本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法 (角川oneテーマ21)
- KADOKAWA/角川書店 (2014年9月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041016497
感想・レビュー・書評
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以前は速読を自慢していたのだけど、作者が語っているように、内容を骨肉に出来なければ読書には価値がないと最近わかった。
読書家が読者について語る本は退屈という印象があったけど、本書は「これを読め」というリコメンドではなく、人が本というメディアと向かい合う姿勢が描かれている。
最近の自分を振り返ると、読書の傾向に偏りがあり、やはり自分の分野を限定すべきてはないな、とわかった。時代を超えて生き残っている古典こそ、読む価値がある、とはショーペンハウアーも読書論で語っている。
古典を読んでみよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法。出口治明先生の著書。生命保険会社の創業者で実業家としても大成功されている出口治明先生。大の読書家で本博士、謙虚に誠実に本と向き合っていて、知識自慢や読書自慢とはまったく無縁。凡人は本で学んだ内容を知識自慢としてひけらかしたりしてしまうものだけれど、それでは真の読書家とは言えないのかも。読書家を自称するのなら、出口治明先生のような読書家、本博士を目指したいものです。
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●出口さんの紹介される本は、レベルが高すぎる!
●速読を嫌うなど、読書への考え方は共感できた。 -
本がなくても死ぬことはありません。でも、本がなかったら、人生を楽しむことはできないでしょう。
「ネクタイを締め、正座をするぐらいの気持ちで本を読む」のが出口さんの本に対する姿勢なのだそう。この本を寝転がって読んでいた私は、ちゃんと座り直しましたね…
意外な事に線を引いたり付箋を貼ったりしないらしい。一文一文、一字一句丁寧にに読み込み飛ばし読みもしない。それでもこの読書量。当たり前だけど、レベルが違う。
アウトプットも、もちろん大事。「なぜこの本を面白いと思ったのか」を言語化すると、頭の中に本の内容を取り入れる事が出来るというので、少なくても「ブクログ」は役に立っているのかもしれない。
でも古典を読むのは、やっぱりハードルが高い。
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出口氏の本の読み方、めっちゃ真剣に読んでてすごいなと思った
5ページ読んでつまらなかったら切るというのは、とりあえず読む派の自分には合わないなと思った。
自分が本をどう読んでいるかを考えるきっかけになった -
読書について参考になること多し。
出口さんの読書歴、読書量に驚愕。
でもサイエンス系はあまり読まれないのかな?という印象。歴史と美術関連がお好きのようですね。 -
ほんとにすごい読書家。読んできた本の質が違う。量も違うけど、そのリベラルアーツなどへの造形的の深さにも驚いた。今年は、軽いものだけだなく、読みごたえのあるものも読みたいと思う。分かりやすくて使い捨てのビジネス書だけでは、読書とは言えないと痛感した。
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本書に紹介されているウィンストン・チャーチルの言葉。
『選挙とは、必ずしも信用のおけない候補者たちの中から、相対的に良さそうな人を選ぶ「忍耐」のことである』
不毛な年末選挙を前に、ストンと落ちる名言だった。
著者:ライフネット生命社長
ツイッター:@P_hal -
押し付けがましくないところが良かった。
古典は、ほとんど読んだことがないので、読むようにしたいと思った。
本は人、というところに共感した。
毎日のように本屋に行くことに罪悪感があったが、この本を読んだら、スッキリした気持ちになれた!