シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と緋の争乱 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.90
  • (18)
  • (29)
  • (19)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 265
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041015285

作品紹介・あらすじ

ようやくアンが手にした一握りの銀砂糖は、妖精王以外には渡される事のない特別な物だった!!次に手に入る機会は千年後、無くせば人間は永久に銀砂糖を失ってしまう。しかし、それを敵対するラファルに奪われてしまい!?アン達は、妖精と人間が共に暮らせる未来のために動きだすが-!?恋と職人のプライドを賭けて戦う、怒涛のクライマックス直前巻!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ついに最終巻まであと一冊。今回はせっかく手に入れた最初の銀砂糖は幼い妖精王エリルに持ち去られるし、ラファルはこれから平和協定結ぼうとしてるのに人を殺すし、コレット公爵はそれを楯に妖精との契約予定は破棄して危険分子妖精王達を滅ぼそうと仕掛けてくるし、絶対絶命。
    銀砂糖子爵がすべての銀砂糖を使って幸運を招こうとした造形が何だろう?と想像しながら読んだけど、その物が解ったときに、感動を覚えました。なるほどねー。
    これだけ長いシリーズだとダレることも多いけど、問題おこって数冊で一度解決していくスタイルと、全体を通して社会的構造を根底に含んだ話の流れが飽きずに読ませてくれた。社会的に虐げられた種族(妖精)が人間と同じように生きるようになるために必要なこと。それは戦いでは無理で、じゃあどうする?という問題、深いです。

  • ラファルの思惑にかかり、離れ離れになるアンとシャル。

  • 今までで一番一気に読んでしまったかも。
    さすがに最終巻直前。次が気になって仕方がない。

    三者三葉の妖精王。
    人間と妖精の共存できる世界を目指して悩みながらも
    奔走するシャルがかっこいい。
    それにしても人間王。もうちょっとしっかりしてくれんかなあ。マルグリットがあの場にいなかったらジエンドだったのでは?
    逃亡者となったエリル。とにかくラファルに見つからないように!
    まさかのベンジャミン、ミスリルとの出会い。
    ていうかミスリルは覚えてないんか~い。まあそらそうだな。
    もうそのまま一緒に行動しておいてほしいね。
    そしてラファル。ついにやっちまったな。
    なんだか可哀想な気もするけれど、滅亡するしかないだろう。

    さていよいよ次でラストか。結末を楽しみたいと思います。

  • エリルが心配だったので、立ち寄った場所であの妖精に会えてとてもよかったです。
    王妃素敵でした。

  • ラファルが好き勝手やり過ぎ。
    人間への恨みを募らせ、自分の気に入らない言動をするシャルを困らせるために、妖精狩人や妖精商人、通りすがりの村々を襲っている。
    エリルも何が正しいのか、どうしたいのか、どうなってほしいのか。
    考えることから逃げ、放棄しないでもらいたい。

    シャルは人間王との盟約を成就させるため、薄氷の上を歩くように進む。
    アンも、自分にできることをひたすらやる。
    自分になにができるか、知っている人は強いね。

  • アン頑張れ
    ミスリル可愛い

  • エドモンド二世のはっきりしなさはイライラするけど、マルグリットがいたことによって500年前とはすこしかわったのかも
    一つ一つは頼りないけど、500年前違った変化が起きて、よい方向に少しずつ向かっていると思いたい

  • 何気にすごいなベンジャミン。

  • 番外編の腹黒ベンジャミンは何かの伏線なのでしょうか…?w
    ラストはもちろんハッピーエンドだってわかってるけどヤキモキさせますなぁ。
    そして国王が無能すぎて…!!ww

  • 全体としてはよかったのだけど、駆け足最終回だったなあと。後せめて一巻分は必要だったとは思う。

全22件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三川みりの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×