吉祥寺よろず怪事請負処

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 304
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041014042

作品紹介・あらすじ

保の家は、由緒正しき庭師の家系。大叔父が営むガーデンショップ「栽-SAI-」に居候しながら大学に通っている。そんな彼に、大学の先輩・香澄から「木を守ってほしい」との依頼が…。香澄の祖母が大切にしている梅の木を伐ろうとすると、不吉なことが起こるというのだ。それを解決してくれるのは、住み込みの無口でクールな庭職人・啓介。保の兄のような存在である彼は、なんと現代に生きる陰陽師だったのだ-。怪事の裏に隠された、人やあやかしのさまざまな"想い"を解き明かしていく、ちょっぴり怖くて、とっても優しい連作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 読書記録です。まだの人は読まないでね。

    主人公のおとぼけぶりと、おばちゃんでも守ってあげたくなるようなノーテンキぶりに、けっこう怖いことが書いてあるのにそんなに怖いと思わずに読めました。
    4話の短編集です。「おんみょうじ」を漢字に変換できずに聞き流す主人公は、これからもずっと転びまくりそうだ。

  • 知らなくていいことは知らないままで、直感にしたがって君子危うきに近寄らず
    なのかな

  • 居候先の家は、庭師。
    それだけだと思っていたら、実はそうでもなさそうで。

    うっかりと知らない世界にこんにちは、という状態。
    今までそうと知らずに生きてきたなら
    徐々にとは言え、びっくりな世界です。
    しかも実害あり。
    怖くても詳細を聞きたくもなります。

    徐々に明かされる、人の背景。
    しかし本人達は、それがどうした状態。
    仕舞には、さらに妙な(?)人が増えてきてますし。
    主人公の立場から言ったら、説明を! と
    叫びたくて仕方がありません。
    見てる分には「さあ?」と言われてるほうが
    面白いですがw

    祓う、のではなく、意識をそらさせるだけ。
    そうそう、害があるから、だけの理由で
    全部を排除してません。
    なので、正体(?)が分かるだけ。
    起承転結が欲しい人は、それだけ!? と
    言いたくなるような連続短編、です。

  • 面白かった!庭職人と陰陽師が上手くマッチしてる。木は怖いのありそうだもの。

  • 現代の陰陽師モノ。主人公がもう少し突っ込んで行ってもいいかな?

  • 庭師と陰陽師
    案外、需要ありそう

  • 近くの吉祥寺が舞台、気になる陰陽師ネタということで面白かった。

  • ちょっぴり怖い「庭師×陰陽師」物語。

    続きそうな予感。。。

  • 【図書館本】うーん……。何か物足りないのは期待しすぎたからかな? あまりあやかしあやかししてなかったし、主人公好かれ巻き込まれるだけで何も出来ないし、陰陽師もそれっぽいことあまりやらないし……。
    ただ、久世兄弟は好きだw 弓弦くんと付き合うの大変そうだけど、それはそれで楽しそうw
    これはシリーズとして続くのかな? もう少し様子を見てから購入検討しようと思う。

  • めっちゃ面白かった〜!続きが気になって気になって仕方がないので、早く続編出ないかな。

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著者プロフィール

東京都在住。2000年9月『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』で作家デビュー。02年1月に発売された『少年陰陽師 異邦の影を探しだせ』より「少年陰陽師」シリーズがスタート。累計550万部を超える大ヒット作となる。その他に『陰陽師・安倍晴明』シリーズ、『吉祥寺よろず怪事請負処』シリーズ(いずれもKADOKAWAより刊行)など。

「2022年 『シャーロック・ホームズを読んだことのない俺、目が覚めたらコナン・ドイルでした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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