僕だけがいない街 (4) (角川コミックス・エース)

著者 :
  • KADOKAWA
4.27
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本棚登録 : 1846
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041017425

感想・レビュー・書評

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  • 愛されない子供、虐待される子供、死んでしまう子供、そう言う子供たちがいる世界に対して、救われる道はないのか、と考える創作者がたくさんいるから、これだけ漫画の中にも登場するんだな、と思う。現実で救われなかった事件や事故に対して、どうしてだろう、と考えずにはいられないんじゃないだろうか。

  • 4.4

  • 「今からお前の事、誘拐するけどいい?」
    斬新過ぎる誘いの一言ですねぇ。

    最後のリバイバル。もうやり直しはできない。覚悟の末に踏み込んだ一歩でついに大きな変化が―

    それにしてもケンヤがキレ者すぎてちょっと怖いw 本音を言うと、2割くらい犯人(もしくは共犯者)じゃないかと思ってましたw そのくらい子供離れした洞察力と行動力の持ち主ですね。
    とはいえ、今巻でのやり取りでその可能性はほぼ無くなったと見えます。ある意味、彼も彼なりに子供だった、というか…。

    悟は本来大人であり、その思考・知識に基づいて行動をしています。しかし、読んでいる最中はそういう印象はほとんどなく…これはそういう設定が上手く描写されていないのではなく、実の所、大人と子供の行動なんて大差はないという事なのかも知れません。
    だからこそ、覚悟と信念さえあれば子供だって凶悪犯に立ち向かえる(かもしれない)。
    ギリギリの境界線を歩きながら、投げ出さずに最善を尽くせば、大切な人が救える…とても素晴らしい事です。

    そして「隠れ家」が醸す仄かな少年時代の冒険心が酷く、染みます。
    これこそ子供にできる最大の冒険であり努力。…だからこそ、これ以上の手がないからこそ、次の一手は直球勝負に踏み切れたのでしょう。
    やはり、一生懸命さや必死さは状況の打開に結びつくものなのだな、と。

    それから。
    地味ではありますが、犯人への憤りや加代の母への怒り等、理不尽に対して素直に反発できる辺り、やはり悟は「正義の味方」になれる人なんだなぁと思うのでした。



    それにしても、「…あたし邪魔だべか?」なんて言わせちゃう空気を醸す小学生、ヤだなぁw

  • 終わった....のか?

    いや終わってはいないんだろうなぁ。そもそも真犯人は捕まっていないわけで。この後は現在に戻るのだろうか、だとすると過去を変えたことで現在はどうなっているんだ?

    話も面白いし個々のエピソードや登場人物がとても魅力的。なんというか「良作」って感じ

  • 加代、一応助かったけど…あの先生をどこまで信用していいのかわからないコマがありますよね。
    まだ一筋縄でいかない予感…。

  • いい方向に向かってる。
    でも後が怖い気がする。何か起きそう。

  • 逮捕された瞬間、悟に【再上映】が起きる! その結果、再度1988年へと舞い戻ることに。今度こそ失敗しない、雛月を救う! 強く誓う悟であったが、戻った先で見たもの…それは同級生・ケンヤの冷たい眼差しで! ?

  • 雛月は助けられたが真犯人は誰なのかわからない巻

  • やった! ……のか? まだ問題も謎も山積み、それでも小さな成功はすでに感情移入しきっていたので素直に嬉しい。初めて「子供にできる事」を超えた解答を出せたのは(中身は大人なのになんだが)悟の大きな成長なんだろうなあ。

  • ハラハラ続きが気になる

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著者プロフィール

北海道出身、千葉県在住。第40回「手塚賞」佳作。第41回「手塚賞」準入選。1995年「アフタヌーン四季賞 春のコンテスト」準入選。代表作は『カミヤドリ』(角川書店刊)、『鬼燈の島』、『魍魎のゆりかご』(スクエア・エニックス刊)など。

「2022年 『夢で見たあの子のために (11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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