- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041017647
作品紹介・あらすじ
今年デビュー10周年を迎える真山仁が『ハゲタカ』の前年に発表した幻の処女作、ついに文庫化! 破綻の危機に瀕した大手生保を舞台に人びとの欲望が渦巻く大型経済小説。真山仁の全てがここにある!
感想・レビュー・書評
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読み進んでいくうちにだんだんわかってきたような気がするんだけど、今ひとつ十分に理解できたとは言えないので、きっともう一度読み直すことでしょう。
真山仁さんの作品に浸り切っていくと、なんだか経済通のような気分になるから不思議です。実際には何にもわかっちゃいないだろうけれど、わかったような気になれるだけでもなかなか楽しいものです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
キャラが立っていて面白かった。
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金融って難しいな。
そして生々しいな。
自分の会社を情熱を持って支えられる。
素晴らしい。
羨ましい。 -
ドラマ性に欠けてイマイチ盛り上がらなかったかな。普通。
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真山仁は初読、こちらは著者のデビュー作である。破綻寸前の保険会社が、外資保険会社に救済されるまでを読ませる。経済小説にありがちな、社内の派閥争い、他社との駆け引きなどの印象は薄い。保険会社が本来あるべき姿を忘れた先には、加入者(契約者)の不幸がある。資本主義経済の行き着く先に明るい未来はない。
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自分が売る商品、会社への矜持を持って仕事ができているか、自分に問われているようだった。
仕事だから仕方なくではなく、恥ずかしくない仕事をしたい。できるための能力をつけたいと思わされた。
保険の知識、業界の歴史の勉強になった。 -
久しぶりの真山仁。感情移入してしまう。クソばっかりだな。