災厄

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041016893

感想・レビュー・書評

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  • 20200318 読了
    ☆3.6評価/四捨五入で☆4つ
    覚書
    斯波(しば)茂之&歩美  宮野正彦  田崎新  金平寿一
    楡、家持、伊野塚
    四国~高知県

    8年前から積読本に埋もれていた高嶋哲夫著「首都感染」を
    読んでからこの本を読んだので、つい読み比べてしまった。
    厄災の原因となったものは、テロか感染か。
    あれ?と違和感を感じた事がいくつかありましたが、
    出エジプト記はうまく使われたなと思いました。

    関係ないことですが、三国志2を読了後に「首都感染」を読んだのですが、
    レビューも書いたのに本棚にUPされないのは…何故↑。。

  • テロなのかパンデミックなのか?一つ判断を間違えれば国の存亡にかかわる一大事。だからこそ官僚の方々には国民の代表である責任を持って真摯に事に及んで欲しい。そして私達ももっと真剣に官僚を選ぶべき。最後で、やっぱりこれはテロだったのではないか、と疑問視された所を読んだときちょっと寒気を感じてしまった。現実あってもおかしくない出来事なのが恐ろしい。最近流行っているデング熱ももしかしたらこの類なのか?とふと思ってしまった。

  • 過疎化の進む村で起きた集団死から始まる災厄。
    テロなのか感染症なのか、得体の知れないもの・目に見えないものが故に恐怖が増長する。
    役人の手の平返しにも慄くけど、斯波の考え方・姿勢が変化していく様はとても清々しい。
    災厄の正体は、なるほどっ!と思ったけど、現実で起こったら怖すぎる。。これ以上の災厄が降りからないことを祈ります。

  • 図書館にて借りる。本当にこんな事が起きたらこわすぎる(泣)

  • 突如として四国で発生した集団致死事件を描いたパニック・サスペンス。テロ事件にしては犯行声明がなく、ウイルス由来にしては死亡率が高すぎる。何が元で災厄は発生し、なぜ何の手掛かりもないままに拡がり続けるのか。一見、王道を地で行くエンタメながら、不可能性の高い魅力的な謎に意外な解答が用意され、各所に撒かれた伏線から経路(how)と原因(who)を導き出すスタイルは紛うことなき本格ミステリ。正直、新鮮味皆無な「堂」シリーズよりも、こちらの作風の方が断然合っているんじゃなかろうか。

  • 2014/06/08読了

著者プロフィール

某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本格ミステリの系譜を継ぐ書き手として絶賛を浴びる。他の著書にデビュー作を含む「堂」シリーズ、『猫又お双と消えた令嬢』にはじまる「猫又お双」シリーズ、『災厄』『暴走』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『アールダーの方舟』『不死症』『幻屍症』『LOST 失覚探偵』『死者の雨‐モヘンジョダロの墓標‐』『土葬症 ザ・グレイヴ』『小説 Fukushima 50』『あしたの官僚』『ネメシス3』『楽園のアダム』がある。

「2023年 『WALL』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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