- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041014370
作品紹介・あらすじ
内閣情報調査室の磯貝竜一は、米軍基地の全面撤去を前提にした復興計画が進む沖縄を訪れた。だがある日、磯貝は台湾マフィアに拉致されそうになる。政府と米軍をも巻き込む事態の行く末は? 傑作長編小説。
感想・レビュー・書評
-
3.6
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
奏者水滸伝シリーズみたいなテンポのある話かと思えば、意外にも重かった。
-
米軍基地の全面撤去を前提にした沖縄の復興計画に従事する内閣情報操作室の磯谷竜一は沖縄出張時に知事補佐官の比嘉と出会う。比嘉は、筋金入りの沖縄独立論者と噂される人物。彼の動向に興味を抱き始めた途端、地元のやくざも巻き込んだ台湾マフィア間の抗争が勃発。沖縄に一体何が起きようとしているのか?そしてその真相に迫る磯谷の身に忍び寄る危険とは。。特徴は、規制緩和、行政改革、海外資本の積極的な活用等現在日本が抱えている課題に対する解決策を、沖縄の基地問題に絡めて壮大なる検証を本小説に盛り込んだ事であろうか。犯罪小説に欠かせない、スリルと謎解きも同時に楽しめる二度おいしい作品ですよ~。
-
自治省出身の若手キャリアの成長もの&サスペンス。舞台は沖縄。中国に遠い、近い二つの台湾マフィアの暗闘。米軍(CIAのエージェント)がからむハラハラする展開。沖縄の置かれた微妙な歴史の流れを知ることができた。
-
挑戦されたが 正直 面白くなかった。最近 この作者の作品を読みましたが 余り面白く無い。
-
異色作。想像していたものとは違ったが嫌いではない。
-
官僚モノってなぜか面白い。
-
この作品は 合わなかった
いつの間にか本に先を読まされる あの感じがなかった -
978-4-04-101437-0 390p 2014・10・25 3版
-
今野敏にしては異色の作品であるが、好みではない。アクションでもなければ、ピカレスクでも、警察ミステリーでもない。強いて言えば、政治サスペンスか。
沖縄を舞台に内閣情報調査室のキャリアを主人公にした何とも中途半端な作品だった。
今野敏の作品でハズレは珍しい。