ケダモノとその息子 (角川ルビー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 56
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041017050

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  • 学生時代に親と離別し、1人の明琉を拾って一人前にしてくれたカメラマンの道風。
    やっと思いが通じたかと思ったら明琉をおいて海外へ行ってしまった。5年も経って、もう新しい世界で生きているはずの明琉の前に現れた道風。
    しかもそれは知らなかったとは言え、道風の子供の音緒との行為の最中で…

    天才カメラマンエロオヤジ×寂しがり強がり編集
    元々プライベートで付き合いのある2人が仕事で絡むことで、吹っ切りたい明琉を道風がグイグイ押していく話かな。

  • あれ?てっきり3Pの話かと(笑)

  • 息子いたす寸前で初恋の父親と再会。
    父親の行動は身勝手過ぎる。

  • (感想)

    ズルイ大人(好き好き~っvv)


    かつて行き場のない明琉を拾って援助してくれた道風。
    最初は憧れだけの存在がだんだんと恋になり…
    だけど自分を捨てて海外への仕事へ旅立った。
    それもやるだけやってね。
    そんな男が5年ぶりに帰ってきて、まだ自分を好きだという。
    あの時は明琉のためを思い…って言いながら、
    やっぱり忘れられなかった。
    もし明琉がまだ待っていてくれたら好きだと伝えるために…

    そんなこと言われても腹が立つ方が先にくるよね。
    5年間一切の音沙汰なしで
    最後には明琉に対して「待たなくていい」
    という言葉を残していったのだから。
    道風は長い時間をかけて自分の気持ちに整理をつけ
    明琉の元へ帰ってきたけど
    明琉にしてみれば急に今更という思いの方が前面に出てもしょうがない。
    だけど今だに道風に対して気持ちがあるのが解るから切ない。

    でもこのイジイジ感が凄く好き~っ。
    素直になれば即ハッピーエンドだけど、
    それだと面白くないからね~っ。
    道風からのアプローチもおちゃらけてたりする中に本気の部分もあったり
    そのギャップもいいのだ!!


    ちなみに私はこの本のタイトル「ケダモノとその息子」の
    息子の存在を頭の中でほとんど無視してました。
    なのに「星5」付けてる自分に笑。
    それだけ今現在自分の萌であるズルイ大人と言うことです!!
    そして勝手な話、歳の差カップルと勘違いしながら読んでました。
    実は思ってたよりも若かったらしいこの道風?!
    自分の中では勝手に40代と決めつけて読んでたので
    あとがきで作者の30代という文章にちょっとビックリ…(^^;)

  • あらすじのところに「連載1回ごとにお触りさせて」と書かれていたのでそんな連載1回ごとあんなところやそんなところを触っていたらかなりエロシーンが多く含まれるのではないのか?!と。あとタイトルをみてケダモノ(父親)+その息子×受け、つまり2人から攻められるお話なのかなぁっと勝手に想像していました(笑)それは良い意味で裏切られましたが読んだ後とても満たされたような気持ちになりました。どちらかというとエロシーンは少な目でしたがやはりその分、人間関係やその時のできごと、心境などが多く語られていて良かったです。新たなものに目覚めさせられそうになる1冊でした(笑)

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著者プロフィール

(かわことゆいか)・作家・白泉社にてデビュー後、B‐Prince文庫新人大賞受賞。現在、BL各社で執筆中。

「2022年 『異世界で獣人のつがいになりました』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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