俺と部長と大人のおもちゃ (角川ルビー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 79
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041016589

作品紹介・あらすじ

「嘘だ。こんなの媚薬のせいに決まってる…!!」顔だけが取り柄のアダルトグッズメーカー社員の和馬は、一目惚れした美人開発部主任の新美に猛アタックをかけるが、彼の同期のやり手営業部長・九鬼に邪魔されてばかり。そんな折、新美から思わぬHの誘いを受けた和馬は、暗くしたホテルの一室で男と抱き合うが、その相手はまさかのライバルの九鬼部長!?しかも新美に騙されて服用した怪しい薬で昂ぶる体を鎮めるために、九鬼の手で達かされ、初めて奥で喘がされてしまい…!?

感想・レビュー・書評

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  • なんか読んだことあるって思ったけど、読んでなかったみたい。登録漏れかも。同居しちゃえよ〜〜って思う。

  • 小中さんの受は大概性格含めて可愛いんだけど、この本の受ももれなく可愛い!ちょっとクセのあるおバカキャラなんだけど、とにかく微笑ましく、攻が惹かれていく描写が自然に感じられる。受と攻がくっつくきっかけになった脇キャラもよい。
    受が上司含めて周囲の人たちからバカだ…と思われてる様子にクスっとして、小中さんを作家買いしようと思うのはこんなところなんだなと実感した一冊でした。好きだ。

  • お互い恋敵同志がはめられてっていうパターンは面白い!
    最初は自信過剰でおバカなキャラが愛しづらかったですが、後半になるにつれて、しおらしくなって可愛くなっていきましたwタイトル的にゆるいお話かと思ったら、案外キュンとくる切ない話でした。

  • お互いに恋敵だったのに~~~あるグッツのおかげて・・・
    もう、コメディタッチでおもしろすぎ!シリーズならないかなぁ・・・試作品はどんどん作られてくるのだから。

  • イラストが北沢きょうさんだったのでほいほい買ってしまいました。キャラの関係には和馬(美青年ナルシスト)→→→新美(美人な研究馬鹿 ?→)←九鬼(イケメンやり手営業部長)だったのがある日を境に和馬→←九鬼になってしまった感じですかね……。まさにセッ承転結のお話でした。タイトルにおもちゃとかいてあったとおり想像以上の玩具がでてきましたね……。ある意味特殊プレイなのでしょうか。あの玩具は本当にあるのかわかりませんがこれを作者様がお考えになったというのならそれはもう天才か?!と思うレベルです。気になる方は是非お手にとってみてください。

  • (感想)

    同世代にとっては腹立たしいお馬鹿も
    年上からすると可愛く見えてしまうものか…(^^;)

    昔から自分大好きナルシストの和馬が
    仕事場の美人に一目ぼれ(勿論、男!)
    すぐさま告白玉砕ですが、ポジティブ思考の持ち主なので
    それからも新美にあの手この手で告白です。
    そこに登場するのが新美と同期のやり手部長・九鬼。
    なんでもその九鬼は学生時代から新美のことが好きで
    新美を挟んで和馬と火花散らしてます。

    が、その新美に騙されてお互いエッチすることに!!
    それからお話はなんとなくこの2人でくっつくんだろうと
    よくあるパターンを想像してたのですが、
    そこには落とし穴が。
    和馬は当然九鬼を好きになるのですが
    九鬼は新美と付き合うことになった!!
    あらららら…

    ん~和馬切ないっ!
    と思いながらもそのまま終わる訳もなく読んでいくと
    九鬼の方も実はな展開。
    結局新美さんは2人の気持ちに気づいてて
    当て馬的存在をしてくれたのかな?
    くっついた2人は新美のよこす大人のオモチャで
    毎週末お試しされるのでした。

    最後ショートに九鬼目線でのお話が入ってましたが
    和馬が可愛くてしょうがない感じでした。
    九鬼が和馬を甘やかすのは読んでて好き~っ!!
    やっぱり年の差はいいっ!!

  • とても良かった。
    設定も展開もキャラも、奇想天外でくだらなくて納得感もあり心地よく読めて良かった。
    何より受が「アレなこ」なのが良い!

  • はじめはもっとエロい軽い話かと思っていたら、意外と真面目な恋愛話でおもしろかった。
    和馬は自信過剰、自意識過剰なアホだけど、頭は悪くないし根は結構素直。自分でもいろいろ薄々気づいてるけど見ないフリして気持ちを立て直そうとしたり、なんか憎めない。
    アホさ炸裂のコミカルな前半と打って変わって、後半はとても切なかった。
    九鬼に惹かれている自分に戸惑ったりいちいち気になったりする様子が、今までの自信過剰ぶりとは違ってとてもかわいかった。
    ちょいちょい出る和馬の言葉のセンスに笑ってしまった。
    九鬼はハイスペックな攻め。アニキ教はよかった(笑)
    新美はちょっとずるいなー。

  • リーマンもの。医療機器メーカーとは表向きで、アダルトグッズを扱っている会社が舞台だから当然あれこれ期待してしまうわけで。そんな読者の気持ちにもしっかり応えてくれているストーリー。
    見た目はイケてるけど、いつも呆れたことばかりやらかしちゃうとってもアホなリーマン登場。ところが、なぜか途中から彼のことがかわいいかも…とうっかりキュンとさせられるマジックなんですよね~

    自信過剰なナルの和馬は残念な美形で、最初はちょっと痛い行動が目立ちます。自称バイで攻。進学就職の動機もいい加減なんですが、人のことは言えないなとwちょっと共感。

    攻×攻らしいですが、和馬は本人の勉強不足と思い込みからの攻では?と心配になる攻w
    センセの以前の作品で攻×攻がありましたが、あちらに比べるとどうもアヤシイです…
    ほんとに和馬って困ったちゃんでしたね~
    でも、根は真面目で素直で嫌味がないところがいいです。そして異様にポジティブ!そのへんなポジティブさがとってもかわいいな(アホだけど)と最後には思わせちゃうところがすごいです。憎めません!

    和馬の恋敵の九鬼は、とても攻らしい攻。好感度が高かったです。しかし意外にヘタレな面があって、それが誤解とすれ違いを産んでしまいます。アニキって…ww

    一番衝撃的だったのが新美です。きれいで頭が良くて天然なだけかと思ったら、鬼畜すぎるし幼稚な捨てゼリフ吐くしで、幻滅しながら大爆笑です。とんでもなさがハンパなくて強烈印象でした。

    「俺と部長とパンケーキ」は、タイトルみたいにスイートですごくよかったです。和馬がかわいくて、九鬼と一緒にキュンキュンしました。

  • ライバルから恋愛対象にという大変好ましい設定でワクワクして読みました。和馬が異様に前向きでお馬鹿で可愛い。しかし後半はキュンとくる展開。さすが小中さんです。

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著者プロフィール

小中大豆(こなかだいず)・作家・白泉社「指先がすれ違う」にてデビュー・現在、BL各レーベルで執筆中

「2022年 『王さまのがっこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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