- Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041014424
作品紹介・あらすじ
ヨーロッパの辺境、荒れ果てた城に住むドラキュラ伯爵。彼は昼に眠り、夜は目覚める吸血鬼であった――。人の生き血を求め闇を徘徊するドラキュラ伯爵。不死者と人間の闘いが、いま始まろうとしている……。
感想・レビュー・書評
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吸血鬼に関する小説を読もうと思ったら、絶対に外せない一冊。文体は少々硬く、ページ数もかなりあるので読了に時間がかかったが、その分読み応えはあり。ドラキュラ伯爵がちょこちょこ主人公たちの周りに現れるのが少し怖かった。
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色々な作品に吸血鬼やドラキュラは出てくるが、その中で最も有名であるこちらの小説を初めて読む。
書簡体を用い600ページを超える長丁場ながら飽きさせないストーリー、当時の東欧と西欧の文化や風土の違い、そして終盤にはドラキュラ伯爵を追う事で当時の交通手段なども堪能出来る。
共に戦う仲間は勿論の事、セワード医師が担当する患者レンフィールドもなかなか強烈なキャラクター。
冒頭ジョナサンが語る東欧の描写、最後に伯爵が見せる顔。最初から最後まで魅力的な描写で綴られている小説だった。
それはそうと、対吸血鬼では十字架やニンニク以上に聖餅が重要なアイテムなんだな。 -
『娯楽』★★★★★ 10
【詩情】★★★★☆ 12
【整合】★★★☆☆ 9
『意外』★★★☆☆ 6
「人物」★★★★☆ 4
「可読」★☆☆☆☆ 1
「作家」★★★★☆ 4
【尖鋭】★★★☆☆ 9
『奥行』★★★★★ 10
『印象』★★★☆☆ 6
《総合》71 B- -
【G1000/15冊目】なるほど、原書はこうなっているのですね。派手な動きこそそれほどないものの、自分の身の回りに次々とドラキュラの魔の手が伸びてくる恐怖感と焦燥感が話に緊迫感を与えています。確かにあっけないといえばあっけないのですが、それが却って「本当にこれで良かったのだろうか?」という読後感を与えています。ラストシーンがGalatiだったのも個人的に少し思い入れのある場所。
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大方の粗筋は知っているけれど読んだことはなかった本。
読んでみたら日記や手紙で話が構成されていて面白く、飽きずに読めました。 -
図書館の新書コーナーにあったので借りた。
爽やかな登場人物と、美しくて聡明なヒロインの出てくる冒険活劇という感じ。
ハラハラして、楽しめる。