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- Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041014110
感想・レビュー・書評
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2014年10月15日読了。
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恐るべき用意周到な知能犯のサディストにして、コンピュータの天才的なスキルを有し、銃器の扱いにも熟練している上、異常性欲の対象が「小児性愛」という歪んだ己の欲望を満たし実現させる為には例えどんな労苦も物ともしない激しい執着心を持つ、という、まさに現代社会が生み出した絶対的邪悪な怪物= “公爵(デューク)” が登場する、米社会の闇を活写する犯罪小説の1つ。
これがフィクションとしての処女作、というのが信じられないほど、作者の力量が途轍もない。
かつて誘拐~監禁され何年にも渡って性的に肉体的に陵辱され虐待され続けてなお、奇跡的に救出された少女が主人公となり、重いPTSDに現在も悩まされ続けている中で、公爵の起こした「連続少女誘拐事件」へと立ち向かっていく成長した姿(精神的には、今回の事件を通してようやく成長していくもどかしさも)が希望であり、頼もしい。
解説によれば、実在の事件の被害者がこの作品の主人公リーヴのモデルであり、そんな彼女へのエールの意味も込められているそうですが、やたら重いテーマをてらいなくエンタメ小説の中に収めて、読みづらくなることも無く一気読みさせるパワーを確実に持っている力作♪でした。 -
2014/6/10このような事が日常で起きていること事態が驚き。