を「コネクト」と呼んだりと、ちょっと主人公・石川の能力者感が強調されてる感じがした。あと、比嘉の可愛さもね。この二人の背景(過去)も補完(ドラマで説明されてたっけ?忘れてしまった)。
    「あなたを殺したのは、誰ですか?」というセリフも小説だからこそのインパクトと文字映え。
    抜群に面白いダーク・サスペンスがここにある。

  • 2022.01.15読了。

    頭に弾丸を受けて生死の境を彷徨った警視庁捜査一課の刑事・石川安吾。奇跡的に回復し、再び現場に復帰した彼は、死者と会話できるという特殊能力を身に着けていた――。その特殊能力を駆使して事件を解決していくという警察サスペンスミステリ。

    小説:古川春秋/原案:金城一紀

    テレビドラマにもなった作品とのこと。
    GOの時代から金城氏の小説は全て読んでいた為、本作も手に取ってみました。

    文体としては確かに読みやすいが、なんというか尻切れトンボで深みは無い印象を受けた。

    結局、鬼の正体も分からないし、比嘉の生と死の境界線に関しても話が膨らまず。。。

    立花雄馬と石川安吾と比嘉ミカの3人がそれぞれ活躍するのかと思ったら、石川と死者がメインというところも少し単調に思えた。

    とはいえ、金城一紀原作ということで面白いは面白かったです。

  • 超久々の金城一紀。
    厳密には原案だけみたいだけど。

    文体とかストーリーが肌に合うのか、ひっかからずにサクサク読めてそれなりに満足感もあって。
    ただ、目新しさは感じないかな。あぁ、そうくる?みたいのを求めるとちょっと足りないと感じるかも。

  • 小栗さん、青木さん、波瑠さん、遠藤さんのあのドラマ…凄く好きでした。小説はドラマには出てこなかった話したので、楽しみながら読めました。またドラマが見たくなりました^^

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著者プロフィール

1977年熊本県生まれ。2012年『ホテルブラジル』で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。IT企業に勤務するかたわら、執筆活動を続ける。
著書に『エンドロール』、『二十八日のヘウレーカ! または教育実習生加賀谷貴志は如何にして心配するのを止めて教職を愛するようになったか』、『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(原案:金城一紀)などがある。

「2019年 『暗殺日和はタロットで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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