見仏記 メディアミックス篇

  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 79
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041014592

作品紹介・あらすじ

仏像めぐる仏友二人の旅シリーズ最新刊は、人気番組『新TV見仏記』の裏側を明かす初めてのメディアミックス版! そしていつもの二人旅は広島へ……次々と起こる奇跡とは! 仏像大使としての活躍も大紹介!

感想・レビュー・書評

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  • 長くユルく続いているシリーズだけど、みうらじゅんさんの濃そうに見えて何が濃いのかはよくわからないキャラと、いとうせいこうさんの巧みな文章が仏と同等なくらいこのシリーズのキモなのでしょう。ハマりますね。

    今回はこの本を読んで尾道に行きたくなりました。
    福山には何度か行っているのに、尾道の寺社巡りは家族が20年前に一度やったくらい。
    瀬戸内の景色は大好きだし、コロナが落ち着いたら是非行きます。
    このシリーズってけっこう観光の刺激にもなっているよね?

    みうらさんといとうさんがお年を召してきて、長くこの世に存在している仏像さんたちと我ら人間との時間の流れは異なっていることがよくわかります。
    仏像にハマる1要素として、長い年月を人々の信仰とともに在り続けているというところもあるのかもな…。

  • <目次>


    <内容>
    ずいぶん久しぶりに読んだ。2015年刊の「メディアミックス篇」。関西テレビのテレビ版「見仏記」を、本と同時中継しようという試み(途中の広島編はミックスしてません)。テレビなので、すべてが御膳立てされ、2人が苦労するところは一切なく、仏様も一般の方が見られないものや見られないところまで入っているのでうらやましい。いとうさんの文は、まったりしているようで的確なので、行ってみたくなるが、そこまでは見れないんだろうな、とちょっとがっかりもする。一方で従来版にあたる広島編は、行き当たりばったりのふれあい旅となっており、こちらはこちらでうらやましい。

  • すごい表紙
    胡座のみうらじゅんさんの頭上に、これまた胡座のいとうせいこうさんが逆さまに!しかも、まるで磁石の同極同士のようで、これ以上二人の頭が近づくと反発し離れていってしまうという微妙な距離感を保ち。仏友のお二人の関係を端的に表現されていると思います。

    恐るべきは、何気なくこの本を逆さまにして見てみると、なんと!みうらじゅんさん浮遊してます。間違いなく逆さまになって浮遊してます。 曼陀羅の宇宙です。

    ってこんなもんかな。

  • 仏像めぐる仏友二人の旅シリーズ最新刊は、人気番組『新TV見仏記』の裏側を明かす初めてのメディアミックス版! そしていつもの二人旅は広島へ……次々と起こる奇跡とは! 仏像大使としての活躍も大紹介!

  • 仏像に造詣が深いふたり。(特にみうらじゅん)
    お互いの両親とも面識がある仲良しのふたり。
    なんか見覚えのある初老?の男性がと思ったら、それぞれの親に驚くほど似てきていたいうエピソード。笑った。
    (多分、歩き方とかたたずまい)

    文がいとうせいこうで、絵がみうらじゅん。精緻な仏像の絵
    こんなに絵が上手かったのね。
    仏像にはあまり、興味がない私にはふたりがお昼に何を食べたかとか、バスの中の会話などが面白かった。

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著者プロフィール

1961年生まれ。編集者を経て、作家、クリエイターとして、活字・映像・音楽・テレビ・舞台など、様々な分野で活躍。1988年、小説『ノーライフキング』(河出文庫)で作家デビュー。『ボタニカル・ライフ―植物生活―』(新潮文庫)で第15回講談社エッセイ賞受賞。『想像ラジオ』(河出文庫)で第35回野間文芸新人賞を受賞。近著に『「国境なき医師団」になろう!』(講談社現代新書)など。

「2020年 『ど忘れ書道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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